【発売】ニクラス・リーペ/『メンデルスゾーン - ヘンデル』
2025年05月02日 (金) 19:00 - HMV&BOOKS online - Classical

時代を超越した革新的ヴァイオリニスト、ニクラス・リーペの新たなる挑戦。
ヘンデル、メンデルスゾーンの新解釈アレンジ
ザハール・ブロン門下のドイツの鬼才ヴァイオリニスト、ニクラス・リーペは、常に革新的なアイデアを追求する才能あふれるソリストで、これまでパガニーニの『24のカプリース』全曲やバッハの『ゴルトベルク変奏曲』を同時代の作曲家・編曲者に依頼した新たなアレンジで演奏・録音し、独オーパス・クラシック賞を受賞するなど、その取り組みは大きな注目を集めています。
リーペの最新アルバム『メンデルスゾーン - ヘンデル』は、バロック時代のヘンデルとロマン派のメンデルスゾーンの傑作を現代の視点で解釈するコンセプト。1〜4曲目に収録された作品は、このアルバムのために新しく依頼した編曲で演奏されています。
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調はリーペがヴァイオリンを始めるきっかけとなった作品で、このアルバムの1曲目に第1楽章の編曲版が、最後に原曲の全曲が収録されています。1曲目は、作曲家・ピアニストとして活躍するフロリアン・クリストル[1990-]がこの協奏曲の主題に新たな変奏を加え、過去と現代との時代を超えた対話を演出。一方の原曲は、作品本来の明瞭さと構造美に焦点を当てたリーペの解釈が耳に残ります。
2曲目の『私を泣かせてください』リフレクションと3曲目『ザドク・ヴァリエーション』は、同じくドイツの作曲家・ピアニストのティム・アルホフ[1980-]によるアレンジで、原曲であるヘンデルの歌劇『リナルド』のもっとも有名なアリアと『ジョージ2世の戴冠式アンセム』を文化的一体感の象徴として現代風にアレンジ。
4曲目、ロシアのヴァイオリニスト・作曲家のアレクセイ・イグデスマン[1973-]の『ピース・アカリア』は団結を呼びかける曲であり、「統一」という概念を音楽的に表現しています。
バロックとロマン派という100年の時を隔てた作品を現代の視点でアレンジし、新たな意匠を施して復活させたリーペ。彼はこのアルバムを通して、ヘンデルとメンデルスゾーンを単に歴史上の人物としてではなく、「今でも私たちに語り続けているストーリーテラー」として私たちに紹介しているのです。(輸入元情報)
【収録情報】
1. メンデルスゾーン/クリストル編:メンデルスゾーン・ヴァリエーション(ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64〜第1楽章による)
2. ヘンデル/アルホフ編:『私を泣かせてください』リフレクション(歌劇『リナルド』 HWV.7による)
3. ヘンデル/アルホフ編:ザドク・ヴァリエーション(ジョージ2世の戴冠式アンセム『司祭ザドク』 HWV.258による)
4. イグデスマン:ピース・アカリア(ヘンデル:パッサカリア HWV.432-6による)
5. メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64, MWV O14
ニクラス・リーペ(ヴァイオリン)
ニルス・リーペ(ピアノ:1-3、チェンバロ:4)
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
ジョゼフ・バスティアン(指揮)
録音時期:2024年2月15日、9月24日
録音場所:ハノーファー、NDRコンツェルト・ハウス、大ホール
録音方式:ステレオ(デジタル)
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