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HMVインタビュー:DJ Mochizuki

Monday, November 6th 2006

☆『in the mix』発売記念インタビュー!







青山LOOPのオーナーにして、東京クラブミュージックシーンの重鎮、ベテランDj Mochizuki初のMix CD登場!

「ミックスアップ・ノンカテゴライズ」と定義するのは、ハウスを基本にテクノやエレクトロニカ、ジャズ、ブレイクビーツ、アシッドなど様々な異なるジャンルのサウンドをDJプレイの中で自由自在に操るという事。その濃厚なテクニックは、彼にしか出来ないもはや芸術の域に達したクロスオーバーサウンドです。

今回リリースされる『in the mix』とは、LOOPオープンと同時にスタートした彼のレジデンツパーティの名であり、今年で11周年を迎えます。

その『in the mix』をタイトルに冠した、キャリア初のMix CDリリースに際し、いろいろとお話を伺いました。




 


Interview with DJ Mochizuki


『in the mix』完成おめでとうございます!まず、完成にあたり率直なご感想を一言お聞かせください。

DJ Mochizuki(以下、M):本当にうれしいです。僕の中でMix CDのリリースは、一つの夢だったので。


LOOP Soundsはコンスタントにリリースを続けていますが、ここへきてキャリア初のMix CD発売というのは?

M:LOOP Soundsの当初の目的でもあったLOOPのパーティーを紹介しよう、ということが源流です。 毎週水曜日のDJ NoriさんのSmokerや、第三土曜日の福富さんのa new dimentionなどのCD企画を考えていたのですが、 タイミングが合わなかったということもありまして、『in the mix』にしよう、という事になりました。 自分の初のMix CDを、自分のレーベルから出すことが出来るのは、本当にうれしいです。


LOOPオープン時より、今年で11年を迎えるご自身のレジデンツ・パーティー"in the mix"の紹介をお願いします。

M:青山LOOPで、現在毎月第四土曜日に行っているパーティーです。ハウスを基本にテクノ・エレクトロニカ・ジャズ・ブレイクビーツ・ヒップホップ・アシッド、そしてガラージなど、その時の雰囲気で音が変わっていくような感じです。

DJ Yoshio、そしてCrastyのDJ Kimura、DJ Yagiと一緒にやっています。

一番の特徴は、これまでに数多くのゲストDJをブッキングして来たことだと思います。Basement Jaxxを始め、Idjut Boys、King Britt、Maurice Fulton、Daniel Wang、Phil Asher、Recloose、Metro Areaなどなど、本当に多くのDJにプレイしてもらいました。呼んだ当時に話題になったというより、「そんな前にブッキングしていたんだ」的な感じで、あとから注目されてるような気がしますが。。。


"in the mix"でのプレイで、常に心がけている事とは?

M:創造性です。ホームグランドという事もあり"in the mix"では、かなり実験的なこと、冒険的なDJをやらせてもらっています。一緒にやっているメンバーやお客さんもそうですけど、そういった僕のわがまま?を受け入れてくれる、というかむしろ歓迎してくれるような雰囲気が"in the mix"にはあるので。

常に新しい音やスタイルを追求したりすることは、物凄く刺激的なことだし、そういった刺激が創造性のあるDJプレイの原動力になってるような気がします。


"in the mix"に招致したDJや、アーティストとの共演によって得られるものとは?

M:やっぱり、一番は刺激ですね。プレイそのものの刺激はもちろん、新しい音だったり、考え方だったり、情報だったり様々な面で影響を受けます。あと、より幅広い感覚でクラブサウンドを捉えれるようになること。そして音楽的交友関係が広がることです。


ホーム・グラウンドLOOPでのプレイは、他のクラブ/パーティーと違いますか?

M:やっぱり、一番自然体でプレイできますね。その時の気分重視でプレイすることが出来るというか。 あとは、毎月やっているので、毎回のDJプレイの差を楽しんでくれている常連客が居てくれて、色々感想くれたりして、そういう点は単発パーティーとは違いますね。




Dj Mochizuki
『In The Mix』
01. Dj Kaz Presents Project301 - Tactics#1
02. Homecookin' - Do What U Wanna Feat. Andres Clark
03. Blakdoktor - Space Explorer
04. Nitzer Ebb - Join Inthe Chant (Peter Black Remix)
05. Eddie & The Eggs - Me And My Watermelon
06. Herbert - The Audience
07. Radiq & Fumiya Tanaka - The Flag
08. Radiq - The Genetic Code
09. Rasa - Remembrance
10. Dj Yuze - Port:Scape
11. Fat Jon - Torn Again(Yam Who'S Twisted Tongue Remix)
12. Idjuts Boys And Laj - Return Of The Z Man
13. Kinka - Prayer
14. 4 Hero - Naima
15. Ino Hidefumi - Spartacus






本作のレコーディングは、どのような方法で行われたのですか?

