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HMF「ミュジク・ダボール」新譜

Friday, June 2nd 2006

ハルモニア・ムンディ・フランスの廉価盤シリーズ“MUSIQUE D'ABORD(ミュジク・ダボール)”』に新譜が登場。ヤーコプスのモンテヴェルディ、ヘレヴェッヘのジュズアルドなどの名盤が、お求め安い価格で復活します。コメント入り帯付きです。

【古楽】


HMA1951084
ヤーコプス / モンテヴェルディ:マドリガーレ集

かつてのカウンター・テナーの大御所にして、今やバロック指揮者の巨匠、ルネ・ヤーコプスが、自身のリードで始めてモンテヴェルディのマドリガーレを録音したアルバムです。ヤーコプスのみならず、バルバラ・シュリック、ギ・ドゥ・メ、ハリー・ヴァン・デア・カンプ、コンラート・ユングヘーネルら錚々たるメンバーによる演奏は、四半世紀前の録音とは全く思えない褪せない鮮やかさを保っています。いまでこそソリストが各々役を持って演じているようなマドリガーレの唱法は一般的ですが、マドリガーレがいまだ合唱の祖先として捉えられていた時代に、これだけ個が主張しながら確固とした統率のある演奏を成し遂げたことは驚くべきことです。日本にはだいぶ遅れて1994年に紹介されましたが、それでも『レコード芸術』誌の特選盤に選ばれたという、筋金入りの名盤です。(キングインターナショナル)

モンテヴェルディ:マドリガーレ集

・この暴虐なる愛の神は
・静かにして、アルメリン
・こうして私は少しずつ
・私はあなたを愛しています、愛しい人
・おお、私の愛しい人
・優雅な天使
・晴れやかで澄んだ眼差しよ
・愛の別れ
・おお、ミルティッロ、私の愛しい人
・裸足のニンファ
・私の魂は
・さらば
・美しいフローリダよ
・ああ、優しく美しい太陽に向かうように

 コンチェルト・ヴォカーレ
[バルバラ・シュリック(S)
 マリウス・ヴァン・アルテナ(T)
 ギ・ドゥ・メ(T)、
 ミシェル・テン・オート・ド・ランジュ(T)
 ハリー・ヴァン・デア・カンプ(Bs)、
 コンラート・ユングヘーネル(Teorbo)]

 ルネ・ヤーコプス(指揮、C-T)

 録音:1981年8月[デジタル]

HMA1951320
ヘレヴェッヘ / ジェズアルド、ゴルリ:宗教音楽集

カルロ・ジェズアルド(1561頃-1613)は、しばしば“ドン”が付けられるようにナポリ王国の名門の出身。1593年にエステ家のアルフォンソ公の従妹エレオノーレと結婚、フェラーラに移り、ここでの多くの優れた文化人と出会うことで彼の才能が花開きました。職業作曲家でなかったジェズアルドは、依頼主の好みに左右されることがなかったため、独自な音楽を確立しました。当時としてはかなり斬新な不協和音や半音階の用法は、しばしば“マニエリスティック”とすら評されます。強い表現へのこだわりが、ジェズアルドの作品に独特の苦悩と悲しみの緊張を生み出していることは間違いありません。この『聖土曜日のためのレスポンソリウム』は晩年の作品で、過激さが後退し、大胆な手法もひたすら静かな悲しみを掘り下げるために使われています。胸が苦しくなるほどの美しく悲しい、稀代の天才ジェズアルドの一大成果がここに示されています。
ヘレヴェッヘとシャペル・ロワイヤルの演奏はこの作品の名演としてつとに有名なもの。緊張感と柔らかさという両立しがたい要素を完璧に融合しています。(キングインターナショナル)

ジェズアルド:
・聖土曜日のためのレスポンソリウム
・モテット『いと優しきマリアを賛えよ』
・モテット『日々罪を犯す私を』
・モテット『あなたの慈しみを』
・モテット『苦しみと嘆きを』

・ゴルリ:レクイエム

 シャペル・ロワイヤル
 フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)

 録音:1989年10月[デジタル]

