【全曲解説】nurié『Borderless』

2025年01月27日 (月) 18:00

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全曲解説テキスト by 大角 龍太朗(Vo) 廣瀬 彩人(Gt) 染谷 悠太(Dr)


1. Drawing

アルバムの幕開けに相応しいSEです。
タイトルの通りこれから始まる「Borderless」という物語にどんな色や情景が足されていくのかワクワクできるSEです。
「Borderless」の世界にしっかり引き込んでくれるのでこのアルバムを手に取ってくれた方には是非1曲目から聴いてほしい。
(廣瀬彩人)


2. SUPER ROCK BAND

nurié - SUPER ROCK BAND (official video)

アルバムのSE(Drawing)が終わり、切り裂くようにアルバムの始まりを告げるのがこの楽曲です!
SUPER ROCK BANDという代名詞に恥じないバンドで在る為に、そして自分達が進むべき道を見失わない為に願いも込めてこのタイトルを付けました。
何故SEを除いて1曲目に持ってきたかというと、続く11曲を通してSUPER ROCK BANDとしての1枚のアルバムが完成するという意味を込めてこの曲順に配置させていただきました。
まずは物語の幕開けとして僕達がどう言ったROCK BANDなのかを聴いてください!
(大角龍太朗)


3. 2F1B

楽しいシャッフルビートの曲。
自分を鼓舞してくれる歌詞で、7曲目の自分賛歌とも共通する部分はありますが、この曲はどちらかというと凹んだ時に少し勇気をくれる歌です。
曲中の「Yeah!!」は一緒に言ってほしい!
(染谷悠太)


4. OVERKILL

音源未公開の状態でライブでは半年近くやってる暴れ曲。
モッシュしたり折り畳んだり走ったり(?)、THE V系のフリの中にもnurié特有のエッセンスがちりばめられてます。
ス◯ブラのタイアップお待ちしております。
(染谷悠太)


5. cue.

チルくなりたい時に聴ける切ないラブソングです。
nuriéといえばこういうお洒落な楽曲も強みの一つですがジャンルレスに曲が並ぶこのアルバムの中でもいい意味で異彩を放っています。
イントロ、Aメロのハネたリズムからサビではシンプルな四つ打ちに切り替わったり自然と身体を揺らしたくなる楽曲です。
(廣瀬彩人)


6. 傘はいらない

nurié初期からある曲です。
今回ようやく音源化することができました。
cue.と同じく切ないラブソングになっていますがcue.とはまた違った温度感でラブソングを描いています。
イントロのギターやストリングス、それぞれの楽器からふと雨の情景が思い浮かぶようなミドルテンポのナンバーです。
(廣瀬彩人)


7. 自分賛歌

ライブでも登場頻度が多いnurié随一のロックチューン。
イントロのギターが耳に残る縦ノリを基調とした楽曲になっています。背中を押してくれる言葉がちりばめられたり楽器のソロ回しがあったりカロリーが高めな曲なので、自分に気合い入れたい時に聴いたらきっと背中を押してくれるはず。
(廣瀬彩人)


8. Firebomb

このアルバム一番のアッパーチューン。
この曲は7月に先行配信していたのでライブではもはや定番曲。
2分半に満たない曲の短さの中でめまぐるしく火が燃え移るように展開が変わっていきます。
ドラム的にはBPM200以上のツーバス踏むのが大変ですがハマったらとても気持ちがいい。
(染谷悠太)


9. 流るる季節に君の面影

染谷的にリード曲でもいいんじゃないかと思ったほどお気に入りです。
大切な人がいなくなっても、自分が忘れなければ意志は生き続けるし繋げることができる。
疾走感の中にも切なさがあって、でも「生きよう」と思える曲になってます。
(染谷悠太)


10. 眩く青の無影灯

nurié - 眩く青の無影灯 (official video)

nuriéが今後掲げていくテーマ「情景描写」に相応しく、道標になるであろう楽曲です。聴いていただければどこか懐かしく切なく儚い青い空気や温度が匂ってくるのではないでしょうか?
ヴィジュアル系には今までなかったような女性ヴォーカルをフィーチャリングした新しいアプローチの楽曲になっています。
ヴィジュアル系に触れたことがない人でも入りやすい楽曲です!
ポカリスエットかカップヌードルのCMに起用されたいです!笑
(大角龍太朗)


11. 夏霞

ここは現実と蜃気楼の狭間。
(大角龍太朗)


12. 冷凍室の凝固点は繋ぐ体温

nurié - 冷凍室の凝固点は繋ぐ体温 (official video)

夏の情景に冷たい温度感を表現した楽曲です。
この楽曲は本当に降ってきた楽曲です。だから夏に冷たい温度という矛盾のようなアプローチにも苦戦せずに作れました!この楽曲の表現はどのミュージシャンにも真似できないnuriéの名曲だと思います。
少し抽象的な楽曲かもしれませんが、僕にとっては純粋なラブソングです。
(大角龍太朗)


13. Borderless

この楽曲は作成し始めた時点からアルバムの最後の曲にすると決めていました。
様々な色を持った楽曲で1枚のアルバムのストーリーを描いていく。曲と曲の境界線も最後に融和してくれるのがこの楽曲です。Drawingから始まりBorderlessで終わる。このアルバムのストーリーを完結する為に必要不可欠な1曲となってます。
そしてきっとアルバムを聴いてくれたアナタも聴き終わった後には抱いていた境界が少し融和されてるはずです。
良ければ一歩僕達に歩み寄ってこのアルバムに触れてみていただけませんか?それだけでいいんです。
境界線が融和された新しい世界を共に見ましょう!
2ndフル・アルバム「Borderless」よろしくお願いします!
(大角龍太朗)


nurié『Borderless』

GENRE:ALTERNATIVE ROCK, MIXTURE
様々な境界線を越える意思を託した
nuriéの2ndフル・アルバム『Borderless』

ドキュメンタリーすぎる。“このバンドが僕にとっての人生なんだよ”という力強い一節から始まるリード曲のTrack.2「SUPER ROCK BAND」は、nuriéの本音と誠実さと貪欲さが凝縮されたド直球チューン。nuriéは叙情的な表現や水彩画的な淡いトーンを生み出すことも得意なバンドである反面、今作ではロック・バンドとしての野性をより前面に打ち出してきた印象を受ける。だが、それでいてR&BテイストのTrack.5「cue.」で聴けるビタースウィート加減も絶品。本来は2024年夏にリリース予定だったという今作を、より高い完成度を求めてこの時期に出すことを決めた潔さが吉と出た模様。nuriéの進み行く境界線なき世界に光あれ!
杉江 由紀【ライター推薦】


nurié 2nd Full Album "Borderless" Teaser

Borderless

CD

Borderless

nurie

価格(税込) : ¥3,500

発売日: 2025年01月15日


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