【全曲解説】FOUR GET ME A NOTS『SUN』＆『MOON』

全曲解説テキスト by 石坪 泰知（Vo/Ba） 高橋 智恵（Vo/Gt） 阿部 貴之（Vo/Dr）

【SUN】

1. The soundtrack of glory

去年ツアーを廻って、来てくれた人や事情があって来れなかった人、沢山の人の想いを感じてできあがった1曲。世界中の皆の色んな場面で、フォゲミの曲がBGMとして流れ、背中を押したり、寄り添ってくれたらいいな、という想いを込めて。（高橋智恵）

2. Let it go

ギターもドラムもパンチのあるフレーズ、速い、1曲目っぽい、爽快感、みたいなのをテーマに思うがまま作ってみた、という感じです。まだいけそうな気がしています。（石坪泰知）

3. Master of the dice

色々なものを頭から追い払って、グーっと体の底から出した魂の叫び！的な曲です。叫んでます。SpecialThanksのトシキもギターソロ鳴らして、叫んでます。これは作ってる時からボッチくんに歌って欲しいと思って作り上げたものです。（高橋智恵）

4. Carry on

自分達の根底にあるジャパニーズメロディックパンクを出し惜しみせず構築していったら、こんな感じ、という曲です。影響がわかりやすい曲になって満足しています。（石坪泰知）

【MOON】

1. Erase

チエさんが何気なく送ってきたギターリフから広げていった結果できあがった曲で、我々の表現できるエモさ、哀愁感の詰まった曲になったと思います。（阿部貴之）

2. Futures

思いついたものをそのまま、勢いだけでガンガン作った結果できた曲です笑 単純明快でわかりやすい、ガッツのある曲になったかと！（阿部貴之）

3. Dahlia

作りたいと思ったもののイメージが形になった1曲。結果的に3人の優しい部分が詰めれたかなって思います。歌詞はちょっと切ない、人を想う気持ちを歌いました。（高橋智恵）

4. Happiness

歌いたいメロディーを気を張ることなく、ただ乗せたという感じです。いつ聴いても飽きの来ない、自然な曲になったと思います。こういう曲を人生の最後まで作れるような自分でいたいな、と思いました。（石坪泰知）

FOUR GET ME A NOTS『SUN』

GENRE：MELODIC PUNK
感動を誘うエモメロと弾けるエネルギー。2ヶ月連続リリースの第1弾
エモーショナルなメロディと疾走感のあるサウンドで国内のパンク・シーンをリードする、男女ツイン・ヴォーカル・3ピース・バンドが、ライヴ・シーンを盛り上げるような2ヶ月連続リリースの新EPを発売する。こちらはその第1弾。“SUN”というタイトル通り華やかで元気の出るポップ・パンクがギュッと凝縮されたような1枚だ。心に響くエモメロがたまらないTrack.1、激しさと美しいハーモニーが同居するTrack.2、モッシュピットの活気が目に浮かぶハードなナンバーTrack.3、王道感のあるメロコアTrack.4と、様々な顔を見せるフォゲミの魅力がそれぞれ方向性の異なる4曲で表現されている。明日への活力になる今作を聴きながら、ぜひ翌月リリースの姉妹作『MOON』も楽しみにしていよう。
山本 真由 【ライター推薦】

FOUR GET ME A NOTS『MOON』

GENRE：MELODIC PUNK
疾走感の中にバンドの幅広いバックグラウンドを印象づける、連続リリース第2弾
2ヶ月連続リリース第2弾となる今作は、バンドのバックボーンを物語る『SUN』とは対照的に、バンドの幅広いバックグラウンドを印象づける4曲を収録。メンバーが“激エモ”と語る「Erase」、8ビートのエモメロ・ナンバー「Futures」、ハーモニー・ワークとリズム・アレンジにおけるヒネリのきいたアレンジも聴きどころの「Dahlia」、マージー・ビート風のパワー・ポップ「Happiness」と、フォゲミならではと言える疾走感の中に多彩な要素を落とし込んでいる。ラストを締めくくる「Happiness」は、『SUN』のオープニングを飾る「The soundtrack of glory」同様、音楽に取り組む気持ちを歌ったバンドのステートメント。2曲の表現の違いにもぜひ耳を傾けていただきたい。
山口 智男 【ライター推薦】