HMA1951077
ヘレヴェッヘ / デュモン:グラン・モテ集

アンリ・デュモン(1610-1684)は、本名をアンリ・ド・ティエルといい、リエージュ近郊に生まれた作曲家です。1652年にルイ14世の弟フィリップ(アンジュー公)のクラヴサン奏者に就任、これを足がかりにルイ王朝の中で着実な地位を築き上げ、リュリより前の世代の最も重要な作曲家となりました。しかし録音はいまだ少ないのは残念です。
 このCDはヘレヴェッヘが国際的に注目されて間もない頃の意欲的なもの。デュモンのモテは儀式ばった仰々しいものではなく、自然な優しい感情で真摯に信仰を歌うような音楽です。ヘレヴェッヘの明るい柔らかさが生きている演奏が見事。さらに夭折の名カウンター・テナー、アンリ・ルドロワの数少ない歌声の記録としても貴重です。(キングインターナショナル)

デュモン:グラン・モテ集
・思い出してください、ああとても慈悲深い聖母様
・魂の対話
・マニフィカト
・バビロン川のほとりで

 ギュメット・ロランス(A)
 アンリ・ルドロワ(C-T)
 ハワード・クルック(T)
 ウルリヒ・シュトゥーダー(Br)
 ペーター・コーイ(Bs)

 シャペル・ロワイヤル
 フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)

 録音:1981年7月[ステレオ]

HMA1951072
ジャヌカン、セルミジ:16世紀パリのシャンソン集

16世紀にパリで活躍した二人の人気作曲家、クレマン・ジャヌカン(1485-1558)とクローダン・ド・セルミジ(1490頃-1562)のシャンソンを集めています。いずれも高度な技巧で作られたもので、その作風の多彩さにも驚かされます。静謐な感動に満ちた『愛と死と人生は』、市場の賑わいを模した『パリの物売りの声』、しっとりとした悲しさに満ちた『きれいな森の金盞花の陰に』、ひたすら処女の胸の美しさを愛でる『美しい乳房』、そして猥雑さを短くカラッと露わにした『ある夫が新妻と』などなど。美から俗まで、人生の様々な局面に結び付いた音楽は生き生きとしており、450年という時を越えて我々の耳を楽しませてくれます。
 絶大な人気を誇るカウンター・テナー、ドミニク・ヴィスと仲間たちによる歌は、極めてレヴェルの高いもの。うっとりするほど美しいアンサンブルから、時に悪ノリすらためらわない自由な愉悦まで、イマジネーションに満ちた演奏は全世界で絶賛されました。ヴィスの驚異的な美声だけでも堪能できること間違いありません。(キングインターナショナル)

ジャヌカン:
パリの物売り声,ある夫が新妻と,美しい乳房,さあ、ここにおいでよ,戦争,
ヴェルノンの粉ひき娘は,愛と死と人生は,マルタンは豚を市場へ連れていった,
すてきな押し込み遊び

セルミジ:
あなたは私を悩ませる,私にはもう愛情はない,私にはもう愛情はない(ロワ編),
ラ・ラ・ピエール先生,助けて下さい、愛するいとしいひとよ,どうしてあなたは,
ああ、悲しいこと(ミラノ編),私はあなたに楽しみをあげましょう,
きれいな森の金盞花の陰に,あなたはわたしがそれで死ぬっていったけど

 クレマン・ジャヌカン・アンサンブル
[ドミニク・ヴィス(CT),ミシェル・ラプレニ(T),
 フィリップ・カントール(Br),アントワーヌ・シコ(Bs)
 クロード・ドボーヴ(Lute)]

 録音:1981年4月[ステレオ]

HMA1951271
ジャヌカン:シャンソン集〜狩の歌

名カウンターテナー、ドミニク・ヴィスを中心としたアンサンブル・クレマン・ジャヌカン、その本領を最も発揮するのは、もちろん冠に名をいだいたジャヌカンです。作品を知り抜いた緻密なアンサンブルに大胆な表情から、ジャヌカンの多様な魅力を十全に引き出しています。聞いているだけウキウキする楽しい曲、しっとりとした美しさに浸れる曲、25曲どれをとっても楽しめること請け合いです。(キングインターナショナル)

