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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - Oct 21st, 2007 -

Tuesday, October 23rd 2007


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 
 
 
  Oct 21st, 2007
 
 

Roland Kirk “Serenade To A Cuckoo” 4.30
GeRoland Kirk CD Thirty I Talk With The Spirits/Verve 314 558076-2 所収

  1964年の作品、ローランド・カークが奥さんの提案で作ることになったフルートだけのアルバムです。ジャズのフルートというと当時軽めの印象だったものですが、カークは非常にブルージーでハードな吹き方もするので面白いです。この曲は後にジェスロ・タルがデビュー・アルバムで取り上げましたが、ぼくが最初に聴いたのがそれでした。フルートを吹きながら和音をうなるカークのスタイルをイアン・アンダーソンはそのまま真似しました。
 
 
 

Robert Wyatt “Just As You Are” 4.21
Robert Wyatt CD Comicopera/Hostess WIGCD202 所収

  ロバート・ワイアットの4年ぶり(彼にして早い方)の新作は相変わらずミニマルで地味な印象ですが、とても充実した内容のレコードです。3部構成になっていて、今回は「第一幕」、男女関係とその問題に関する部分から、何年経っても性格が変わらないので変えようとせずにありのまま受け入れて愛しようとする、とても現実的な歌です。ワイアットが奥さんのアルフィーと共作しています。
 
 
 


Buika “Triunfo” 3.06
CD Buika CD アルバム Mi Niña Lola/DRO Atlantic 0825646327454 所収

  マヨルカ島出身、アフリカ系スペイン人のコンチャ・ブイカはややアフリカ的な雰囲気のフラメンコを得意とする歌手です。ついこの前初めて彼女のことを雑誌で読んで興味を持ったのですが、早くも来日することになりました。11月3日真側・プリンス・ホテルのStellar Ballで行われるラテン・フェスティヴァルに出演します。詳しくは(www.tiempo.jp)まで。
 
 
 

Tcheka “Djan Kre Bejabu” 5.13
Habib Koite & Bamada CD Nu Monda/Plankton VIVO235 所収

  西アフリカの沖に位置する島国カボ・ヴェルデ出身の歌手/ギタリスト、チェカも先日初めて聴きましたが、非常に打楽器的な響きのアクースティック・ギターは素晴らしいです。彼はゴンチチ主催のギター・フェスティヴァルに参加するために12月に来日する予定です。DVD付きの国内盤CDから紹介します。
 
 
 


Leela Gilday “One Drum” 3.59
Leela Gilday CD Sedzé/Leela Gilday LG002 所収

  先週渋谷のTレコードで、カナダ観光局の仕切りでノース・ウェスト準州の観光促進のために来日していたシンガー・ソングライター、リーラ・ギルデイのインストア・ライヴが’行われました。日本では全く知られていない歌手ですが、声も曲もよくて、話を聞くとカナダ国内ではコンスタントにライヴ活動を続けているそうで、Sedzeという新作は今年のジュノ賞(カナダのグラミーに相当するもの)の先住民音楽部門賞を受賞したそうです。
 
 
 

Michelle Shocked “Can’t Take My Joy” 5.03
Michelle Shocked CD アルバム To Heaven U Ride/Mighty Sound MS10 所収

  ミシェル・ショックトは既成概念が多分嫌いでしょう。とにかくコロラド州テリュライドの有名なブルーグラス・フェスティヴァルに出演するのに、ファンキーなエレクトリック・バンドを従えてゴスペルの演奏をしたのですから。その演奏を収録したこのアルバムの内容は素晴らしいですし、お客さんも喜んでいるようです。
 
 
 

Iron And Wine “Resurrection Fern” 4.50
Iron And Wine CD The Shepherd’s Dog/P-Vine SPCD710 所収
not for sale

  サム・ビームというシンガー・ソングライターは多分ビートルズ辺りに遡る音楽から影響を受けているだろうと思いますが、とても個性的で、面白くて美しいメロディを作ります。アルバムのジャケットは噛みつきそうな犬の頭のイラストで、怖い感じがしますが、その印象に惑わされずに是非聴いて欲しい作品です。
 
 
 

The Bird and the Bee “f*cking boyfriend” 3.15
The Jazz Monk CD The Bird and the Bee/Metro Blue TOCP70192 所収

  一風変わったエレクトロ・ポップが印象的なLAの二人組。来日中ですが、プログラミング抜きでは考えられないこの音楽をライヴではどういう風に聴かせるのでしょうか。
 
 
 

Dave Holland Quintet “Lucky Seven” 8.35
Dave Holland Quintet CD Critical Mass/Dare2 UCCM1134 所収
ダウンロードは単曲での配信はございません。

  こちらも来日中。ベーシストのデイヴ・ホランドは、40年ほど前にマイルズ・デイヴィスの「イン・ア・サイレント・ウェイ」に参加した時から常にクリエイティヴな音楽を作り続けてきましたが、彼の今のクインテット(サックス、トロンボーン、ヴァイブ、ドラムズ)の充実度はすごい。23−26日ブルーノート東京に出演します。
 
 
 
 
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