【映像】デュムソー/ドニゼッティ:『ランメルモールのリュシー』
2024年08月16日 (金) 16:00 - HMV&BOOKS online - Classical
参考動画 公演の告知トレーラー
俊英ピエール・デュムソーのタクト、
期待の新星ソプラノ、カテリーナ・サーラが歌う『ランメルモールのリュシー』登場!
スコットランドのランメルモールの領主アンリ・アシュトンは、妹のリュシーを金満家の青年貴族アルチュールと政略結婚させようとしますが、リュシーはアンリの政敵レイヴンズウッドの領主エドガールと相思相愛の仲。そこでアンリの友人ジルベールが奸計をめぐらし、エドガールが裏切ったとリュシーに信じ込ませ、アルチュールとの結婚を承諾させます。リュシーとアルチュールの婚礼の宴に乱入したエドガールがリュシーの不実をなじると・・・
ドニゼッティは、フランスの聴衆のために自身の傑作悲劇『ランメルモールのルチア』(1835年ナポリ初演)をフランス語台本による『ランメルモールのリュシー』(1839年パリ初演)として改作しました。この改作に当たって作曲家はイタリア語の台本を単にフランス語に置き換えるのではなく登場人物の何人かを入れ替えたうえ、台本の歌詞と音楽に少なからぬ変更を加えました。パリでの初演は好評を博し、オリジナルの『ランメルモールのルチア』に批判的だったベルリオーズもこの改作版を高く評価したことが知られています。
2021年のドニゼッティ音楽祭で『愛の妙薬』のアディーナ役を歌い絶賛された新星ソプラノ、カテリーナ・サーラが題名役に挑戦。新人らしからぬ安定した技巧と伸びやかで豊かな美声が「狂乱の場」では圧倒的な演技歌唱となり、観る者を震撼させずにはおきません。また、ドニゼッティ音楽祭での本公演がイタリア・デビューとなったフランスの俊英ピエール・デュムソーが、19世紀のオペラをピリオド楽器で演奏する目的で創設された「オーケストラ・リ・オリジナーリ」とミラノ・スカラ座アカデミー合唱団を率い、ヤコポ・スピレイによる猟奇的でダークな舞台演出とあいまって、フランス語改作版『ランメルモールのリュシー』のドラマと音楽を陰影豊かに描き出しています。(輸入元情報)

【収録情報】
● ドニゼッティ:歌劇『ランメルモールのリュシー』全曲〜『ランメルモールのルチア』フランス語版
リュシー/カテリーナ・サーラ(ソプラノ)
アンリ・アシュトン/ヴィート・プリアンテ(バリトン)
エドガール・レイヴンズウッド/パトリック・カボンゴ(テノール)
アルチュール/ジュリアン・アンリック(テノール)
ジルベール/ダビド・アストルガ(テノール)
レーモン/ロベルト・ロレンツィ(バス・バリトン)
ミラノ・スカラ座アカデミー合唱団(合唱指揮:サルヴォ・ズグロ)
オーケストラ・リ・オリジナーリ(古楽器使用)
ピエール・デュムソー(指揮)
演出:ヤコポ・スピレイ
美術:マウロ・ティンティ
衣装:アニェーゼ・ラバッティ
照明:ジュゼッペ・ディ・イオーリオ
収録時期:2023年12月1日
収録場所:イタリア、ベルガモ、テアトロ・ソチャーレ(ライヴ)
映像監督:マッテーオ・リッケッティ
収録時間:132分
画面:カラー、16:9
字幕:日本語、イタリア語、英語、フランス語(歌唱言語)、ドイツ語、韓国語