ジャヌカン:
女達のおしゃべり,行け夜鳴きうぐいすよ,たったひとつの太陽から,
美しく緑なすさんざしよ,ぼくには二重の苦しみが,緑の森に私は行くわ,
すぐまた来なさい,こちらの側には名誉が,空を飛ぶこの小さな神様,
戦い(第1部,第2部),絶えた望み,かわいいニンフ,
どうしてその目を,当然のこと,花咲けるさんざしの上で,
この五月,ああ、君は楽しいの,大胆で軽やかな風よ,
もうぼくは以前のぼくでは,修道士ティボー,
狩の歌(第1部,第2部)
ル・ロワ:ブルゴーニュのブランル
ル・ロワ:ブラン・ルゲ
モルラーユ:神々のガイヤルド
モルヤール:ファンタジー

 アンサンブル・クレマン・ジャヌカン

 録音:1987年8月 アルル、聖マーティン教会[デジタル]

HMA1951574
シャイン:『イスラエルの泉』

バッハの先駆者と言うべき人物が何人かいる中で、ヨハン・ヘルマン・シャイン(1586-1630)はことに重要な人物です。1616年にライプツィヒの聖トーマス教会のカントールに就任し亡くなるまでその任に当っていますから、バッハの直の先輩に当たります。40代で亡くなってしまったため、同世代のハインリヒ・シュッツ(1585-1672)に比べて著しく知名度が低いのですが、極めて優れた作品が残されています。
 宗教的マドリガーレ集『イスラエルの泉』は、旧約聖書に基づいた26曲からなるドイツ語の宗教的マドリガーレ集。基本的には5人の歌手と通奏低音によって演奏されます。ここでは21曲を選び、ギリギリCD1枚に収録。歌手にはマーク・パドモアやペーター・コーイの名前が見られます。(キングインターナショナル)

・シャイン:宗教的マドリガーレ集『イスラエルの泉』

 アンサンブル・ヴォカーレ・ヨーロッパ
 フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)

 録音:1995年6月[デジタル]

HMA1951220
シュメルツァー、ムファット作品集

17世紀オーストリアで活躍したヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1623頃-1680)とゲオルク・ムファット(1653-1704)の器楽作品を集めています。
 シュメルツァーはウィーンのハプスブルク家の宮廷に仕え、皇帝レオポルド1 世から高く評価されたヴァイオリニストでした。そして当時イタリア人が宮廷楽長を勤める慣例を破り、オーストリア人として始めて宮廷楽長に就任しました。当然ヴァイオリン曲に優れた作品を残しています。
 ムファットは生まれはフランス、パリでリュリらに学んだ後、ウィーン、プラハでの滞在を経てザルツブルクで職を得、そこからローマに留学してイタリアの音楽をたっぷり吸収、結果としてフランスとイタリアの音楽の混合をオーストリアに持ちこんだという大変特色のある人です。五声のソナタは1682年にザルツブルクで出版された曲集から採られたもの。
 チャールズ・メドラム率いるロンドン・バロックの堅実な演奏は、昨今の過激に走りがちなバロック・アンサンブルよりも落ち付いて作品本来の味を楽しめるように思われます。(キングインターナショナル)

シュメルツァー:
・フェルディナンド3世の死に寄せる哀歌
・3つのヴァイオリンのソナタ
・三声のソナタ
・三声のソナタ『ランテリー』
・ソナタ10番

ムファット:
・五声のソナタ第5番ト長調
・ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ

 ロンドン・バロック
 チャールズ・メドラム(指揮)

 録音:1985年10月[デジタル]

HMA1951426
モンテヴェルディ:戦いと愛のマドリガル集

バロック音楽界の大御所ウィリアム・クリスティは、どういうわけかモンテヴェルディの録音に非常に慎重で、CDは多くありません。この録音はその一つ。完璧主義者のクリスティらしく、隅々まで鋭い目が行き届いた緊張感があり、彼ならでは強い主張の感じられる演奏です。歌手にはサンドリーヌ・ピオー、ジャン=ポール・フシェクール、マーク・パドモア、ニコラ・リヴェンクなどが参加、またオーケストラにもヒロ・クロサキや上村かおりの名前も見られます。(キングインターナショナル)

