ベンヤミン・アップル/『それぞれの天職』
2025年02月17日 (月) 17:30 - HMV&BOOKS online - クラシック
ベンヤミン・アップルが、
敬愛するジェルジ・クルターグ全面プロデュースのアルバムを製作
ドイツ出身、数回にわたる来日公演で日本でも人気のバリトン歌手ベンヤミン・アップルは、2019年にハンガリーの作曲家ジェルジ・クルターグ[1926-]と出会い、それ以来彼と共に活動を続けています。アップルにとってのクルターグは「音楽家としても人間としても、もしかすると誰よりも私を形作ってくれた存在」とのこと。
アルバムはシューベルト[1797-1828]やブラームス[1833-1897]によるドイツ・ロマン派歌曲と、クルターグによる声楽作品を交互に収録、そのうち5曲は世界初録音となっています。クルターグ自身シューベルトとブラームスの2曲でピアノを担当、ほかはアップルの信頼する旧友であるピエール=ロラン・エマールとジェイムズ・ベイリューが共演しており、すべてクルターグのプロデュースのもとで制作され、最後には「Gyuri bacsi(ジョージおじさん)」ことクルターグへの、アップルによる興味深いインタビューが収められています。アップルはこう語ります。「このアルバムの目的は、ジェルジ・クルターグの無限の宇宙を垣間見てもらうことです。彼は遠慮深く、厳しい自己批判者であり、逡巡する研究者、内面への問いかけを怠らない者、気取らない知識人、卓越した作曲家、そして並外れた人間です。」(輸入元情報)
【収録情報】
01. クルターグ:死の悲しみが私をとりまく…
02. シューベルト:ガニュメート Op.19-1, D.544
03. クルターグ:この心地よい世界を…(フリードリヒ・ヘルダーリン)
04. シューベルト:墓堀り人の郷愁 D.842
05. クルターグ:今、私ははっきりと理解した…(ヘルダーリン)
06. シューベルト:春に D.882
07. シューベルト:それらがここにいたことは Op.59-2, D.775
08. クルターグ:ヘルダーリン歌曲集 Op.35a
…へ(ヘルダーリン)
森の中で(ヘルダーリン)
形象と精神(ヘルダーリン)
ツィンマーへ(ヘルダーリン)
散歩(ヘルダーリン)
テュービンゲン、1月(パウル・ツェラン)
09. シューベルト:さすらい人が月に寄せて Op.80-1, D.870
10. シューベルト:万霊節のための連祷 D.343
11. クルターグ:薔薇(ウルリケ・シュースター)
12. クルターグ:時の流れ(シュースター)
13. クルターグ:私は知らない…(シュースター)
14. クルターグ:ほおずき(シュースター)
15. シューベルト:泉のほとりの若者 D.300
16. ブラームス:日曜日 Op.47-3
17. ジェルジ・クルターグとベンヤミン・アップルの会話
ベンヤミン・アップル(バリトン)
ジェルジ・クルターグ(ピアノ:15,16)
ピエール=ロラン・エマール(ピアノ:11-14)
ジェイムズ・ベイリュー(ピアノ:02,04,06,07,09,10)
チャバ・ベンツェ(トロンボーン:8)
ゲルゲイ・ルカーチ(チューバ:8)
録音時期:2024年2月〜5月
録音場所:ブダペスト
録音方式:ステレオ(デジタル)
世界初録音(05,11-14)
3件中1-3件を表示
表示順:
※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。