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Barakan Beat Playlist - Sept. 23rd, 2007 -

Tuesday, September 25th 2007


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 
 
 
  Sept. 23rd, 2007
 
 

Getatchew Mekuria, The Ex & Guests “Aynamaye Nesh” 5.54
CD Moa Anbessa/terp AS11 所収

  9月11日にミレニアムを迎えたエチオピアの79歳のサックス奏者、ゲタチュー・メクリアはオランダの実験音楽集団ジ・エックスと共にヨーロッパ・ツアーを行い、ライヴとスタジオ録音を含む面白いアルバムを発表しました。その中から紹介します。
 
 
 

Corey Harris “Walter Rodney Intro/Walter Rodney” 0.48+4.04 = 4.52
CD Zion Crossroads/Telarc CD83656 所収

  ブルーズ・シンガーとして出発したコーリー・ハリスは今度本格的なレゲェ・アルバムを作りました。この曲で彼が讃えているウォルター・ロドニーは1980年に南米のガイアナで暗殺された歴史家/活動家でした。
 
 
 


Willie Tee “Teasin’ You” 2.42
CD Atlantic Rhythm and Blues 1947-1974: Volume 6/Atlantic 7 82305-2 所収
ダウンロードはBeg, Scream & Shout!: Vol.1に収録

  ちょっと前に追悼したニュー・オーリンズのサックス奏者アール・タービントンの弟ウィリー・ティーも、9月11日に亡くなりました。ニュー・オーリンズでは評価の高いミュージシャンで、ずっと活動していましたが、70年代前半にワイルド・マグノリアズのレコードをプロデュースしたことで、マルディ・グラ・インディアンの存在を世界に知らしめたことが重要です。彼のヒット曲といえば、1965年に出たこの「ティージン・ユー」は懐かしいです。
 
 
 

Joe Zawinul “Brown Street” 10.58
CD Brown Street/Intuition INT3450-2 所収

  9月11日にジョー・ザヴィヌルも、75歳で亡くなりました。マイルズ・デイヴィスのエレクトリック時代の大切な役者として、またウェイン・ショーターと共にウェザー・レポートの中心人物としてジャズの歴史に残る名キーボード奏者でした。2年前に、オーストリアのウィーンにある彼自身のナイトクラブ「バードランド」で、ドイツの放送局WDRのビッグ・バンドを従えて録音されたライヴCDのタイトル曲を紹介します。
 
 
 


Metheny Mehldau Quartet “Fear and Trembling” 6.51
CD Metheny Mehldau Quartet/Nonesuch WPCR12588 所収

  来日中のパット・メスイーニとブラッド・メルダウのカルテットです。
 
 
 

Joni Mitchell “Strong and Wrong” 4.02
CD Shine/Hear Music UCCO3002 所収

  5年前に歌手を引退したはずだったジョーニ・ミチェルは、今のアメリカに対して黙っていられなかったようで、強烈な新作を作りました。メッセージ性の強い曲が多く、環境のことや戦争のことなどがテーマになっていますが、この曲の「力があるけど間違っている」というのは説明するまでもないでしょう。
 
 
 

Herbie Hancock with Norah Jones “Court and Spark” 7.36
CD The Joni Letters/Verve UCCV1100 所収
※ダウンロードはアルバム単位での販売となります。

  ジョーニの新作と同時に、ハービー・ハンコック名義で彼女の曲を解釈するという企画のアルバムも出ました。ウェイン・ショーターなど、ジャズのメンバーで作っていますが、ヴォーカリストをフィーチャーした曲が多く、ジョーニ自身の他にティーナ・ターナー、コリーン・ベイリー・レイ、レナード・コエンなどが登場しますが、74年の曲を歌うノーラ・ジョーンズは相変わらず素晴らしいです。
 
 
 

Taraf de Haidouks “Parlapapup” 4.15
CD Maskarada/Plankton VIVO101 所収

  今回最後は来日中のルーマニアのロマのグループ、タラフ・デ・ハイドゥークスです。
 
 
 
 
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