モンテヴェルディ:戦いと愛のマドリガル集
・タンクレーディとクロリンダの戦い
・やさしいアンジョレッタが
・何とかぐわしく
・あなたはかつて私のものだった
・あの軽蔑した眼差し
・眠っているのか
・静かな川のほとりで
・西風が帰り
・ああ、お前はなんと優しい
・私は恋に燃えているが

 レザール・フロリサン
 ウィリアム・クリスティ(指揮)

 録音:1992年12月[デジタル]

HMA1951382
古いローマの聖歌集(7世紀と13世紀)

近年、癒しの音楽としてグレゴリオ聖歌の人気は根付いたようです。しかしそれ以前のカトリック音楽となると、再現が極めて難しいためほとんど知られていません。こうしたグレゴリオ聖歌以前の単旋聖歌の研究者として名高いのが、マルセル・ペレスです。彼は粘り強い調査によって、中世のローマの宗教音楽を蘇らせました。
 いまだビザンチン的な要素が色濃く残りつつも、敬虔な祈りに満ちた音楽は、当時ローマを訪れたキリスト教使節たちを驚かせたに違いありません。グレゴリオ聖歌とはまた違った趣の宗教曲になっています。(キングインターナショナル)

・十字架の礼拝(聖金曜日の聖務)
・聖マルセルのミサ

 アンサンブル・オルガヌム
 マルセル・ペレス(指揮)

 録音:1991年6月[デジタル]

HMA1951604
ローマ教会の聖歌

このCDには、6世紀から13世紀にかけてのローマ教会の聖歌が復元されています。751年、現在のフランスからドイツにかけて大きな勢力を持っていたフランク王国の小ピピンは、政略としてローマ教皇に近づきました。この時、ローマ教会の典礼がフランク王国にもたらされ、フランク王国の繁栄によって広まりました。グレゴリオ聖歌ともまた違った単旋律の敬虔な美しさが映えています。古い時代の音楽に情熱をかけるペレスの本領発揮のCDです。(キングインターナショナル)

・ローマ教会の聖歌 復活祭の日曜日の晩

 アンサンブル・オルガヌム
 マルセル・ペレス(指揮)

 録音:1996年11月[デジタル]

HMA1957015
スペインのセファルディの音楽

セファルディ、あるいはその複数形のセファルディムとはスペインやポルトガルのユダヤ系民族のこと。彼らはかつてイベリア半島で繁栄し、豊かな文化を生み出していました。10-12世紀頃にその繁栄は頂点に達しました。しかし1492年、イサベルとフェルナンドのカトリック両王によって、スペインからのユダヤ人追放の命が出され、改宗に応じなかったユダヤ人たちは放浪の身となり、北アフリカや中近東にたどり付きました。しかし彼らは独自の文化を今に守り伝えてきました。
 このアルバムには、ヘブライ語とラディノ語(スペイン語がユダヤ人の中で変化したもの)の伝承曲を、歌とカーヌーン(琴の一種)、ウード(リュート)、ナイ(縦笛の一種)、カヴァル(これも縦笛の一種)などの民族楽器を用いて演奏したものです。(キングインターナショナル)

 アリア・ムジカ
 ミゲル・サンチェス

【交響曲】


HMA1955159
デュティユー:交響曲第1番

アンリ・デュティユーは1916年生まれ。ラヴェルなどから繋がる近代フランス音楽の系譜にしっかり繋がる伝統性に、鋭い現代の感性を加えた音楽を持っています。安易に前衛に傾かず、あくまでフランス音楽の伝統に則った上で20世紀後半の音楽を切り開いた点で、非常に高く評価されています。
 交響曲第1番は1950年の作品。パッサカリア、スケルツォなどの形式を楽章に用いつつ、4楽章構成はしっかり保っています。巨匠セルジュ・ボドが音楽監督を務めていたリヨン管弦楽団を操っての見事な演奏です。(キングインターナショナル)

