聴かせます！Noel Gourdin！！

Friday, August 17th 2007

Ne-Yoのように美メロでポップスに近いR&Bが人気ですが、もう少し「歌」を楽しみたいという根っからのソウル/R&Bファンにオススメしたいのが、ボストン出身の現在24歳のシンガー、Noel Gourdinです。

幼い頃から父親の影響でクラシックソウルを、兄たちとはR&Bを聴いていたというNoelは地元のタレントショウなどに出演しているときにSony UrbanのA&Rの目にとまり、見事契約を果たします。

その後、Ne-Yoが出演していた映画『Save The Last Dance 2』のサントラに「Clap For That」を提供するなどし、遂にデビューアルバム『River』をリリースするに至りました。

Naughty By NatureのKay Geeバックアップのもと、プロデューサーにRaphael Saadiq、Mike City、Dre & Vidal、Butta、Eddie Fら大物を起用。

サザン・ソウル・ファンが感涙しそうな「The River」、Marvin Gaye風の歌いまわしが見事な「You're The One」、ジャジー・ミディアム「Sorry」などハイ・クオリティな楽曲が並び、「I Hear You Talkin'」のようなアップチューンでもセンスの良さを見せ付けています。

あくまで 濃すぎず、薄すぎず、良い意味で適度にソウルを感じさせる歌い方が絶妙で、ファルセットも心地よいです。派手さはないものの、心に残るタイプのシンガーではないでしょうか？Lyfe Jenningsら良質なR&Bシンガーを輩出しているColumbia Recordsからのデビューです。

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こちらもいかが？

Hook Kings 　『Purpose: Feat.Bobby Lee』
オハイオ州メイソン出身のソウル・グループ、Hook Kingsのフル・アルバム。基本はリード・シンガーのBobby Leeをメインにしている彼らですが、佇まい的にはヴォーカル・グループに近く、バツグンのコーラス・ワークに秒殺される「Brand New」からしてアダルトなムードたっぷりでじっくりと聴かせてくれます。今作にはその路線の曲が詰まっており、大人向けのソウル・ミュージックを聴かせ、ミディアムなテンポで落ち着いたサウンドながら熱いパフォームを披露する「We Got Kids」、ピアノをバックに掛け合う「Diamonds In Her Hair」、同じくほぼアカペラ状態で歌い上げる「Be Careful」、…と頭から聴きどころたっぷり。大人のR&Bファンにオススメです。
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Marcell & The Truth 　『Hope Too High』
シンガーであるMarcell Russellを中心としたバンド、Marcell & The Truth。ソウルやジャズ、ブルース、ゴスペルなどを取り入れたオールド･マナーなタイプのグループで、Frankie Beverly and Mazeを彷彿とさせます。特に「Hopes Too High」、「Breathe Love」のようなグルーヴィーな曲が非常に心地よし。Dramatics「In The Rain」風のアレンジの「Maybe I'm Not the Man」、Donny Hathawayぽい「Sending You Away」など、古き良きソウルをきちんと吸収した好感の持てる曲多数。だが、最大の魅力は暖かみのある歌声を聴かせるMarcellの存在か。ジャケが地味なのが残念。
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