M:LOOPのDJブースを使っての最終一発録りです。シンプルにいつものシステム、DJミキサーUrei1620、ターンテーブル3台、CD-J2台、にエフェクターというセットです。営業中のレコーディングでは無く、営業前の時間を使って録ったのですが、編集無しの完全ライブレコーディングです。


トラック製作とDJプレイは相互に影響を与え合っているようですが、それらのバランスなど現在の状況はいかがですか?

M:こんなトラック作ってみようって思うのは、いつもDJプレイの後だったり、誰かのDJを聴いたあとだったり、ですね。やっぱりクラブで映える曲を作りたくなってしまいます。で、曲が出来たらついその曲が立つような選曲をしたりします。実際かけてみては、ダンスフロアの反応見たり、音をチェックしたり、その辺りは他のDJ/クリエイターの方と同じではないでしょうか。自分の曲を自分のプレイでかけれるようになってきたことは、自分の中でも進歩かな。




LOOP Sounds作品




左から:1.Loop Session - 『Bad Soup Hidden』 /2.Various - 『Loop 10th L』/3.Various - 『Loop 10th R』 /4.Various - 『Cosmical Rhythm: Residual Recordings Label Compilation (+DVD)』   




左から:1.Various - 『This is Vibestate: Deeper Waves』 /2.Various - 『Sublevel Loop Sessions: Sublevel Label Compilation』 /3.Alison David - 『Believe』 / 






LOOPから海外まで、様々な場所でプレイするMochizukiさんですが、今週のパーティーに持って行くレコード・バッグに入っているお気に入りを教えてえてください。

M: Perc / Science Fictionです。


「ミックスアップ・ノンカテゴライズ」を掲げるMochizukiさんにとって、ルーツといえるサウンドは膨大な数になるかと思いますが、その中からいくつかのアーティストやアルバムを教えてください。

M:洋楽を好きになったきっかけは、Yellow Magic OrchestraPrinceSadeとかで、小学校の終わり〜中学頃好きで聴いていました。 DJを始めた頃好きだったのは、SoulUSoulKeziah JonesTracy Chapmanとかですね。
それと、<Trax>や<DJ International>など初期シカゴハウスも好きでかけていました。


ひとつパーソナルな質問を。音楽活動以外で、何かハマっている事などはありますか?

M:うさぎ小屋作り。(今だけ限定)


DJとして、またLOOPのオーナーとして、それぞれのお立場から現在のクラブ・シーンについて何か思うところはありますか?

M:まずDJとして思うことは、音やDJプレイに対してシビアなお客さんが増えたな、という事。本当にいい意味で。日本には毎週毎週、世界各地からトップDJ達が集まり、そういうパーティーにいつも行っていて自然と皆耳が肥えるのだと思います。自分の好みの音もはっきりしてくるし、曲も詳しいですし。そういった環境でのDJプレイは、ハリが有るし、やりがいはあります。。

LOOPのオーナーとして思うことは、シーンが深まっているし広がっているな、というのは強く感じます。年々お店に来てくれる方の層も随分厚くなって来ていますし。20代はもちろん、40代から50代の人までが自分のお気に入りのDJ目当てに遊びに来てくれていますね。店で回してもらっているDJ達に関してもいわゆる大御所と呼ばれるDJの方と若手のDJ達がバランス良く入り混じっています。色々な面で、クラブという遊び場が、LOOPが始まった11年前から比べてみてもずっと一般的になっていますね。

Tokyo Dance Music Festivalのような、東京都が後援に後援についてくれるような大型フェスがあったり、これからますますクラブシーンは大きくなっていくのではないでしょうか。


MochizukiさんにとってLOOPとは?

M:やっぱり、ホームグラウンドかなぁ。


今後の"in the mix"の展開、またご自身の展望 それぞれを教えてください。

M:"In the mix"に関しては、これまで通り海外のDJ達との交流も深めつつ、今後は少しづつ国内の、特に東京以外で活躍しているDJ達にも目を向けて行きたいですね。可能であればゲストで呼んでみたり。今回のリリースツアーで色々な都市に行っていますが、その土地その土地で、素晴らしいDJや熱いオーガナイザーに出会うんですね。そういった人達を"in the mix"を通じて、東京の人達にも紹介できたらな、 と思っています。元々"in the mix"のコンセプトには、カルチャーミックス的な要素は有りますから。。

自身の展望としては、来年はオリジナルアルバムをリリースしたいですね。LOOP SessionやMOLのようなプロジェクトももちろん継続したいですが、DJ Mochizukiとしての作品も世に出したいと思っています。


最後に、メッセージをお願いします。

M:このCDを手にしてくれている皆様、本当にありがとうございます。 これを聴いて少しでも LOOP "in the mix"に興味を持っていただけたらな、と思います。で、是非ぜひ "in the mix"に遊びに来てみて下さい!!

それと、今回のリリースに関してご協力頂きました多くの皆様方、本当にありがとうございました。


ありがとうございました!



HMV Digital アーティストプレイリスト公開中!
⇒アーティストプレイリスト:DJ Mochizuki


協力:LOOP Sounds





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