デュティユー:
・交響曲第1番
・『響・空間・運動』

 リヨン国立管弦楽団&合唱団
 セルジュ・ボド(指揮)

 録音:1985年10月[デジタル]

【管弦楽曲】


HMA1951520
ファリャ:『お代官様と粉屋の女房』、他

ファリャの『お代官様と粉屋の女房』は、1917年に初演されたパントマイム劇のための音楽。この音楽は後に発展的に改訂されバレエ『三角帽子』となり、1919年にロンドンで初演、ファリャの名前を大いに知らしめました。つまり『お代官様と粉屋の女房』は『三角帽子』の原形なのです。
 フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898-1936) は、グラナダ生まれの国民的な詩人、作家。彼は音楽の素養も高く、数多くのスペイン民謡を採譜しました。これらはスペインの土の匂いをダイレクトに伝えてくれる素晴らしいもので、今なお幅広く愛されています。
 ジョゼプ・ポンスは1957年生まれ、バルセロナ舞台芸術研究所の自由劇場室内管弦楽団や、グラナダ国立交響楽団を率いて高い評価を得ており、さらに有名なリセオ大劇場の指揮者としも活躍している才人です。

・ロルカ:古いスペインの民謡
・ファリャ:『お代官様と粉屋の女房』

 ヒネサ・オルテガ(カンタオーラ)
 バルセロナ自由劇場室内管弦楽団
 ジョセプ・ポンス(指揮)

 録音:1994年5月[デジタル]

【室内楽】


HMA1951370
クラレ / ショパン:チェロ・ソナタ

ショパンのチェロ・ソナタは、ショパンのピアノ以外の作品の中では最も充実した作品です。1845年から翌年にかけて作曲されたこの曲は、1832年以来交流のあったチェリストのオーギュスト・フランショームとの友情の結実です。作曲は難航し、出来上がった曲はチェロの独奏曲ではなく、チェロとピアノがともに高い技巧でぶつかり合う壮絶な二重奏曲になりました。情熱的なロマンティシズムの噴出はショパン以外のなにものでもありません。
 一方、シュトラウスのチェロ・ソナタは1880年から1883年にかけて、シュトラウス十代後半の作品。明らかなシューマンの影響を残しつつ、そこかしこに後のシュトラウスが顔を出しているのもはっきり見て取れます。ことに第2楽章の憂いを帯びた歌い上げの美しさは格別。青春の初々しさが感じられる佳曲です。
 ルイス・クラレはピレネー山の小国アンドラ生まれのチェリスト。少年の頃にカザルスのレッスンを受けてから、このチェロの神様に心酔し、自らも大変にヒューマンな味わいを持ったチェリストに成長しました。性格も異なるこの二つの作品どちらにおいても自信に揺らぎが微塵もない堂々の弾きっぷりです。伴奏が名手アラン・プラネスというのも豪華。(キングインターナショナル)

・ショパン:チェロ・ソナタ op.65
・R.シュトラウス:チェロ・ソナタ op.6

 ルイス・クラレ(Vc)
 アラン・プラネス(P)

 録音:1991年2月[デジタル]

HMA1951572
コーエン、他 / ハイドン:ピアノ三重奏曲集

発売当時に大きな話題となった録音です。パトリック・コーエン、エーリヒ・ヘーバルト、クリストフ・コワンという三人の名手が、ハイドンの時代の楽器を使用することで、あまり知名度のないハイドンのピアノ三重奏曲から真の魅力を引き出すことに成功しています。ウィーン生まれで、ウィーン交響楽団、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのコンサートマスターを務めたエーリッヒ・ヘーバルトのヴァイオリンの美しさが全体を強くリードしています。またコーエンが奏でる1790年アントン・ワルター製のフォルテピアノも非常に心地よい響きです。(キングインターナショナル)

ハイドン:ピアノ三重奏曲集
・ピアノ三重奏曲第43番ハ長調 Hob.XV:27
・ピアノ三重奏曲第44番ホ長調 Hob.XV:28
・ピアノ三重奏曲第45番変ホ長調 Hob.XV:29

 パトリック・コーエン(フォルテピアノ)
 エーリヒ・ヘーバルト(Vn)
 クリストフ・コワン(Vc)

