【全曲解説】FOUR GET ME A NOTS『CLASSICS』

2023年06月29日 (木)　18:00

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全曲解説テキスト by 石坪泰知（Vo/Ba）高橋智恵（Vo/Gt）

1. Walk together

from “BLINKS” M-1 2013.03.06 released
このアルバムの開幕にふさわしい、
男女ツインボーカルメロディックパンクショートチューンの教科書みたいな曲。
（石坪泰知）

2. Notebook

from “TRIAD” M-1 2010.05.12 released
当時の自分にとっての琴線に触れるメロディーというものを、
衝動のまま継ぎ接ぎのように足していって完成した曲。
（石坪泰知）

3. Firm resolution

from “FORESIGHT” M-1 2008.03.26 released
あるマンガを読了した後、降ってきたメロディーを初期FGMANのみんなで
セッションして落とし込んだ曲。
（石坪泰知）

4. Beginning

from “TRIAD” M-2 2010.05.12 released
ズームイン!!朝!のテーマにインスパイアされたメロディーが降ってきて、
それをベックがメロディックパンクに編曲しつつ、
男女オクターブで歌うアイデアを初めて取り入れた曲。
（石坪泰知）

5. Crescent moon

from “TRIAD” M-4 2010.05.12 released
初めて自分がメインボーカルとして歌った曲。初期からずっと歌ってきていて、
メンバーやお客さん達との思い出が追加されて、今も特別な曲の１つです。
（高橋智恵）

6. Never again

from “DOWN TO EARTH” M-4 2008.12.03 released
実はこれで3回目のリテイク。famとのスプリット作品のために製作した楽曲。
（石坪泰知）

7. Bridge

from “FORESIGHT” M-4 2008.03.26 released
バンド初期特有のキメやリズムで遊んでみたい思いが詰まっている楽曲。
今の自分では作れる気がしません。
（石坪泰知）

8. Dear Black

from “DOWN TO EARTH” M-3 2008.12.03 released
「これは良い曲ができたぞ……！！！」と、作った当時、初めて思えた気がする曲。
locofrankの勇介さんに「Bメロをサビにしたほうがええで」と言われた曲でもある。
（石坪泰知）

9. Start all over

from “DOWN TO EARTH” M-2 2008.12.03 released
前奏は当時も今も大好きなGLEAM GARDENに影響されている。
サビについて「ドレミファソラシドでしょ？」とよく言われるが、
正確には「ソラシドレミファ#ソ」である。
（石坪泰知）

10. Heroine

from “HEROINE” M-1 2011.07.27 released
音楽をやっていきたいと思った初期衝動の言葉や気持ちが詰まった曲。
音楽や歌で大切な人達を元気にしたいし、寄り添いたい。
みんなの音楽のヒーローでありたい。
（高橋智恵）

11. One step forward

＜新曲＞
3年ぶりにライブハウスの日常が戻りつつある昨今、フロアとステージ、お互いの
熱を最大限に共有するために作成した、目まぐるしく構成・展開が変わっていきつつ、
フォゲミ史上一番ハッキリとしたシンガロングパートのある楽曲。
（石坪泰知）

12. Dandelion

＜新曲＞
19年目を迎えた自分たちだからこそ表現できた、3人の足並みが自然に揃う、
そういう部分を色濃く表現できた楽曲。歌詞には大切な友達・仲間・支え続けて
くれるお客さん、みんなへのメッセージを込めている。
（高橋智恵）

FOUR GET ME A NOTS『CLASSICS』

GENRE：MELODIC PUNK
ライヴ定番曲をアップデート＆新曲2曲収録
フォゲミのライヴを120パーセント楽しむためのマスターピース
フォゲミの新たなベスト盤とも言えるセルフカバー・アルバム。ライヴで人気の高い初期の楽曲をメインにリテイクし、バンドの最新ライヴの雰囲気を気軽に体感できる1枚となった。全体的な内容としては、ライヴで盛り上がる様子が目に浮かぶようなハイテンションな楽曲が並び、ライヴの予習や追体験にもピッタリ。新規のファンにとっては、これさえ聴いとけば楽しめるという手軽な導入作品であり、古参のファンにとってもバンドの歴史を感じることができ、なお且つ新曲というサプライズも含んだ必携のアルバムとなっている。新曲は特に、ライヴを意識したシンガロング必至のナンバーと、疾走感と熟練の技が光るアレンジの効いた楽曲という新鮮な構成で、これまた定番になりそうな名曲揃いだ。
山本真由【ライター推薦】