詩篇の音楽〜旧約聖書から生まれた音楽
Monday, January 10th 2005
詩篇の音楽〜旧約聖書から生まれた音楽寺本まり子著
旧約聖書のなかで「歌の中の歌」とよばれる「詩篇」は、古来、多くの作曲家の信仰心とインスピレーションを刺激し、かずかずの名曲を生み出してきた。本書は、「詩篇」の基礎知識から説きおこし、ルネサンスから現代までのさまざまな名曲において、作曲家たちがどのような態度で詩篇にとりくみ、その結果どのような音楽が生み出されてきたかを検証する。A5判・212頁
[目次]
序 章 詩篇とは
第1節 詩篇の歴史
詩篇の成立/結集と全体構成/類型研究
第2節 詩としての特徴
詩としての特徴/翻訳
第3節 音楽としての詩篇
上書きから見た音楽/詩篇唱
第4節 礼拝における詩篇
教会暦/聖務日課とミサ聖祭/賛課と晩課
第1章 ルネサンスにおける詩篇モテット──ジョスカン・デ・プレを中心として
第1節 多声への試み
1.1 フランドル楽派
1.2 15世紀から16世紀にかけての多声詩篇
第2節 ジョスカン・デ・プレと詩篇モテット
2.1 全体像
2.2 歌詞と音楽との関係──主要曲を中心として
第2章 宗教改革期の詩篇
第1節 ドイツにおける詩篇モテット──ルターの詩篇観の反映として
1.1 ジョスカンの詩篇モテットの伝播
1.2 ペトレーユスの詩篇曲集
2人の編纂者/出版の意図──献辞と序詞/詩篇曲の作曲家/詩篇モテットの歌詞/ルターの詩篇観/詩篇モテットの由来/当時の所有者と用途
1.3 ドイツ語圏の多声詩篇
第2節 フランス語圏とイギリスにおける詩篇
2.1 カルヴァンと詩篇
カルヴァンの詩篇観/多声詩篇曲
2.2 イギリスにおける詩篇
第3章 16−17世紀における連作詩篇と詩篇曲集
第1節 16世紀の悔悛詩篇集
1.1 悔悛詩篇による連作の萌芽
悔悛詩篇とは/悔悛詩篇の作曲──16世紀前半を中心として/カッセル写本における悔悛詩篇モテット:カッセル写本と悔悛詩篇モテット/七曲の悔悛詩篇モテットへの考察/可能性の高い作曲家
1.2 ラッススの悔悛詩篇モテット集
ラッススの悔悛詩篇モテット集:曲集の成立/豪華写本と出版譜/楽曲への考察/16世紀後半の悔悛詩篇モテット曲集
第2節 初期バロックにおける詩篇曲
2.1 モンテヴェルディと詩篇の作曲
《聖母マリアの晩課》/《倫理的・宗教的な森》
2.2 シュッツと詩篇の作曲
《ダヴィデ詩篇歌集》/《ベッカー詩篇歌集》1628年版/《ベッカー詩篇歌集》1661年版と1676年版/《ベッカー詩篇歌集》の受容
エピローグ:プレトリウスからヘンデルまでの詩篇曲
第4章 ロマン派における詩篇の復活
プロローグ:モーツァルトの晩課詩篇
モーツァルトの晩課詩篇/古典派からロマン派へ──ベートーヴェンとシューベルト
第1節 メンデルスゾーンと詩篇の作曲
第2節 19世紀後半の詩篇作曲──時代思潮との関連の下で
チェチーリア運動/リストと詩篇の作曲/ブルックナーと詩篇の作曲
エピローグ:19世紀の詩篇作品
第5章 現代に生きる詩篇
第1節 地域,言語,表現手段の広がりにおける詩篇
教会音楽復興運動とペッピング/アイブズ/コンサート用詩篇曲:ストラヴィンスキー/コダーイ/ペンデレツキ/ペルトと詩篇の作曲
第2節 作曲家の出自と関連した詩篇曲──ヘブライ語の詩篇曲
シェーンベルク/バーンスタイン/スティーヴ・ライヒ
寺本まり子
1948年東京生まれ。1973年東京芸術大学大学院音楽研究科音楽学専攻修士課程修了。1973〜74年および76〜78年、DAAD(旧西ドイツ学術交流会)奨学生として旧西独フランクフルト大学古典語学・芸術学学群音楽学専攻博士課程に留学。1978年同課程を修了、博士号を取得。東京芸術大学講師、明星大学教授を経て、現在武蔵野音楽大学音楽学部教授、フェリス女学院大学音楽学部非常勤講師
* Point ratios listed below are the case
for Bronze / Gold / Platinum Stage.
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