中野振一郎/F・クープラン:クラヴサン曲全集2(2CD)
2022年02月24日 (木) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
第1集はレコード芸術特選など大絶賛!
フランソワ・クープラン:クラヴサン曲全集2
ロココの戯れ、フランス的甘さ、そして謎めいたムードなど、ユニークかつ多様な作品群の情緒あふれる世界を、その流麗で円熟味を増した表現と時折垣間見える遊び心で深みと新鮮さを与え展開。長年にわたりチェンバロ界をリードし続ける中野振一郎が映し出す、フランソワ・クープランの成し遂げた偉業の真価。(販売元情報)
【収録情報】
Disc1
● クラヴサン奏法/前奏曲第1番ハ長調(1716)(01:11)
● クラヴサン曲集第1巻 第3オルドル ハ調(1713)
1. 暗闇/アルマンド(03:59)
2. 第1クラント(01:36)
3. 第2クラント(01:40)
4. 悲痛/サラバンド(02:42)
5. ガヴォット(01:02)
6. メヌエット(00:49)
7. 巡礼:行進(陽気に) - 施し(優雅に) - 感謝(軽やかに)(03:39)
8. ロランティーヌ(優美に)(05:14)
9. エスパニョレット(節度のある軽やかさで)(01:24)
10. 後悔(物憂げに)[04:26)
11. プロヴァンスの水夫の踊り(陽気に)(02:42)
12. お気に入り/2拍子のシャコンヌ(壮重に、遅くなく)(04:42)
13. いたずら者(極めて生き生きと、はっきりと)(02:06)
● クラヴサン奏法/前奏曲第6番ロ短調(1716)(01:37)
● クラヴサン曲集第2巻 第8オルドル ロ短調(1717)
1. ラファエル(05:20)
2. オーゾニエーヌ/アルマンド(軽やかに、はっきりと)(01:57)
3. 第1クラント(01:49)
4. 第2クラント(02:09)
5. 風変わり/サラバンド(壮重に - 生き生きと - 壮重に)(02:50)
6. ガヴォット(優雅に)(01:49)
7. ロンドー(陽気に)(01:35)
8. ジーグ(02:53)
9. パサカーユ(05:54)
10.)モリネート(軽やかに、非常につなげて)(02:07)
Disc2
● クラヴサン曲集第3巻 第13オルドル ロ短調(1722)
1. 花開く百合(節度をもって、むらなく)(03:33)
2. 葦(優雅に、遅くなく)(03:50)
3. 胸飾りのリボン(心地よく、遅くなく)(04:11)
4. フランスのフォリア、またはドミノ(07:59)
「純潔」透明のドミノの下に(優美に)
「恥じらい」薔薇色のドミノの下に(優雅に)
「情熱」肉色のドミノの下に(賑やかに)
「希望」緑色のドミノの下に(陽気に)
「貞節」青色のドミノの下に(情愛をこめて)
「忍耐」亜麻色のドミノの下に(優雅に、遅くなく)
「倦怠」紫色のドミノの下に(均等に)
「媚態」色とりどりのドミノの下に(陽気に - 節度をもって - 軽やかに)
「年老いた伊達男や時代遅れの宮廷人たち」緋色と枯草色のドミノの下に(壮重に)
「お人よしのカッコウたち」黄色のドミノの下に
「無言の嫉妬」ムーア風の濃い灰色のドミノの下に(ゆっくりと、拍子通りに)
「狂乱または絶望」黒色のドミノの下に(極めて速く)
5. 煉獄の魂(物憂げに)(04:19)
● クラヴサン曲集第3巻 第19オルドル ニ調(1722)
1. カロタンとカロティーヌ、あるいは縁日劇場の芝居(陽気に)(01:36)
2. カロティーヌ(極めて、軽やかに)(01:56)
3. 生娘(素朴に)(03:48)
4. ボンネット(節度をもって)(04:41)
5. ドミニコ会修道士の転落(軽やかに、はっきりと)(02:31)
6. ミューズ・プランティーヌ(04:06)
7. つけぼくろ(極めて陽気にーもう少し優雅に)(02:26)
● クラヴサン奏法/前奏曲第2番ニ短調(1716)(01:22)
● クラヴサン曲集第4巻 第22オルドル ニ調(1730)
1. 戦利品(01:31)
2. 戦利品に続くエール(02:22)
3. 夜明け/アルマンド(節度のある軽やかさで)(02:56)
4. 鰻(軽やかに)(03:06)
5. 足掛け(陽気に)(01:59)
6. 手を交差するメヌエット(02:24)
7. 手品(02:21)
中野振一郎(チェンバロ)
録音時期:2020年9月8,9日、2021年4月19-21日
録音場所:岐阜県、サラマンカホール
録音方式:ステレオ(DXD 24bit/352.8kHz/セッション)
【中野振一郎(チェンバロ) Shin'ichiro Nakano, clavecin】
1964年京都生まれ。1986年桐朋学園大学音楽学部演奏学科(古楽器専攻)卒業。1990年4夜連続独奏会『ヨーロッパ・チェンバロ音楽の旅』により「大阪文化祭金賞」受賞。
1991年フランス『ヴェルサイユ古楽フェスティバル』のクープラン・サイクルに出演。欧米を代表する名手と肩を並べ「世界の9人のチェンバリスト」の一人に選ばれる。1992年『バークレー古楽フェスティバル』へ最年少の独奏家として招かれる。その後も、イギリス(ウィグモア・ホール、BBCジャパン・シーズン)、ドイツ(ライプツィヒ・バッハ・フェスティバル)、チェコ等、欧州での招聘演奏旅行を続ける。「例外のチェンバリスト!」「耳の御馳走」等、各地で好評を博す。
また、国内で長年続けていたバッハの『ゴルトベルク変奏曲』の演奏には今でも定評がある。「各変奏が持つ世界を可能な限り忠実に描出しようとする真摯な姿勢には心を打たれる」「先人たちの遺産を鑑み、大地をしっかり踏まえた中野の解釈の方が説得力が大きい」「この基本的な解釈にさらなる年輪が刻まれるのを見守っていきたい」と絶賛される。
2000年CD『ゴルトベルク変奏曲』で「第38回レコード・アカデミー賞」受賞。2003年「第22回京都府文化賞」、2004年「文化庁芸術祭・大賞」、2009年《女王の祭壇 〜パーセル作品集》で第47回レコード・アカデミー賞受賞。
2010年日本語による初のチェンバロ教則本『チェンバロをひこう〜憧れの楽器をはじめるための名曲集』(音楽之友社)を出版。
そして2020年7月からは、『フランソワ・クープラン全集』のCD収録(長期企画)を、岐阜県のサラマンカホールにて開始。
幅広いレパートリーと楽しいトークによるレクチャー・リサイタルも日本各地で高い人気を呼んでいる。現在、京都市立芸術大学、名古屋音楽大学、大阪音楽大学等で後進の指導にも励んでいる。
使用楽器:アトリエ フォン・ナーゲル社1988年製 フレンチ2段チェンバロ(ブランシェ 1730)(販売元情報)
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