世界の人気ヴァイオリニストシリーズ【ヨハンナ・マルツィ(1924-1979)】

人物・経歴

出身地

ルーマニア・ティミショアラ

教育

6歳よりヴァイオリンの練習を始めた。1934年にブダペストのフランツ・リスト音楽院に入学。入学前から師事していたイェネー・フバイのクラスに入りました。

（※イェネー・フバイ：1858-1937、ハンガリー出身のヴァイオリニスト。弟子はマルツィの他、ティボール・ヴァルガ、ヨゼフ・シゲティ、指揮者に転向したユージン・オーマンディなど錚々たる顔ぶれ。）

活動歴

• 13歳でデビューするも第2次世界大戦のため一時活動休止。
• 1947年　ジュネーヴ国際音楽コンクールで入賞。
• 1953年　イギリス・デビュー。
• 1957年　アメリカ・デビュー。（※フリッチャイ、クレツキ、ヨッフム等と共演）
• 1960年代半ばよりピアノ奏者のイシュトヴァーン・ハイデュとデュオ活動を行なった。
• （※1950年代から1960年代にかけて、13枚のLPが録音されています）
• 1979年　スイス、グラールスにて永眠。

高価買取アイテム3選

ヨハンナ・マルツィ　放送録音集

COUP D'ARCHET / 品番：CDACD001007RR

ヨハンナ・マルツィの芸術

東芝EMI / 品番：TOCE11364

ヨハンナ・マルツィの芸術

LP盤　東芝EMI / 品番：EAC60244

最後に

マルツィの音源が稀少であることは前述の通りですが、音源の内容のすばらしさに高い価値が付いていると言えるのではないでしょうか。

有名なところでは、女流ヴァイオリニストとして世界で初めてJ.S.バッハの無伴奏ソナタとパルティータを録音したと言われており、哲学的でありながら上品な演奏が素晴らしいです。

また、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第3番は、この作品の初演者でもある師のイェネー・フバイの薫陶を受けたであろう力強い演奏も、マルツィの大きな魅力の一つ。

個人的な感想にはなりますが、ヴィヴァルディのヴァイオリン・ソナタやシマノフスキのノクターンとタランテラなどは、マルツィの清廉でストイックな響きが感じられ、格好良くて大好きです。

HMV買取センターではCOUP D'ARCHET(クー・ダルシェ)レーベルをはじめ、マルツィのお品物を可能な限り良いお値段で買取させて頂きます。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。