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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - Nov 18th, 2007 -

Tuesday, November 20th 2007


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 
 
 
  Nov 18th, 2007
 
 

Bob Dylan & The Band “You Ain’t Goin’ Nowhere” 2.39
Bob Dylan & The Band CD Dylan/Sony SICP1553-5 所収

  ディランの「ベースメント・テープス」の制作背景に関する本「Million Dollar Bash」を先日読み終えたところですが、録音についての詳細を読んでいるうちに久々にその音源も聴きたくなりました。これはついこの前発表されたディランのボックス・セットにも収録されていますが、おそらくボブがあの有名なオートバイの事故の後、療養中に作った曲でしょう。
 
 
 

Bonzo Dog Doo-Dah Band “Death Cab For Cutie” 2.52
Bonzo Dog Doo-Dah Band CD Gorilla/Liberty TOCP70331 所収

  ボンゾー・ドッグ・バンドといえば、知る人ぞ知るイギリスのエクセントリックな世界のグループ。本国でもカルト的な人気の人たちでしたが、日本ではかなりマニアックなものなので、彼らの5作品が先日紙ジャケットのCDで再発されたことを知って驚きました。説明のしようがない音楽ですが、この曲だけ聴いたらオールディーズをやっている人たちと勘違いしかねないでしょう。
 
 
 


Rosanne Cash “Black Cadillac” 3.44
Rosanne Cash CD Black Cadillac/Capitol 9463-48096-2 所収
※ダウンロードは Rolling Stones Original に収録

  ジョニー・キャッシュの娘ローザンは2003年の数ヶ月の間に両親を2人とも亡くしました。今52歳の彼女は脳の手術のために入院していますが、さほど危険な状態ではないようです。その前は最新アルバムのプロモーションのためのツアー中でしたが、そのアルバムはジョニーの死をテーマにしたものです。タイトル曲に出てくる黒のキャディラックは霊柩車のこと。
 
 
 

Burning Spear “Marcus Garvey” 3.20
Burning Spear CD Marcus Garvey-Garvey’s Ghost/Island PHCR4736 所収
※ダウンロードは Reggae Greats に収録

  バーニング・スピアことウィンストン・ロドニーは本国ジャマイカの政府から、音楽文化への貢献を理由に勲章を授けられました。彼が最初に話題になったのは75年の名作「Marcus Garvey」でした。西半球のアフリカ系の人々にアフリカ回帰を提案したガーヴィー氏は特にジャマイカでは英雄扱いを受け、ラスタの動きとも深く関係しています。
 
 
 


Scott Fisher & 1 a.m. Approach “State of Mind” 3.48
Scott Fisher & 1 a.m. Approach  CD Step Into The Future/Sandfish DDCF6001 所収

  リスナーの方に薦められたアメリカの若い歌手です。ちょっとメッセージ性のある曲を選びましたが、今どきこういう純粋な発想を持つ歌手がいるのは嬉しい。
 
 
 

Sharon Jones & The Dap-Kings “100 Days, 100 Nights” 3.43
Sharon Jones & The Dap-Kings 100 Days, 100 Nights/P-Vine PCD93008 所収

  58年生まれのジョージア州出身ソウル歌手です。しかし、彼女がデビューしようとした70年代後半、ソウルは既にディスコに変わりつつあったので、長いことゴスペルを歌っていた彼女が本格的なレコード・デビューをしたのが90年代でした。とにかくこのアルバムは本物です!
 
 
 

Gary Brown “Louisiana 1927 - vocal & sax” 3.25
Gary Brown CD Comin’ Home/Gabbro 015 所収

  ニュー・オーリンズのサックス奏者ギャリー・ブラウンは70年代にはアラン・トゥーサンがプロデュースしたセッションでよく起用されていました。ハリケーン・カトリーナで全てを失った彼は今テキサス州オースティンに住んでいるようですが、このアルバムのタイトルComin’ Homeは故郷への帰還願望を表したものでしょう。ここで紹介する曲Louisiana 1927はランディ・ニューマンが70年代に作ったもので、1927年に起きたミシシッピー川の大洪水をテーマにしたものですが、カトリーナの犠牲となったミュージシャンたちが最近よく取り上げています。
 
 
 

Browning Bryant “Leave The Rest To Molly” 4.00
Browning Bryant CD Browning Bryant/Reprise-Vivid Sound VSCD3360 所収
not for sale

  同じギャリー・ブラウンが70年代にスタジオ・ミュージシャンとして参加した作品、やはりアラン・トゥーサンがプロデュースしたものです。ブラウニング・ブライアントは当時17歳だった白人の少年でしたが、彼の爽やかな歌声はトゥーサンのサウンドに実にぴったりでした。74年に出た時は全く注目されずに終わってしまったのですが、嬉しいことに日本でCDとして再発されました。これは大推薦です。
 
 
 

Mayra Andrade “Lua” 3.07
Mayra Andrade CD Navega/RCA Victor 88697105642 所収

  カボ・ヴェルデ系の若い女性歌手、マイラ・アンドラージはルックスもいいし、声も色っぽいし、サウンドはヨーロッパとブラジルとアフリカが適度に気持ちよく混ざったモダンなものです。いいね、これ。
 
 
 

Paulina Lerche “Touko” 4.33
Pauliina Lerche CD Malanja/Tobasis WSCT 11005 所収

  フィンランドのアコーディアン奏者パウリーナ・レルヒェは来日中、最後の公演は18日の午後3時半から中目黒の楽屋(らくや)です。
 
 
 

Average White Band “Put It Where You Want It” 5.13
Average White Band CD Live On The Test/MSI MSIF3232 所収

  AWBも間もなく来日します。今度はコットン・クラブとブルーノートの出演です。これは彼らのデビュー作(73年)からの曲、クルーセイダーズの曲に歌詞を付け加えたものですが、イギリスのテレビ番組Old Grey Whistle Testに出た時のライヴ・ヴァージョンを紹介します。
 
 
 

Gonzalo Rubalcaba “Santo Canto” 7.53
Pauliina Lerche CD Paseo/Blue Note TOCJ66245 所収

  最後にやはり来日公演が間近のキューバ人ジャズ・ピアニスト、ゴンサロ・ルバルカバ。
 
 
 
 
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