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塩谷哲 トリオを語る&サイン・プレゼント

Monday, April 9th 2007

最新作は3年ぶりのピアノ・トリオ作。新ベーシスト井上陽介、そして山木秀夫(ds)とアグレッシヴなプレイの応酬。ロング・インタビュー掲載中。抽選で直筆サイン入りポートレイトをプレゼント!

直筆サイン入りポートレイトに関しましては、当インタビュー記事の最終ページをご覧下さい。

塩谷哲

●ピアノ・トリオは今の自分の素の姿を如実に表現できる

HMV(以下H) : 新作『Eartheory』は、1年ぶりのアルバムであると同時に、ピアノ・トリオ・フォーマットとしては3年ぶりのアルバムですね。まず今回トリオ作にしようとした理由を教えてください。

塩谷(以下S) : 前作『グイードの手』のような傾向の作品も作り続けていきたいと思っています。でも、今回はピアニストとして、作曲家として、シンプルな編成ゆえに今の自分の素の姿を如実に表現できる、ピアノ・トリオで作りたくなりました。いろいろな事をやりたいとは思っていますが、トリオを核として自分の活動をしていきたいと考えています。

H : という事は、Saltさんにとって作品制作活動は「塩谷哲」名義と、「塩谷哲Trio」名義の2本柱で進んでいく、という事になりますか?

S : 結果的にそうなりましたね。最初は「塩谷哲」個人名義の中でトリオに挑戦した形ではありましたが、トリオで作っていると、それがひとつの塊というか、独立した音楽体という位置づけになっていくのです。だからこそ面白い形だと思います。トリオ2作目から、「塩谷哲Trio」名義として確立したと思っています。

H : 前作『グイードの手』では外部プロデューサー田中義人氏や若いミュージシャン達と共に、割と客観的に新しいSaltさんの姿を浮かび上がらせたと思いますし、サウンド的にもプログラミングを使ったクロス・オーヴァー的な要素を感じました。新作は御自身のプロデュースですが、最も意識し、描きたかった事とは何でしょうか?

S : トリオの1、2作目までは、その編成において自分のピアノがつかみきれない、という部分がありました。今回はメンバーもチェンジした事もあり、「トリオへの挑戦」という気持ちは既に終わり、いかに自分の音楽が伝えられるか、という次のステップに入っている感覚があります。

これまで、トリオというと、どうしてもジャズの系譜を意識した部分はありましたが、今回はそんな事も意識しないほど、自然な形でトリオを捉える事ができました。メンバーが素晴らしいという事もあり、やりたい事が達成できたという実感があります。

H : 「ジャズ」というひとつのカテゴライズされた意識は、Saltさんの中でこれまでも今もなかったという事でしょうか?

S : 自分の中で、ジャズという意識は全然ないですね。塩谷哲の音楽は「ジャズではない」、思われるかもしれないし、「ジャズの新しい形」と思われるかもしれないし、聴き手の皆さんにどう思われるかは分からないですが、自分としては、ジャジーな曲もあり、そうではない曲もあり、とても自然に生み出され表現しています。今回はトリオというこの3人だからこそ生まれた曲、音楽にしたかった、というのはあります。

●新ベ−シスト井上陽介が打ち出すソリッドなリズムがトリオの方向性にマッチ

H : ではまず、新ベーシストである井上陽介さんについてお聞かせください。

S : 実は彼とは、学生時代の二十歳そこそこの時に、ジャズ・クラブの歌バン・トリオで共演していて、付き合いは古いんです。その後彼はニューヨークに行ってしまい、僕はデラルスが始まって、お互い忙しくなり離れてしまったんですけど、彼の活躍ぶりは知っていましたし、当時からプレイが素晴らしかった事を覚えています。

もちろん吉野さん(前ベーシスト)も素晴らしかったですが、僕としてはメンバーを替えるというよりは、トリオが進みたい方向が明確に見えてきたというのがあります。吉野さんは雄大で大陸的な演奏、音楽性があると思いますが、陽介さんはよりソリッドで、彼の打ち出すリズムが、僕にとってもトリオにとっても次へのステップにおいてとても良いものであると感じました。

陽介さんとは2、3年前に山木さんのセッションで久しぶりに一緒にプレイしましたが、やっぱり素晴らしかったし、山木さんとの相性も抜群でした。僕が考えるトリオの音楽にとって、グルーヴするリズムは必要不可欠なので、まさに最高の組み合わせです。

塩谷哲

●山木秀夫はドラマーの粋を超えた真の音楽家

H : ドラムの山木さんは不動ですね。

S : そう、まさに不動!彼のようなドラマーは他にいないでしょうね。技術的素晴らしさは言うまでもないですが、テクニックをテクニックの為に使わずに、音楽の為、曲の為に使う。音楽の為に、あえて叩かない事もするし、とにかく彼はドラマーという括りだけではないですね。真の音楽家!

ピアノでもそうですけど、叩けばとりあえず鳴ります。でも、「鳴る」と「鳴らす」では大違いですよね。つまり「このタイミング」で、「このニュアンス」で、「鳴らす」、「叩く」、「弾く」という事が全てなのですね。だからどんなフレーズを弾くかとか、どういうパターンを叩くか、という事よりも大事な事があります。

それを彼はちゃんと分かっている。つまり「曲」を演奏してくれるのです。曲を作るには、何か音楽的な動機とか衝動があるわけで、その霊的な「何か」も感じ取ってくれるのです。山木さん以外にそういうドラマーを僕は知りません。

●「自分のピアノの音色」が増えたと思います

H : 新作では、クラシック、スパニッシュを始め、様々な新しい要素が随所に見られると共に、プレイ面でもやはりSaltさんの進化ぶりを非常に感じます。

S : ピアノのプレイそのものも3年前のトリオとは全然違いますし、そうでありたいと思っています。ここ数年では、小曽根真さんと共演した経験が大きかったですし、演奏面で自分の気持ちが「自由」になってきたと思います。

それと「自分の音色」が増えたと思いますね。「表現」というのはフレーズ、ハーモニーもそうですが、まずは「音色」かな、と最近思うんですよ。意識的にも前のトリオ作と大きく変わりました。「強い音や強烈なパッセージ」に対して、「弱く静かな」という大雑把な感覚しか思っていなかったのですが、今は「静かな弱い音の種類」が増えたと思います。

つまり、「弱くて艶がある音」とか、「温かくて湿気があると音」とか、「カラっとした音」とか、言葉ではうまく言えないけれど、自分のイメージにおける「音色のパレット」が増えたような気がしますね。

ここはこういうイメージで弾きたい、と思う時、自分の体とドンピシャにはまって、体と気持ちが一体になって動く。そのギャップを埋めるテクニック、スキルが重要になってきます。そこを伸ばして、いろいろな音色を増やしていきたいですね。単に強く「ガーン」という音ひとつとっても、無限に種類があるし。自分のイメージで弾きたい音の種類が細かくなっていると思います。音色を弾き分ける事はとても大事だし、それにより伝わり方も違うと思います。

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最新作

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2枚目のトリオ作(2004年)

Wheelin`Ahead!

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Satoru Shionoya

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Release Date:21/April/2004
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1枚目のトリオ作(2003年)

3!

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3!

Satoru Shionoya

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Release Date:22/January/2003
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2006年発表の前作

Hands Of Guido

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Hands Of Guido

Satoru Shionoya

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Release Date:19/April/2006
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井上陽介、山木秀夫作品