 録音:1995年7月[デジタル]

【器楽曲】


HMA1951637
プラネス / シューベルト:ピアノ作品集

フランスのピアニスト、アラン・プラネスは、1990年代の後半にシューベルトの後期のピアノ・ソナタを集中して録音し、高い評価を得ました。シューベルトの後期ピアノ・ソナタは、規模が大きく、ピアニストにとっては至難の作品。この第20番ソナタも、実に40分を超える大曲です。こうなると単に弾きこなせるという程度ではない、見通しの良い説得力が必要となります。プラネスは、フランス人らしい知的で洗練されたピアニズムを駆使し、従来理解されづらかったシューベルトの後期ピアノ・ソナタから、明確な意志の魅力を引き出しています。(キングインターナショナル)

シューベルト:
・ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959
・4つの即興曲 D.935

 アラン・プラネス(P)

 録音:1997年5月[デジタル]

【声楽曲】


HMA1951668
シューマン:『ばらの巡礼』

シューマンの『ばらの巡礼』は、モーリッツ・ホルンの詩による独唱、合唱とピアノによるオラトリオ。二部からなる24の曲によって、人間世界に降り立った薔薇の精の物語を描いています。ドイツ・ロマン色の濃いシューマンの作品の中にあっても、とりわけメルヘン的な美しさに満ちた“知られざる傑作”と言うべきもの。音楽は一貫して優しく、聞く者をメルヘンのファンタジックな世界へと舞い上げてくれます。
 名作のわりに知名度が低いのは、ソロ、合唱、ピアノ、いずれにも高い技量と豊かな表現力が求められるからでしょう。このCDは、合唱指揮の御大マーカス・クリードの見事な統率力が遺憾なく発揮されています。薔薇を歌うクリスティアーネ・エルツェの可憐な声、またフィリップ・マイアーズの奏でる1850年シュトライヒャー製のピアノのひたむきな音色など、様々な点で考え抜かれた名盤です。(キングインターナショナル)

・シューマン:『ばらの巡礼』 op.112

 クリスティアーネ・エルツェ(S)
 ビルギット・レンメルト(A)
 ウェルナー・ギューラ(T)
 ハンノ・ミューラー=ブラッハマン(Bs)
 フィリップ・マイアーズ(フォルテピアノ)

 RIAS室内合唱団
 マーカス・クリード(指揮)

 録音:1998年5月[デジタル]

HMA1951153
ヒリヤード・アンサンブル / 合唱倶楽部

国内盤でも2度発売され、大人気だったヒリヤード・アンサンブルの名盤、復活です。17 〜19世紀にロンドンなど英国で歌われたアマチュアの合唱曲を収録しています。
 前半は『キャッチ』と呼ばれる音楽。かつては家庭から抜け出した親父たちが、日頃の鬱憤を歌で晴らすというもので、当然酒と女を歌ったきわどいものもあったりします。後半に収録されているのは、『グリー』と呼ばれる18世紀の中頃からのもの。
 ポール・ヒリアーがリーダーを務めていた時期のヒリヤード・アンサンブルが実に楽しく歌ってくれています。

レイヴンズクロフト:
・3つの田舎舞曲が1つになるラウンド
・3羽のカラス

・ヒルトン:ジョージまた注文だ,小僧やぃ

ローズ:
・月夜の今晩、酒を飲み
・女は夜もすがらいたく泣き悲しみ
・美味しいアニスの水だよ

ウィルソン:
・蜜蜂の吸う蜜吸って
・ばらの花は摘めるうちに

パーセル:
・女が俺達に恋をさせ
・サー・ウォルターは娘とお楽しみ

・不詳:イニゴウ・ジョーンズ
・バッティシル:墓銘碑
・アーン:合唱クラブ
・スミス:アナクレオンの歌
・アーン:不安を和らげるため
・ビショップ:森びとよ、陽気な角笛吹きならせ

アーン:
・シェンストン氏の死を悼む哀歌
・嘆くな乙女

ピスアル:
・地上に楽園あり
・誰か一緒に丘を越えてはくれないか

・バーンビ:心地よく靜かに

 ヒリヤード・アンサンブル

 録音:1984年9月[デジタル]

