DSK、此処にしかない音

Friday, July 20th 2007

90年代後半から畠山美由紀とのユニットPort Of Notesのギタリストとして活躍、その後さまざまなアーティストのプロデュースなども手掛けながら、自身のソロユニットDSKとしても作品をコンスタントにリリースを続けるさすらいのギターマン。

DSK Interview『Present Modest試聴会』

今回、HMVオンラインではDSKのインタビューを敢行！DSKのこの作品に対する思いや音楽に対する姿勢・考え方、そしてDSKが目指すその先にあるものとは…。『Present Modest』を聴きながらDSKの熱き思いを感じて下さい！!

■DSK最新音源『Joyful Noise Stroll』 HMV DIGITAL独占配信！ 今回のインタビューでいち早く聴かせてくれたDSKの最新音源5曲を収録した『Joyful Noise Stroll』をHMV Digitalにて独占配信中！さあ今すぐダウンロード！

辿り着いた新境地

最新作『Present Modest』は、タイトルにあるとおりDSKが新たに結成したバンド"MODEST"によるバンドサウンドを全面に打ち出したナチュラルなロックアルバム。これまでのDSK作品とは異なり、収録曲の半数がヴォーカル曲(歌もの)というシンガーソングライターとしても新たな境地を開拓。もちろん、彼のギターが奏でる美しいインスト曲も収録されバランス良い作品に仕上がっている。

DSKにしか出せない"音"

ギターのリフレインとソリッドなリズムを刻むドラム、その後ろで鳴り響くホワイトノイズ、それらが徐々に重なり合う壮大なナンバー「Rain」で幕を開け、「Slowly Break Down」のボッサギターやストレートなロックナンバーの「Lose Occupation」、5曲目の「Promised Land」はDSK自身の姿を投影したかのよなサウタージ感溢れる弾き語り、そしてAuroraでもお馴染みの井上薫やNo Maをフューチャリング・ゲストに迎え駆け抜けていく前半。

反対に後半では、前作『Exhaust Note』に収録され、藤原ヒロシやNujabesらが絶賛した名曲「Winter Lane」がMODESTによるバンド演奏で生まれ変わり、続く「Someday I Remember」では日本語詞を披露。ラスト「I'll Meet Again」のギターの美しい音色は、まさにModerate(穏やかな)なサウンドスケープに包まれるながらフェイドアウトして行く…。

開かれた世界観

DSKのルーツであるRock的な要素をMODESTというフィルターを通して全面に打ち出しながらも、打ち込み、ボッサやフュージョンなど様々な要素が詰め込められた今作。かといって、決して敷居の高い難解な音楽ではない。それどころか、両手を広げながら訪れる者を包み込むような、開かれた純粋なロックサウンドと言って間違いない。

僕らは何も考えず、ただただDSKのサウンドスケープに身を委ねれば良い。ただそれだけでいい。

◆関連商品◆

V.A/Crue-l Mellow Complete By Hiroshi Fujiwara And Kenji Takimi
藤原ヒロシがCrue-Lのボス瀧見憲司と共に制作した今作。あらためて感じるセンスの良さ、得意のアンビエント〜チルアルト系のサウンドながら巷に溢れかえるエセお洒落サウンドとは明らかに一線を臥す

Nujabes/Modal Soul
Nujabesの2ndアルバム。＜Hydeout＞でお馴染みApani BとSubstantialも参加。またShing02とのコンビで作られるNujabes楽曲のなかでも人気の高い"Luv（sic.）"待望のパート3、そして伝説とも言うべきシンガーTerry Callierを迎えた"Ordinary Joe"は話題必至。

ページTopへ戻る