【発売】ジェニーニ&コンチェルト・シロッコ/声楽曲に基づく17世紀イタリアの管楽合奏
2024年09月03日 (火) 17:00 - HMV&BOOKS online - Classical
戦争多き時代に綴られた妙なる歌を、
当時の屋外吹奏楽に使われた楽器を交えた編成で
古楽器演奏研鑽の一大拠点バーゼルで結成された精鋭集団「コンチェルト・シロッコ」による、声楽曲を原曲とする17世紀の器楽作品を集めたアルバム。器楽曲はルネサンス期以来、声楽レパートリーを楽器だけで演奏し、そこに巧みな即興変奏を交えてゆく名手たちの妙技によって発展してきました。そうした曲が楽譜に書き留められ、合奏向けに出版譜として出回ることが増えた17世紀はまさに躍進期で、イタリアやドイツで数々の作曲家が充実した曲集を残していますが、その中には古くから歌い継がれてきた有名なメロディをもとに書かれた曲が多く含まれており、本盤にもそうした作品ばかりが集められています。
ライナーノート冒頭で「ドイツ三十年戦争はじめ戦争の惨禍にたびたび見舞われた時代に、精緻な芸術も育まれていた」というパラドックスが掲げられているのは、木管コルネットやサックバット、ドゥルツィアン(ルネサンスファゴット)など、当時屋外の祝典などで吹奏楽(軍楽隊)に用いられた楽器を多く使った編成になっているため。恋の細やかな情感を歌った原曲が管楽器の響きで再現される中、バーゼルの名手たちが繰り広げる精緻なアンサンブルが各作品の魅力を十全に引き出してやみません。リコーダーなどの管楽器やヴァイオリン、テオルボ、ハープ、鍵盤楽器など種々の古楽器が比類ない妙音を奏で、スリリングな超絶技巧から歌心に富んだメロディアスな調べまで変幻自在。「ARCANA」ならではのエンジニアリングが各楽器の味わいを克明に伝えてくれます。昔日の響きの洗練をじっくりお楽しみください。(輸入元情報)
【収録情報】
01. タルクィニオ・メールラ[1595-1665]:カンツォン第11番『ラ・フォンターナ』 Op.9(1639)
02. ザムエル・シャイト[1587-1654]:フランスの歌『それは軍神マルスか』による5声のカンツォン第29番 SSWV.67(1621)
03. ジョヴァンニ・アントニオ・テルツィ(生歿年不詳、1580-1600年頃活躍):『清らかな真珠』による合奏のためのコントラプンクトゥス(1599)
04. フィリップ・フリードリヒ・べデッカー[1607-1683]:『ラ・モニカ』によるソナタ(1651)
05. メールラ:カンツォン第18番『ラ・カヴァリエーラ』 Op.17(1651)
06. マルコ・ウッチェリーニ[1603-1680]:シンフォニア第34番『大戦闘』 Op.4(1669)
07. オッタヴィオ・バルニャーニ[c.1570-1627]:『ラ・モニカ』によるカンツォン第17番(1611)
08. サロモーネ・ロッシ[1570-1630]:ソナタ第1番『ラ・モデルナ』 Op.12(1613)
09. フランチェスコ・カヴァッリ[1602-1676]:3声のカンツォン(1656)
10. マルコ・アントニオ・フェルロ[c.1600-1662]:3声のソナタ Op.1(1649)
11. ウッチェリーニ:『この美しき精霊』によるアリア第13番 Op.4(1645)
12. ビアージョ・マリーニ[1594-1663]:6声のカンツォン第10番 Op.8(1629)
13. アンドレア・ファルコニエーリ[1585-1656]:ファンタジア『ラ・ポルティア』(1650)
14. ロッシ:ルッジェーロの調べによるソナタ Op.12(1613)
15. マウリツィオ・カッツァーティ[1616-1678]:亡霊たちの踊り Op.22-9(1660)
16. ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー[c.1620/23-1680]:チャコーナ(1669)
コンチェルト・シロッコ(古楽器使用)
ジュリア・ジェニーニ(リコーダー、ドゥルツィアン、指揮)
A=440 Hz 1/4コンマ ミーントーン
録音時期:2023年3月4-8日
録音場所:スイス北部バーゼル近郊リーエン、ラントガストホフ
録音方式:ステレオ(デジタル)

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