HMA1951638
近代ロシア正教会の聖歌集

長い伝統のあるロシア正教の音楽は、ともするとエキゾチックなものと思われがちです。しかしそれは大昔の話。18世紀にイタリア留学から帰国したディミトリ・ボルトニャンスキー(1751-1825)が、ロシア伝統の旋律と最先端の音楽とを結び付けてから、ロシア正教の音楽は無伴奏合唱曲として独自の発展を遂げ、豊かな作品を多数残しています。
 このCDには、ボルトニャンスキーの他、アルテミ・ヴェデル(1767-1806)、グリゴリ・ルヴォフスキ(1830-1894)、ガヴリル・ロマキネ(1812-1885)、アレクサンドル・アルカンジェルスキ(1846-1924)、アレクサンドル・グレチャニノフ(1864-1956)、ニコライ・ケドロフ(1871-1940)、ニコライ・ルビモフ(19 世紀− 20 世紀)、ドブリ・クリストフ(1875-1941)、パヴェル・チェスノコフ(1877-1944)といった、19世紀から20 世紀にかけて活躍した作曲家の優れた作品が収録されています。

・ボルトニャンスキー:あなたを讃えるにふさわしい,グローリア
・ヴェデル:悔悟の門よ私に開け
・ルヴォフスキ:天使ケルビムの歌
・ロマキネ:私たちはあなたに歌う
・アルカンジェルスキ:苦悩を収めよ
・グレチャニノフ:クレド,三位一体の栄光
・ケドロフ:我らが父
・ルビモフ:人は幸いなるかな
・クリストフ:天使ケルビムの歌,あなたの王国で,主の名を讃えよう,私たちはあなたに歌う,あなたを讃えるにふさわしい
・チェスノコフ:神よ、あなたの人々を救ってください

 ルィビン合唱団
 ヴァレリー・ルィビン(指揮)

 録音:1996年2月[デジタル]

HMA195434
マッテオ・サルヴァトーレ/物乞いたちの嘆き

マッテオ・サルヴァトーレは1925年にイタリア南部プーリア州のフォッジャという町に生まれています。フォッジャは悪い意味で南イタリアらしい町で、7歳のサルヴァトーレは貧しく靴もなく、学校にも行けませんでした。彼は盲目のヴァイオリン弾きの弟子になり、老人から様々な歌を教え込まされました。その数は14年間に150曲ほど。それらの歌も何世紀に渡って口伝されてきた、誰が作ったかも分からない、しかし南イタリアの貧しい人々の生活にしっかり根付いたもの。20歳になってヴァイオリン弾きが亡くなると、5日間歩きずくめでローマに旅して街のレストランで歌を聞かせました。そこで彼の歌の素晴らしさに気付いた人によって豊かな北部に行き、その歌の素晴らしさが一気に広まったのです。『ほら私のいとしい人が山からやってきた』は映画『リストランテの夜』でも効果的に使われていました。南イタリアの魂が詰まった1枚です。(キングインターナショナル)

物乞いたちの嘆き,ほら私のいとしい人が山からやってきた,
異国の人,魚売り,死の日,サン・ミケーレ・デル・モンテ,
私の御主人,祖国の人々,二人の怠け者の物語,共和国讃歌,
故郷のフランシスコ、羊飼い,渦巻く砂塵,夜と美女

 マッテオ・サルヴァトーレ(Vo)

 録音:1967年[ステレオ]

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Madrigali: Jacobs / Concerto Vocale

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Madrigali: Jacobs / Concerto Vocale

Monteverdi, Claudio (1567-1643)

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Sabbato Sancto: Herreweghe / Ensemble Vocal Europeen

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Gesualdo (1560-1613)

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Motets: Herreweghe / La Chapelleroyale

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Motets: Herreweghe / La Chapelleroyale

Dumont, Henri (1610-1684)

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Cris De Paris-chansons: Ensemble Clement Janequin +sermisy

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Cris De Paris-chansons: Ensemble Clement Janequin +sermisy

Janequin

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Release Date:18/August/2006

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