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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - August 26th, 2007 -

Tuesday, August 28th 2007


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 
 
 
  August 26th, 2007
 
 

Fats Domino “Going To The River” 2.30
CD They Call Me The Fat Man - The Legendary Imperial Recordings/EMI E2-7-96784-2 所収(※廃盤のため25 Classic Performancesよりご紹介しています)
※ダウンロードは Greatest Hits: Walking To New Orleans に収録

  間もなく2周年になるハリケーン・カトリーナで家の2階からボートで救出されたファッツ・ドミノ。彼が大量に持っていたゴールド・レコードのうち20枚も洪水で消失してしまいましたが、レコード会社の協力も得たファンなどの努力で元のSP盤を集め、ゴールド・ディスクの復元がかないました。ファッツの家を建て直すための費用を手伝うべく、来月彼の活動を讃える超豪華な顔ぶれのトリビュート・アルバムも予定されています。
 
 
 

Zawinul “In A Silent Way” 4.47
CD Zawinul/Atlantic 1579-2 所収
※ダウンロードは Concerto Retitled に収録

  8月初頭に65歳で亡くなったニュー・オーリンズのサックス奏者アール・タービンとンを小特集しました。ジョン・コルトレインの影響をうけ、スピリチュアルな響きのジャズを目指していた人でしたが、1970年のジョー・ザヴィヌルの初ソロ・アルバムを聴くと彼のそんな趣向が分かります。
 
 
 


Allen Toussaint “From A Whisper To A Scream” 3.27
CD The Allen Toussaint Collection/Warner Bros WPCP4380 所収

  とはいえ、主にR&Bやブルーズの世界で活動したアール・タービントン、70年代初頭のアラン・トウーサンとも録音しました。
 
 
 

Wild Magnolias “Smoke My Peace Pipe (Smoke It Right)” 6.13
CD The Wild Magnolias/Polydor 314519418-2 所収

  アールの兄弟ウィルソンはキーボード奏者で、ウィリーTという芸名で知られていました。彼はマルディ・グラ・インディアンのグループ、ワイルド・マグノリアズの音楽監督もやっていましたが、彼らの記念すべき1974年のアルバムでもアールのサックスが大きくフィーチャーされていました。
 
 
 


Earl Turbinton with Willie Tee “Kingston Town” 3.55
CD Brothers For Life/Rounder CD-2064 所収

  アールとウィリーが兄弟で制作したアルバムから、サックスのメロディを前面に出したカリプソ風の曲です。
 
 
 

Max Roach “Driva Man” 5.13 obit
CD We Insist! - Max Roach’s Freedom Now Suite/Candid VDJ1568 所収

  やはり8月に亡くなったモダン・ジャズ・ドラマーの代名詞、マックス・ローチ。公民権運動の時代に社会的な主張を前面に押し出したアルバムから、当時彼の奥さんだったアビー・リンカンの歌をフィーチャーした曲です。
 
 
 

Wally Badarou “HI-Life” 4.37
CD Echoes/Island CID104 所収

  CDの誕生からちょうど25年が経ちました。そんなCD初期の時代から個人的に懐かしい曲を。ぼくが当時司会していたテレビ番組「ザ・ポッパーズMTV」でこの曲の素晴らしいヴィデオ・クリップを何度か紹介しました。
 
 
 

Paul Simon “Diamonds On The Soles Of Her Shoes” 5.51
CD Graceland/Warner Bros. WPCR12417 所収

 CDが大きく普及した1986年の代表的な作品の一つ。まだアパルトヘイト制度が続いていた当時の南アフリカに対するボイコットを破って録音に出かけたポール・サイモンは一部で随分非難を浴びましたが、このアルバムお陰で一般の音楽ファンがアフリカの音楽を意識し始めたといってもいいと思います。
 
 
 

Dire Straits “Romeo and Juliet” 5.50
Making Movies/Vertigo PHCR4289 所収

  80年代半ば、新しいCD文化を代表するグループとしてもてはやされたダイアー・ストレイツはスタジアムで演奏する身分となりましたが、正直言ってそのイメージは全く彼らに似合わないものだったと思います。より素朴な初期の方がよっぽどよかった…
 
 
 

Jazzmonk “Land Among The Stars” 8.33
AfroCortex/JZZMCD1 所収

  ディジタル技術の発展によってミュージシャンはレコード会社に頼らずにレコードが作れるようになりましたが、今回最後にはそんな作品。ぼくの学校時代の友達、70年代にはザ・ムーヴィーズというグループのドラマーだったジュリアン・ディグルはパーカッション、キーボード、サックスも身に付け、約5年かけて、時間とお金があるときにじっくりと作り上げたアルバムです。自主製作なので決して探しやすいものではないのですが、本人のウェブサイトで販売しています。
 
 
 
 
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