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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - Sept. 9th, 2007 -

Monday, September 10th 2007


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 
 
 
  Sept. 9th, 2007
 
 

Booker T & The MG's “Hip Hug-Her” 2.26
CD The Very Best of Booker T. & The MGs/Stax UCCO4042 所収
ダウンロードはThe Best Of"に収録

  先日(7日)にグラミー賞の実行委員会に当たる組織NARASのメンフィス支部で、ブッカーT&ジ・MGズ、ウィリー・ミッチェル、そしてアーマ・トマスを讃える式典が行われました。それぞれがソウル・ミュージックの歴史に大きく貢献したことはいうまでもないでしょう。まずはブッカーTたちの往年のヒット曲。
 
 
 

Al Green “My Girl” 2.51
CD Green Is Blues/Sony SRCS6648 所収

  ウィリー・ミッチェルはバンドリーダーとして出発した人ですが、アル・グリーンの一連のヒット曲に代表される70年代のメンフィス・サウンドを築いたプロデューサーのイメージは何といっても強いです。彼が1970年に初めて手がけたアルのアルバムから、テンプテーションズのカヴァー。
 
 
 


Irma Thomas “I Count The Tears” 3.02
CD After The Rain/Rounder 11661-2186-2 所収

  ニュー・オーリンズのソウルの女王として知られるアーマ・トマスは60年代から続く長いキャリアの持ち主です。ハリケーン・カトリーナの直後に録音された彼女の最新作から、ちょうど彼女自身がデビューしたころにドリフターズのヴァージョンでヒットした曲。
 
 
 

Marc Broussard “I Love You More Than You’ll Ever Know” 5.06
CD S.O.S.: Save Our Soul/Vanguard 79826-2 所収

  先ほどのアーマ・トマスのバック・ヴォーカルを勤めたマーク・ブルーサードはルイジアナ州出身の若い歌手です。「SOS – 我らのソウルを救え」というアルバムを発表し、彼が深く愛するソウルの名曲を取り上げています。昔からのソウルファンには決して驚く内容ではないとはいえ、とてもよく出来た作品ですし、この音楽を聴いたことがない若いリスナーにどう響くか非常に興味があります。この曲はアル・クーパー作曲、ドニー・ハサウェイが70年代に歌っていた曲です。
 
 
 


Andy Fairweather Low “Sweet Soulful Music” 2.40
CD Sweet Soulful Music/Proper PRPACD003 所収

  60年代から活動しているイギリス人の歌手/ギタリスト、アンディ・フェアウェザー・ロウは大のソウル好きです。この新作のタイトル曲では「ソウル・ミュージック、私の飛行機になってくれ!」と訴えています。
 
 
 

Patti Smith “Midnight Rider” 4.02
CD Twelve/Sony SICP1418 所収

  先日伝説的なパンク・ロックの会場CBGBを経営したヒリー・クリスタルが亡くなったのですが、CBGBのごく初期に演奏のチャンスを得て、ニューヨークのパンク・シーンのリーダーになったパティ・スミスはその死に大きな衝撃を受けたそうです。パティのカヴァーのアルバムを聴くと、パンクの女王というイメージはもうないのですが、個人的にはこちらの方が好きです…..
 
 
 

Derek Trucks Band “Look-Ka Py Py” 4.07
CD Out Of The Madness/House of Blues 161436 所収

  11月に来日するデレク・トラックス・バンドの東京公演はめでたく売り切れました。 12月1日、恵比寿ガーデン・ホールの追加公演が発表されました。お見逃しのないように! 
 
 
 

Floratone “Mississippi Rising” 4.25
CD Peace...Back By Popular Demand/Okeh-Epic EK92687 所収

 ギタリストのビル・フリゼルはドラマーのマット・チェインバリン、そしてエンジニアのタッカー・マーティーンとプロデューサーのリー・タウンゼンドをメンバーとするユニット、フローラトーンとしてアルバムを出しました。演奏そのものと同じぐらい、音色や音作りを大事にした組曲のようなものですが、ミニマルで気持ちよく響くルーツ・ミュージックです。これは大推薦。
 
 
 

Ferenc Snetberger “Song To The East” 6.43
Nomad/Enja MZCE1072 所収

  10月に来日するハンガリーの素晴らしいジャズ・ギタリスト、フェレンツ・スネトベルゲル。コンサートではサックス奏者のトニー・ラカトストの共演になりますが、彼のトリオ編成のアルバムから一曲。
 
 
 

Taraf de Haidouks “In A Persian Market” 6.02
Maskarada/Plankton VIVO101 所収

  お馴染のルーマニアのジプシー集団。ロマの音楽をモチーフに作曲された20世紀初頭のクラシックの作品を中心に、楽譜が読めないロマ人がもう一度自分のスタイルで演奏し直すというちょっと変わった企画のアルバムを作りました。最初はその面白さはあまり分からなかったのですが、段々馴染んできました。この人たちもまた来日し、大阪と東京でコンサートをやるので、この音楽をライヴでどのように展開するか、好奇心があります。
 
 
 

Chick Corea and Béla Fleck “A Strange Romance” 4.41
The Enchantment/Concord UCCO1004 所収

  最後にもやはり来日を控えたミュージシャン。チック・コリアは9月下旬から10月初頭にかけて、ブルーノート東京で3つの違った編成で続けて出演します。最初は日本の上原ひろみとのデュオ、次は自分のトリオ、そして最後はバンジョーの天才ベラ・フレックとのデュオ。
 
 
 
 
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