追悼のざわめき
2007年11月22日 (木)
わたしが汚されてゆく 死をこえたやすらぎの海で
“追悼はフィルムじゃなきゃだめだ”とか“デジタル化計画絶対反対”という、インターネット上の反対運動を尻目に、着々と準備が進む販売促進・・・。また、故・寺山修司氏に、「映画になったら事件」と言われた、インディペンデント映画の極北、『錆びた缶空』『豚鶏心中』の松井良彦監督作品『追悼のざわめき』がついに、デジタル・リマスター版で、12月21日に緊急リリース!あなたも、この「伝説」の生き証人に。
legend
2004年5月7日、東京中野にあるミニシアター「中野武蔵野ホール」が閉館した。 同館最終上映21時からのプログラムは、『追悼のざわめき』。80席に満たない劇場が発行した入場整理券は、200枚を超えた。 異例の“ダブルレイトショー”。最終回、上映開始は24時。終映は26時30分。 最終上映が終わると、出口に待ち構えていた監督の松井良彦が、観客ひとりひとりと握手を交わした。 彼を取り囲む人垣は、27時を過ぎても消えることはなかった。
1988年5月に初公開されて以来、『追悼のざわめき』は、毎年のようにこの劇場で上映されてきた。 公開に先立つ試写会では、賛否が激しく対立した。小人症の主人公たち、兄にレイプされ死にいたる少女、その妹の腐乱死体をむさぼり食う兄、 舞台は、猛々しいヤクザが支配する大阪のアンタッチャブルな寄せ場「釜が崎」・・・。あからさまな差別や偏見にまみれ、それぞれの閉ざされた苦境の中で、懸命に生きようとする登場人物たちの絶望と破滅が描かれていた。
85年のトリノ国際映画祭に出品を予定されながら、イタリア税関でストップ。86年には、香港での日本映画祭に招待されながらも、同じく税関ストップ。試写を担当した映写技師が、嘔吐するという「事件」まで引き起こした。
映画誌「イメージフォーラム」(1988.6月号)では、 おすぎが「とにかく汚らしい」と吐き捨てるようにののしる。 同人誌「シネマ・エデン」では、本作を19回見た編集者・三谷みどりが、「私は『追悼のざわめき』になりたい。」という表題で、恍惚としたオマージュを書きつづる。
超満員の劇場では、開映後20分を過ぎたあたりから、気分を悪くした観客が続々と席を立つ。「最低!」と「最高!」、交錯する反響が伝説のカルトムービーを産み出した。
撮影開始から24年、公開から18年、聖地「中野武蔵野ホール」の閉館から3年・・・。 かつて、『追悼のざわめき』が描いた寓話の世界が、今、現実のものとなっている。 意味不明な残虐犯罪の続発、親殺し、子殺し、兄妹殺し・・・。『くりいむレモン』『僕は妹に恋をする』など、当たり前のように描かれる近親相姦・・・。
時代が『追悼のざわめき』に追いついてきた。『追悼のざわめき』は、過去のものではない。 今の現実に潜むやみがたい狂気へのレクイエム、究極のハードコア・ファンタジーとして甦る。
バージョンは、傷だらけの16ミリフィルムではなく、ニュープリントからのHDテレシネ。音響は、オリジナル音源からのデジタル・リマスター。
本作に熱烈な共感を寄せていた、ミュージシャン・上田現が書き下ろした楽曲が追加され、鮮烈な描写が、暴力的なほど鮮明なハイビジョン画像とデジタル音響で襲いかかる。
ここに「伝説」の新たな1ページが開かれる。
STORY
大阪・釜ヶ崎、若い女性たちの惨殺事件が続発する。被害者達は下腹部を切り裂かれ、その生殖器が持ち去られていた。犯人は、廃虚ビルの屋上で暮らす孤独な青年、誠(佐野和宏)。
彼は、菜穂子と名づけたマネキンを愛し、愛の結晶が誕生することを夢想していた。次々に若い女性を惨殺し、奪った子宮を菜穂子に埋め込み、そして、愛した。やがて、彼女に不思議な生命が宿りはじめ、様々な人間が廃虚ビル=「魔境」へと引き込まれていく。
現実の町並みは、いつしか時間間隔を失い、傷痍軍人病や浮浪者など、敗戦直後を思わせるグロテスクなキャラクターが彷徨しはじめる。純粋に、二人だけの世界で生きていた幼く美しい一組の兄と妹(隈井士門、村田友紀子)。彼らもまた、菜穂子がいる廃虚へと導かれてゆく。幼い妹は、菜穂子に母の面影を見る。兄は、その姿に、激しく性を感じる。
その時、廃墟ビルに引き込まれた人々に残酷な運命が訪れる・・・。
Comments
「自分はいったい、何を見せられているのか?」 強烈な臭気の中で、聖なるものがかいま見える。 これは悪夢なのか、それとも奇跡の神秘体験なのか。
乙一 (小説家)
松井監督ご本人のやわらかさと、内面に隠し持っている“男”という本当の感性。人間という、本能。この作品を拝見して、私は松井良彦というひとに、もっともっと触れたくなった。
魚喃キリコ (漫画家)
今回初めて見たのに、ひじょうに懐かしかったです。今から20年以上前、1980年代の自分の「下半身の実感」がまざまざと甦り、自分の原点を見る思いがしました。
会田誠 (ヘンタイ美術家)
長い封印を解かれ、ついに皆と、 あの「追悼〜」の世界を共有できるのかと思うと・・・どこかに放火してやりたくなる。
中原昌也 (ミュージシャン・作家)
手加減というものを知らない残酷で美しいざわめきが視覚、聴覚をぬけ全身に響きまくりました。この響きはしばらく体に残ります。覚悟して観た方がいいです。
山下敦弘 (映画監督)
面白い/つまらない、好き/嫌いなどといった些末事とは無関係に、必然性によって のみ屹立していて、それ故に一人でも多くの人間によって見られ、結果として圧倒的 に賞賛されるべき、あるいは激しく罵倒されるべき。これはそんな映画である。
品川亮 (STUDIO VOICE編集長)
『追悼のざわめき』が、映画史に刻まれた日。 私は、中野武蔵野ホールの椅子から立ち上がれなかった。 映画史に残る作品にリアルタイムで出会うチャンスなんて。ないと思っていた。 映画の神様には、会ったことがある。落ち込んだときは、『追悼のざわめき』を観ると言っていた。
矢崎仁司 (映画監督)
STAFF
監督:松井良彦
音楽:菅沼重雄、上田現
CAST
佐野和宏、仲井まみ子、隈井士門、村田友紀子
大須賀勇、日野利彦、白藤茜、皆渡静男、高瀬泰司・・・
4 松井良彦
4 佐野和宏
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