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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - Sept. 2nd, 2007 -

Tuesday, September 4th 2007


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 
 
 
  Sept. 2nd, 2007
 
 

Stephen Stills “Suite: Judy Blue Eyes” 6.33
CD Just Roll Tape/Eyewall-Rhino R2 215678 所収

  CSNのデビュー・アルバムより一年ほど前に、ジュディ・コリンズのレコーディング・セッションの後、彼女と付き合っていたスティーヴン・スティルズはスタジオのエンジニアに数百ドルを払って自分の曲のデモ・テープを作らせてもらいましたが、その後40年間このテープは行方不明になっていたそうです。最近発見されたテープには、CSNのアルバムで発表された曲の他、スティルズのソロやマナサスの曲、また未発表曲も収録されていますが、曲にしても構成にしてもその完成度は驚くほどのものです。
 
 
 

The Band (w. Van Morrison) “4% Pantomime” 6.01
CD The Best of A Musical History/Capitol TOCP70234 所収

  5枚組のCDとDVDの豪華なボックス・セット、A Musical Historyは、ザ・バンドのベスト+レア・テーク集といった内容ですが、分量的にも価格的にもたじろいでしまうファンが少なくないでしょう。そういうファンのために今度発売されたのはCD+DVDの2枚組ダイジェスト版。その中からリスナーのリクエストがあった、ヴァン・モリソンとの共演「4% Pantomime」の未発表ヴァージョン。
 
 
 


Loudon Wainwright III “Grey In L.A.” 3.17
CD Stange Weirdos/Concord 0888072303010 所収

  こちらもリクエストです。最近は息子のルーファスの方が有名かも知れませんが、ラウドン・ウェインライトは相変わらず優れたソングライターです。映画のサウンドトラックも兼ねた彼の新作はジョー・ヘンリーがプロデュースし、ラウドンの旧友でもあるリチャード・トンプソンが3曲でギターを弾いています。
 
 
 

Gnawa Diffusion “Va Laymi” 8.54
CD Fucking Cowboys/Alter Pop ARPCD3124 所収

  去年来日したフランス在住北アフリカの人たちが中心の刺激的なグループ。モロッコのトランス音楽グナワをメインのモチーフに、レゲェやパンクの影響もかなりありますが、DVD付きのライヴ盤となっている彼らの新作には本人たちもお客さんもすごいエネルギーを発します。アルバム・タイトルはイラクにおけるアメリカ軍のことを言っているでしょう。
 
 
 


Nahawa Doumbia “Sogodounou” 6.13
CD Diby/King KICP8085 所収

  北中正和さんが監修したDivasというシリーズで、世界の様々な国の優れた女性歌手のアルバムが一斉に20枚発表されました。その中から西アフリカのマリ、音楽で言えばぼくの最も好きな国ですが、そのマリで大変評価の高いナハワ・ドゥンビアのアルバムを紹介します。
 
 
 

Tinariwen “Cler Achel” 4.25
CD Aman Iman: Water Is Life/Rice IDR5050 所収

  こちらもマリですが、サハラに隣接する北部の地方。ティナリウェンの「砂漠のブルーズ」は今や日本でもお馴染になってきたはずですが、今年の初めに3作目のアルバムを発表した彼らは再来日します。10月12日に渋谷Axへどうぞ!
 
 
 

D’Gary & Jihé “Doranga” 4.09
CD Horombe/Indigo LBLC2515 所収

  マダガスカルを代表するギタリスト、ディギャリー。今週彼の曲をかけたのはマダガスカルの音楽と踊りの演奏団が来日中だからです。9月7日中野サンプラザ、2時と6時半の2回公演です。
 
 
 

Keb’ Mo’ “What’s Happening Brother” 3.20
CD Peace...Back By Popular Demand/Okeh-Epic EK92687 所収

 平和主義的な内容のカヴァー集から、マーヴィン・ゲイの名曲を取り上げたケブ・モー。彼はラリー・カールトンのグループのスペシャル・ゲストとして9月中旬東京、大阪、福岡3ヶ所のビルボード・ライヴに出演します。歌も渋く、ドブロなどのギターもあじがある彼のライヴは楽しみです。
 
 
 

Maceo Parker “Chicken” 8.15
Mo’ Roots/Minor Music 801018 所収

  メイシオ・パーカー(アルト・サックス)は1991年にフレッド・ウェズリー(トロンボーン)とピー・ウィー・エリス(テナー・サックス)と共に、3人がジェイムズ・ブラウンのバンドの要だった頃のサウンドを再現して、一生忘れないコンサートを行いました。久々にそのコンビで演奏する今度はバックのメンバーは違いますが、かなり期待したいです。ビルボード・ライヴ3ヶ所での公演があります。
 
 
 
 
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