URCレコードの名盤がソニーミュージックより再発 - URCレコード入門編コンピレーション『URC銘曲集―１ 戦争と平和』も同時発売

URCレコード名盤再発シリーズ第１弾５タイトル ＋ URCレコード入門編コンピ 2023年６月21日 (水) 発売

日本のインディレーベルの先駆けとして1969年に産声をあげ、70年代末に活動を終了したURC（アングラ・レコード・クラブ）。高田渡、遠藤賢司、五つの赤い風船、加川良、はっぴいえんど、岡林信康… その他多くの先鋭的な才能が集ったURCは日本のフォーク／ロックの祖と言える存在。その後もその作品群は多くのファンから強い支持を受けている。

そんな URCレコードに残された数々の名盤がソニー・ミュージックレーベルズ/レガシープラスより高品質Blu-spec CD2仕様で再発。2023年６月21日 (水) より毎月５タイトルずつ順次リリースされる。

第１弾として発売されるのは、高田渡／五つの赤い風船『高田渡／五つの赤い風船』、中川五郎『終り はじまる』、早川義夫『かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう』、なぎらけんいち『葛飾にバッタを見た』、加川良『やぁ。』の５タイトル。『高田渡／五つの赤い風船』を除く４タイトルは2023年最新リマスター音源を採用。

また、URCの本質を現代に改めて問うコンピレーションCDシリーズもスタート。その第１弾として、TBS「報道特集」特任キャスターの金平茂紀氏を監修に迎えて、“戦争と平和” をテーマに選曲された『URC銘曲集―１ 戦争と平和』がリリースされる。こちらも高品質Blu-spec CD2仕様となる。

URC銘曲集―１ 戦争と平和

「URCレコード入門編コンピレーションアルバム」第１弾は “戦争と平和” をテーマに選曲。TBS「報道特集」特任キャスターの金平茂紀氏を監修に迎え、あの時代と現代とを結ぶ金平氏の書き下ろしテキストを掲載。

五つの赤い風船 / 高田渡 (1969年)

歴史はここから始まった！ URCが会員制時代の記念すべき第１回配布アルバム。本作はURCレコード第１弾として1969年に発表された記念碑的作品集。Track1〜7は、フォークの巨匠、高田渡のライブ音源集。脚光を浴びた名曲「自衛隊に入ろう」収録。Track8〜16は、西岡たかし、藤原秀子らの美しいコーラスハーモニーを聴かせる五つの赤い風船の作品。名曲「遠い世界に」など収録。

終り はじまる / 中川五郎 (1969年)

中川五郎1969年のメッセージ・フォーク名盤がリマスター再発！ 本作は、高校時代から音楽活動を始めた関西フォークの旗手・中川五郎が、六文銭とのスプリット盤に続いて1969年 弱冠20歳でリリースした単独初アルバム。ピート・シーガーの強烈なプロテスト・ソングに自ら訳詞を付けた「腰まで泥まみれ」から、専業主婦の嘆きをユーモラスに綴った「主婦のブルース」まで、中川の瑞々しい才能が全編にわたって光るメッセージ・フォークの名盤。

かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう / 早川義夫 (1969年)

日本のロックの先駆、早川義夫がURCに残した唯一のソロアルバム！ 本作はジャックス解散直後の1969年11月に発表。バンドサウンドとは大きく異なり全編を通して、ほぼ弾き語りで人間の持つ閉塞感を赤裸々に語っている。その楽曲は陰鬱な雰囲気が立ち込めていて、重く切なく聴くたびに彼の孤独の叫びが切々と伝わってくる。収録曲の「サルビアの花」はさまざまなアーティストがカヴァーしていることでも有名。

葛飾にバッタを見た / なぎらけんいち (1973年)

なぎらけんいちがURCに残した下町情緒あふれるフォークソングの名盤。表題曲「葛飾にバッタを見た」や深夜放送で話題になった「悲惨な戦い」など、フォーク・カントリーの名演全13トラック。

やぁ / 加川良 (1973年)

加川良 1973年発表のライヴアルバム！ 加川良が盟友・中川イサトと共に行なった数々のコンサートから初出曲やカヴァー曲など、ここでしか聴けない名演を収録。

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