わくわくK-POPランド - 第二十回：夏真っ盛りK-POP

わくわくK-POPランド

HMV渋谷をはじめ計13店舗の勤務を経て現在は本社にて洋楽バイヤーを担当する寺町知秀が K-POP にハマったら？

HMV店舗にて配布のフリーペーパー「HMV the music & movie master」編集プロデューサーの前川洋子が、社内外から信頼を集める生粋の洋楽バイヤー・寺町知秀にとっておきのK-POPをレコメンド。果たして寺町知秀の反応は？

第二十回：夏真っ盛りK-POP

前川：夏真っ盛りだね。

寺町：こら暑すぎてたまらへんね…。

前川：水分補給かかせないね。あとは韓国の夏の定番料理サムゲタンもいいな。

寺町：え、サムゲタン？鍋だし風邪ひいたら食べるやつだし冬の定番じゃないん？

前川：日本の土用の丑と同様に韓国でも特定期間に暑気払いとしてサムゲタンを食べる習慣があるんだよ。

寺町：へぇ〜深イイレバー押した！鰻食べて夏バテ防止的な習慣ってことね。

BLACKPINK /「뛰어(JUMP)」

前川：さてさて今月の一曲目はBLACKPINK「뛰어(JUMP)」。パワー＆熱狂＆美が濃縮されたこれぞK-POPな一曲！

寺町：ブラピきた。レディ・ガガやセレーナ・ゴメスとコラボしてるし今やワールドワイドな人気だよね。ソロの動き活発だし。グループとしてはひさびさのリリース？

前川：ブルピンね。ソロといえばあーぱつあぱつ♪ってメンバーのロゼとブルーノ・マーズの曲がめちゃくちゃ流行ったね。プルピン完全体では2年10カ月ぶりのリリースだそう。

寺町：タイトルからしていい！

前川：韓国語タイトルの読みは“ットゥオ”。

寺町：サビで意味深に言ってるよね。

前川：直訳すると“跳ねろ！”とか “（心）ときめかせて！”みたいな意味がある単語だよ。

寺町：グイグイきてる。

前川：MVは気合いが入ってて3分強の尺にこれでもかってくらい場面転換＆衣装替えが詰め込まれてるよ。目が離せない！

寺町：MVのエキストラの数がすごい。『ウォーキング・デッド』の大量のゾンビが狂ったように踊っててウケる。そのゾンビ群を押し切る4人が超エネルギッシュ！

前川：それがまた凄いのよ。想像以上にメンバーが屋外で撮影してるから、Behind the Scenesの動画もお薦め。見てみて。

寺町：Behind the Scenes観たよ。4人が路上を駆けめぐったり、ワイヤーアクションもありでアグレッシヴな撮影で面白かった！

前川：数秒しかMV収録されないのにとにかく衣装もステージもゴージャス！数秒に対する力の入れ方じゃないよ(笑)ほかにも飛んでるところの撮影が想像外でびっくり。ジェットコースターを設計するみたいなテンションで真剣に緻密にふざけててお気に入り。YouTubeの動画再生数も1億回再生超え。

寺町：真剣に緻密にふざけるって最高！

aespa /「Dirty Work」

前川：お次はaespa「Dirty Work」。

寺町：きましたね。

前川：2020年の誕生以来、サイバーなイメージがあるaespaだけど今作では地面に手をつき文字通りの泥まみれで衝撃を受けました！

寺町：確かに昨年リリースの「Whiplash」「Supernova」のMVはスペイシーな仮想空間でSFぽかったよね。

前川：強めのイメチェンは感じるものの、歌詞の強気さは健在。砂ぼこりだろうが泥にまみれてようが高貴な魅力がほとばしってます。かっこいい！

寺町：泥飛び散るし、シンセベースがどっしり効いててヘヴィなんだけど、ヒンヤリCHILLなヴォーカルが夏に映えててめっちゃ良き。しかしこのMVも人が多すぎ笑

前川：メンバー以外に人がこれでもかってくらい登場してくるのもK-POPのパワフルさが出てていい感じ。

寺町：ダーティーでいてポジティヴだしね！

前川：aespaで誰も足が見えてない全員がワークパンツなのも、めちゃくちゃ新鮮。新しいフェーズ感じる。あーもう枠が無い。続きは来月ね！

わくわくK-POPランド 連載中

「K-POPランド」は、HMV店舗にて配布のフリーペーパー「HMV the music & movie master」でも連載中

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