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マニュエル・ロザンタール逝去 残された名盤の数々

2003年6月10日 (火)

ラヴェル最後の直弟子で、指揮者&作曲家のマニュエル・ロザンタール(ロザンタル、ロゼンタルとも)氏が、さる6月5日自宅で逝去されました。99歳の誕生日まであと13日という長命でした。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
 ロザンタールは、1904年6月18日パリ生まれ。パリ音楽院で高名なブーシェリにヴァイオリンを、ラヴェルに作曲を、ユレに和声と対位法を学びます。1928年にブリュマンタル賞を受賞。

指揮者ロザンタール
 1935年から1939年にかけてはラムルー管弦楽団を経てパリ交響楽団の副指揮者、1944年から1947年までフランス放送管弦楽団の音楽監督兼指揮者、1948年から1951年まではシアトル交響楽団の音楽監督、1962から1967年まではリエージュ交響楽団の指揮者というポストを歴任しています。

作曲家ロザンタール
 その間、ロザンタールは作曲家としても有名になり、喜歌劇『絹の光沢』、『黒いめんどり』や、バレエ『無駄な口づけ』のほか、様々な器楽作品などを書き上げています。
 その作風は、シャブリエや師のラヴェルらの伝統を引き継いだものといえ、活気に満ちた雰囲気と美しい旋律がとても魅力的なものでしたが、現在では作曲家としての彼の名は、もっぱら、オッフェンバック作品のエッセンスをまとめあげた『パリの喜び』と、『オッフェンバキアーナ』によって知られるに過ぎないのが残念なところ。
 ロザンタールはまた文筆家としての才能にも恵まれていたようで、日本でも1998年に翻訳出版された『ラヴェル−その素顔と音楽論』は、非常に興味深い内容を有しています。

録音
 ロザンタールのレコーディング歴は長く、ラスキーヌをソロに迎えたヘンデルのハープ協奏曲(DECCA)というSP時代から、92歳で得意のオッフェンバックを録音(NAXOS)したデジタル時代に至るその長大なキャリアは、DECCA、VEGA、WESTMINSTER、REMINGTON、EVEREST、EMIなど複数のレーベルへのレコーディングによって構成されています。

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『パリの喜び』『オッフェンバッキアーナ』 マニュエル・ロザンタール&モンテカルロ・フィル

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『パリの喜び』『オッフェンバッキアーナ』 マニュエル・ロザンタール&モンテカルロ・フィル

オッフェンバック(1819-1880)

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