【発売】クァルテット・インテグラ/ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番、他
2025年12月02日 (火) 17:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
クァルテット・インテグラ/ベートーヴェン、リゲティ、レフコウィッツ:弦楽四重奏曲集
結成10年、国内外の躍進目覚ましいクァルテット・インテグラが超こだわりのハイ・ファイ・レーベル「Yarlung」から世界デビュー!
ミュンヘンARD、ウィグモア・ホール、バルトークなどの主だった国際コンクールでの入賞はもとより、近年の日本での演奏活動やライヴノーツ・レーベルから続々とリリースされる録音で高精度かつ生命感に満ちた演奏が高評価のクァルテット・インテグラ。ロサンジェルスのコルバーン・スクールでマーティン・ビーヴァーやクライヴ・グリーンスミス(いずれも東京クヮルテットのメンバー経験者)のもとで研鑽を積んでいましたが、3年の研鑽期間満了に際して素晴らしい録音を卒業制作として残してくれました。
ベートーヴェン最後の弦楽四重奏曲に聴く深みと軽やかさ、リゲティの第2番での静謐さと激烈さの両極を往き来しつつ披露される超絶技巧や様々な奏法は実に見事。3曲目はロサンジェルス在住の作曲家レフコウィッツ[1964-]の新作で、モンテヴェルディのオペラ『ポッペアの戴冠』中のアリアをモチーフにしています。タイトルの「緑の山々、今は黒く」は2024年にロサンジェルス一帯を襲った山火事を指しており、曲は詠嘆するように始まりますが、やがて抒情的に展開し浄化されるかのように終わります。
「Yarlung」レーベルはこの録音をいつものようにワンポイント方式で収録。フランク・シナトラが愛用していたマイク(AKG C24)を使い、自社設計の真空管マイク・アンプなどのこだわりの機材に加え、ケーブルは極力短く、また編集も極力行わずに長いテイクを使うなどして完成したアルバムのサウンドはリアルそのもの。位相管理などを徹底したオーディオ装置やヘッドホンで聴くと、そのリアリティが更によく伝わることでしょう。
なおレーベルによれば、日常生活から超越的な世界への入り口の象徴として鳥居をジャケットに採用したとのことです。(輸入元情報)

『この度Yarlung Recordsから私たちのアルバムをグローバルリリースすることになりました!3年間過ごしたロサンゼルスの集大成として、こうして形に残すことができて嬉しいです。アルバム作成にあたり、Yarlung Recordsさんとの機会を与えてくださった私たちの恩師Martin Beaverに感謝いたします。プログラムはベートーヴェン最後のカルテット、リゲティ2番、そしてDavid S. Lefkowitzとかなりかっこいいプログラムになっているのではないでしょうか!たくさんの方々に聴いていただきたいです。』〜クァルテット・インテグラ
【収録情報】
● ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135
● リゲティ:弦楽四重奏曲第2番
● レフコウィッツ:Green Mountains, Now Black
クァルテット・インテグラ
三澤響果(第1ヴァイオリン)
菊野凜太郎(第2ヴァイオリン)
山本一輝(ヴィオラ)
パク・イェウン(チェロ)
録音時期:2025年4月13-15日
録音場所:ロサンジェルス、コルバーン音楽院、ジッパー・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル)
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