キッチュな、ふせえり。

2007年11月9日 (金)

ふせえりって、どんな女性？

本名：布施絵理（ふせえり）

生年月日：1962年9月16日
出身地：東京都
身長：157cm

1985年に、シティボーイズ、竹中直人、中村有志によるお笑い演劇ユニット「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」旗揚げに参加。その後、宮沢章夫主宰の劇団「遊園地再生事業団」、住田隆とのコンビによる、「新生ビシバシステム」にも参加。

ここからは、彼女の出演作品をナビゲート。

NHK

『土曜特集』『忍たまがやってくる』『真・真夜中の王国』
『おーい日本』『Weekend Joy』

日本テレビ

『THE NEXT金曜ロードショー映画楽園シネパラ』

TBS

『温泉へ行こうシリーズ1～3』『昔の男』
『デカメロン』『東京イエローぺージ』

フジテレビ

『ナースのお仕事3・4』『演技者～いい感じに電気が消える家～』『幸せつくり』『ヘルプ』『幸福の予感』

テレビ朝日

『時効警察』『帰ってきた時効警察』

映画

『普通の人々』『江戸川乱歩の陰獣闇の脅迫者』『3-4×10月』『友子の場合』『トリック』『花とアリス』『イン・ザ・プール』
『亀は意外と速く泳ぐ』『タイヨウのうた』『ダメジン』
『悪夢探偵』『図鑑に載ってない虫』

舞台

『ビシバシステム7～10』『ヘビナ演術協会1,2,3』
『こわれゆく男 (竹中直人の会第4回公演)』
『シティボーイズライブ～ゴム脳市場～』『ヒネミ』
『ウレタン』

今思い返してみると、彼女とのファーストコンタクト（勝手にですが）は、『温泉へ行こう』シリーズで、どこかの旅館の、仲居さんの中の一人として、演じられているお姿を拝見した時。当時のわたしは、彼女の存在を把握していなかったもので、「ちょっとおもしろい女優さんだなあ」くらいにしか思っておらず、お名前も、存知上げなかった次第。

なので、「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」、「遊園地再生事業団」、「新生ビシバシステム」の時の彼女も、全て見事にスルーしてしまっていて。ものすっごく、MOTTAINAIことをしてしまっていました。

そんなわたしにとって、ふせえりさまブームが一気に押し寄せて来たのは、なんと言っても、三木聡監督作品からによるもので。まさに、ここで出逢うべくして出逢ってしまったという錯覚を、勝手に起こしてしまいがちな、初恋にも似た気分♡になってしまったのです。

彼女との絡みで必須なのは、あの岩松了氏であり、このゴールデンコンビを拝見しているだけで、「もう、お腹いっぱい。だけど病みつき、癖になっちゃう。お腹いっぱいだけど、もっと食べさせて♡」と思ってしまうくらい、最高！なのです。

『演技者～いい感じに電気が消える家～』では、秋彦おじさん＆春子おばさんで。『亀は意外と速く泳ぐ』では、スパイ夫婦で。『図鑑に載ってない虫』では、目玉のおっちゃん＆チョロリという、微妙な？師弟関係で。そしてあの、驚異の深夜枠ドラマ『時効警察』＆帰ってきたことが本当にうれしかった！『帰ってきた時効警察』でも、みなさま周知の通りな、総武署の熊本＆又来で。

また、11月10日（土）より、アミューズCQN、テアトル新宿ほかにて、和道（なごみち）ロードショー。三木聡監督最新作！『転々』でも、スーパーの店長さん＆パートさん役で、このコンビは健在。

彼女の、癖になる独特な間やセリフの言い回しなどを含めた演技は、三木監督が、綿密に練りに練った上で繰り広げられるため、アドリブは一切なし！とのことですが、そんな細かい演出や要望が多い、三木ワールドの中に、どっぷりと浸かってしまえる演技力と、いい意味でのあきらめ？に似た精神は、彼女の、女優としての心意気を大いに感じさせてくれます。

ちなみに、そんな心意気が感じられる、こぼれエピソードとしまして、地毛を角刈りにして参加した、『図鑑に載ってない虫』のチョロリ役では、行きつけのヘアサロンで、『トラック野郎』('75）に出演していた当時の、菅原文太氏のお写真を持参！で、カットして頂いたご様子で。

と、これからも、そのような精神のまま、
とびっきりキュートに、時にシュールに、そして、
心をくすぐられちゃう演技を見せてくれますように、とお願いしながら、

そんな、キッチュな魅力たっぷりの、キッチュな、ふせえり。

関連記事

4図鑑に載ってない虫

4 ふせえり

4 ページTopへ戻る

4 カスバの女 Online TOPページへ