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ケント・ナガノ ベートーヴェン:『オリーブ山上のキリスト』に挑戦!

Wednesday, October 1st 2003

ハルモニア・ムンディ・フランス ケント・ナガノ・プロジェクト始動!
第一弾はベートーヴェンの知られざる傑作『オリーブ山上のキリスト』
オール・スター・キャストによる注目の録音です!


1802年、「ハイリゲンシュタットの遺書」によって自らの迷いに決別、輝かしい第2交響曲によって新たな作曲生活をスタートするベートーヴェンは、翌1803年、アン・デア・ウィーン劇場の二階に住み始め、ここで劇場関係の刺激を大いに受けることになります。

 このドイツ語によるオラトリオ『オリーブ山上のキリスト』も、そうした一連の作品のなかのひとつで、死について語るキリストの部分が、作曲時期的に「ハイリゲンシュタットの遺書」をイメージさせたりはするものの、音楽の主眼はむしろ兵士によるキリストの追跡・逮捕・磔刑といったドラマティックな流れにあるともいえ、翌年から書き始められる『フィデリオ』との共通点もよく指摘されるところです。

 そのベートーヴェンならではのヒューマニズムの発露、直線的ダイナミズムやフーガが醸し出す魅力にはかなりのものがあり、いくつかのナンバーが、合唱コンサートでよく取り上げられるという事情にも十分にうなずけます。それらの中には、ヘンデルの「ハレルヤ・コーラス」を思わせるものもあり、前年に遺書を書いて孤独や苦悩・詠嘆といった深刻なストレスを発散したベートーヴェンの前向きな姿勢、あふれ出るパワーが投影されたものと見ることも可能でしょう。

 作品のストーリーも明確です。大雑把に言ってしまうと...
「最後の晩餐」のあと、自身が捕えられ処刑されることを悟ったイエスが、十字架にかけられる前にオリーブ山(ゲッセマネの丘)に使徒たちと登って苦悩を語り、神に祈りを捧げます。イエスはそこで兵士たちに捕まり、十字架に架けられる、というもので、イエス(テノール)のほか、天使セラフィム(ソプラノ)、ペテロ(バリトン)と、兵士たちと使徒たち(合唱)が登場します。

 ケント・ナガノの演奏は、作品に込められた苦悩・孤独・普遍的な愛への憧憬といった心理的ファクターから合唱によるドラマティックな対位法表現にいたるまで見事に描き切ったもので、ドミンゴによる深い感情表現、オルゴナソヴァの美声による天使などキャスティングも万全。『フィデリオ』を思わせる合唱をパワフルに歌うベルリン放送合唱団も素晴らしく、第5曲と第6曲では凄い迫力を見せてくれます。


■ベートーヴェン:オラトリオ『オリーブ山上のキリスト』op.85

ルーバ・オルゴナソヴァ(ソプラノ、天使セラフィム)
プラシド・ドミンゴ(テノール、イエス)
アンドレアス・シュミット(バリトン、ペテロ)
ケント・ナガノ(指)ベルリン・ドイツ交響楽団、ベルリン放送合唱団

■構成

第1曲:序奏、レツィタティーヴォとアリア(イエス)
 人間の罪ゆえに、その贖ないのために死ななければならないと悟ったイエスは、オリーブ山上で、苦悩と恐怖から救いを求めて神に祈りを捧げます。

第2曲:レツィタティーヴォとアリア(セラフィム、天使の合唱)
 天使セラフィムが、「自らの死によって人間の罪を贖なうイエスに祝福を。その血を汚す者には呪いを。」と歌い、天使たちの合唱へと発展します。

第3曲:レツィタティーヴォと二重唱(イエス、セラフィム)
 神がイエスに与える死について、イエスとセラフィムは語り合います。最後にイエスは死の恐怖を克服し、2人で愛の偉大さを歌います。

第4曲:レツィタティーヴォ(イエス、兵士の合唱)
 イエスが死を迎える決心を語っていると、彼を捕えるために現れた兵士の合唱が始まります。

第5曲:レツィタティーヴォ(イエス、兵士と使徒の合唱)
 イエスは「苦しみよ、早く終わってくれ。」と神に祈ります。迫り来る兵士たちと恐れおののく弟子たちの合唱。

第6曲:レツィタティーヴォ(イエス、ペテロ、三重唱、兵士と使徒の合唱)
 迫り来る兵士たちに対してペテロは剣を抜いて立ち向かおうとしますが、イエスはそれを制止。三重唱では、敵や隣人への愛が歌われ、最後に合唱が神の子イエスを讃えようと歌って終ります。

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