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2026年02月05日 (木) 12:00
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まだCGによる表現が発達・普及しておらず、ほぼすべてをセル画・手書きによる作画で制作された数々のアニメ作品。
主に1990年代周辺で制作された日本の劇場版アニメやOVA(オリジナルビデオアニメ)には、手書き作画技法の極致が詰まっており、その高い技術力や時代背景から、現代では逆に再現不可能とされています。
これらの作品群は近年になって、一種のアート映像として海外のアニメファンから発掘。それがSNSで拡散されミームと化し、リアルタイム世代からは回顧、新世代から再発見された結果、密かなリバイバルが起きつつあります。
4Kリマスターによる劇場リバイバル上映やグッズ販売の活性化に伴って、パッケージ販売も続々と増加しているこれらの名作群を、このコラムでは紹介いたします。
アートディレクションを『ファイナルファンタジー』シリーズで知られる天野喜孝が担当。アニメーション化には難易度の高いデザインを超レベルで再現しつつ、髪の毛の一本一本まで精緻に描き込まれたキャラクターが躍動する。圧倒的芸術性で北米をはじめとした世界中に熱狂的ファンを生んだ、隠れた名作。
『機動戦士ガンダム』宇宙世紀シリーズにおいて、後世にわたっても最重要なエピソード面が既に高評価の本作だが、宇宙空間での立体的なファンネル戦を描きまくった作画クオリティにも注目。アムロ・レイの天才的な戦闘スキル、所謂「置きバズーカ」を描いたシーンは作画のみで表現されており、伝説的。
総作画枚数・総カット数・製作期間・制作費、すべてが当時の日本アニメとしては規格外の膨大さで、現代では再現不可能とされる。画面上のあらゆる箇所が動く凄まじいアニメーションと、サイバーパンクな独自の世界観が相俟って、公開時より全世界に衝撃を巻き起こした伝説中の伝説的名作。
監督・押井守による『機動警察パトレイバー』劇場版2作品のうち、良く練られたサスペンス・シナリオとエンターテイメント性で高い評価を得ている第1作目。重機の質量を感じさせる手書きアニメーションによるレイバー同士のバトルシーンが、本作が持つ最高のカタルシスをより印象的に演出する。
押井守監督・劇場版『パトレイバー』2作目。超リアルな戦時シュミレーションを描き切ったシナリオは、公開当時より大きな話題となった。サスペンス/人間ドラマ部分が現代もよく語られるが、作中随所でのリアルすぎる兵器描写/レイバーバトル描写にも凄まじい技術力が結集している。
藤島康介のキャラクターが、原作テイストほぼそのままに生き生きと動きまくる。作画カロリーの高い非凡なレイアウトも数多い。加えて、車両や計器類の描き込みも尋常ではなく、制作サイドの強いこだわりが感じられる。
伝説のアニメーター・板野一郎による「板野サーカス」と呼ばれる、追尾ミサイルを中心とした凄まじい空戦描写が、驚愕の手書きセルアニメーションで展開される。その圧倒的スピード感と爽快感は唯一無二で「セルアニメーションの到達点」とも称される。
徹底的に描き込まれた背景美術、激しいガンアクションを繰り広げるキャラクターたちはもちろん、重火器・兵器・ガジェットに至るまで、すべてが今見ると信じられないクオリティで描かれている。当時に想像された未来の世界を、当時の最高技術で成立させようとした気迫が現代にも伝わり、今見ても新しい。
1995年〜1996年に放送されたTVシリーズの続編および完結編として制作された本作。村瀬修功による魅力的なキャラクターたちや、大河原邦男ほかによる現在でも人気の高いモビルスーツたちを、美麗な作画で堪能することができる。30周年を迎えた今こそ見直すと、そのハイクオリティに驚かされる。
故・今 敏 監督の名を知らしめた1997年の第1回監督作品。当時のアニメとしては珍しかった本格サイコスリラー作品としても高い評価を得た。ハイレベルな作画技術に裏打ちされた、写実的描写から生まれる緊張感のある画面は、現代のアニメではあまり見ることができない。
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