【インタビュー】ONE N’ ONLY 1st.EP『YOUNG BLOOD』

2022年01月15日 (土) 08:30

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(写真:前列左からNAOYA、TETTA、EIKU、REI 後列左からKENSHIN、HAYATO)
TikTokのダンス動画をきっかけに中南米・アジアをはじめとした世界各地で人気に火が着き、現在はTikTokフォロワー数が400万人を突破と国内音楽アーティスト1位を爆走するダンス&ボーカルユニット、ONE N’ ONLY(以下ワンエン)。バラード&白い衣装でイメージを一新した2021年12月リリースの配信シングル「We Just Don’t Care」に続けて、2月16日に1st. EP『YOUNG BLOOD』をリリースする。収録楽曲に込めた思いはもちろん、久々となった2021年の有観客ライブについて、そしてファンである”SWAG”たちへの思いなどを語ってもらった。

--- 『YOUNG BLOOD』にはここ最近の配信シングルが並ぶ形になりますが、2020年4月リリースの1stアルバム『ON'O』との空気感の違いというと?

HAYATO 最近リリースしてきた配信シングルは僕たちのこれまでの色というよりは時代を意識して、TikTokで注目してもらえるようにキャッチ―さを意識したり、今まで挑戦していなかったような楽曲でバリエーションを見せたいと考えていました。でも今作のタイトル曲でもある新曲の「YOUNG BLOOD」は今の僕たちの止まらないエネルギーを表現するような、可能性を信じて突き進んでいく感じがすごく特徴的だと思います。サウンド的にはヒップホップの要素とラテンのリズムを組み合わせていてノリやすいですし、歌詞も攻めているので、こういうテイストが好きなSWAG(ONE N’ ONLYのファンの愛称)のみんなには「お待たせしました!」といえる1曲になっています。

EIKU 「We Just Don’t Care」がソフトなバラードだったから、情緒が心配されるかもしれないですけど(笑)。

--- これまでにも激しいイメージの楽曲はあったと思いますが、より”ギラつき感”が出ましたよね。

KENSHIN 作品全体でいってもすごくパワーアップしている自負はあります。過去曲の「Dark Knight」や「Category」にもギラつき感はあったと思いますけど、2020年から2021年の活動でそれぞれが身に付けた技術や見せ方でさらにパワーアップして、「YOUNG BLOOD」でまた原点のテイストに戻ってきたという感じなので。

NAOYA ちなみに「YOUNG BLOOD」の振付は「We Just Don't Care」と同じ方にお願いしているんですが、曲が速いのもあってワンエンの今までの曲の中でも一番難易度の高い振りになっていると思います!

--- 「YOUNG BLOOD」はもちろんみなさんお気に入りだと思いますが、それぞれこのEPの中で個人的な”推し曲”を教えてもらえますか?

REI 僕は「STARLIGHT 〜未来ノトビラ〜」です。このEPには今の自分たちの全てが詰まっていて、さっきも話に出ていたように「I'M SWAG」や「Dark Knight」の頃にはなかったような僕たちの技術や歌い方を見せられるんじゃないかと。その中でもこの曲には僕ら自身が作詞に参加していて、SWAGのみなさんになかなか会えなかった時期の僕たちがどうしようもない気持ちを抱えつつも、希望の光に向かっていこうというメッセージを込めたのですごく思い入れがあるし、歌っていて一番気持ちが乗っかる曲ですね。

EIKU 「We Just Don't Care」ですかね。今までは強い楽曲でメッセージ性を表現することが多かったんですけど、ミディアムバラードにのせてメッセージを伝えるという形も僕は大好きで。今まで自分たちの曲では「Only One For Me」が一番好きだったんですけど、その順位が変わるかも?というくらい好きな曲です 。MVのすごく儚いニュアンスの表現や振付も含めて気に入っていて、大切な曲ですね。

KENSHIN 僕は「Video Chat」。ツアーでもやったんですが、振りがシンプルだからSWAGのみんなも踊ってくれるし、自然と笑顔になれるのでステキな曲だなと思っています。僕らがTikTokをやってきて、コロナ禍だったからこそ生まれた曲なので、思い出深いという点でもこの曲です。

HAYATO 新曲の「FOCUS」はまだライブでも披露していなくて振りも付いていないんですけど、疾走感がすごくあって世界が広がっていくような曲調がお気に入りです。あとこの曲のラップがすごく好きですね。今までいろいろなスタイルのラップをやってきましたけどすごく難しくて、かつクセになるというか。

TETTA 僕は「What's Your Favorite?」ですね。ファンキーな曲調でAメロを僕が歌うんですけど、このAメロのメロディーラインがすごく気持ちいいです。パフォーマンスでは僕がサビでセンターで踊るので、自分が輝ける曲でもあります(笑)。あとオトナな雰囲気が漂う曲なので、みんなの”色目使い”にも注目してほしいです!

NAOYA REIと一緒で「STARLIGHT 〜未来ノトビラ〜」ですね。メンバーが作詞やダンスの構成、振付に関わったこともあって、僕たちの思いが全方位に詰まっている曲じゃないかと思います。SWAGのみんなに会えなかった時の僕たちの思いを受け止めてくれたら嬉しいですね。最初のタイトルは「STARLIGHT」だけだったんですが、僕が”未来のノトビラ”を考えました。2022年1作目のこのEPに懸ける想いも乗せている部分があって、そういう意味でも思い入れが一番強いかなと。

--- ほかでも「L.O.C.A」はポルトガル語バージョンでも収録されていて(※初回盤とTYPE-Aのみ)幅広い方に聴いてもらえるキャッチ―さを持った曲ですし、EBiSSHの「JUST LIKE ME」のワンエンバージョンもSWAGの方々にとっては思い入れのある曲だと思います。ここで2021年の活動を少し振り返っていただきたいんですが、有観客ライブができなかった期間が長く続いたあとの夏のZeppツアーや秋ツアーなどの有観客ライブはいかがでしたか?

HAYATO 僕らはオンラインライブを3回やって、普段のライブとは違った見せ方やカメラワークを考えたりといい経験にはなったんですけど、お客さんがいると僕らもすごくボルテージが上がるのでまた別物でしたね。

EIKU やっぱり達成感が違いました。オンラインライブだと、終わったあとにすっと「お疲れ様でした」みたいな感じで素に戻るんですけど、お客さんがいると終わったあとも興奮がしばらく冷めないというか。

KENSHIN より嬉しかったですね。会えなかった時期の反動というか、悔しい思いもたくさんしてきたので……「ライブをするためにアーティストをやっているんだ」って改めて感じました。

NAOYA 反応が見られるのが嬉しいよね。お客さんが盛り上がってくれるような曲では一緒に作り上げている感じが楽しいなと思いましたし。この期間で改めて、今のこの状況が当たり前ではないことや、僕らを信じてついて来てくれるSWAGのみんながいるありがたみを感じることができたと思います。

TETTA まだ主要都市でしかライブができていなくて来られなかった人もたくさんいるから、早く状況が良くなってきてほしいですよね。

--- ワンエンがスタートしてから約4年間のうち2年近くがコロナ禍で、イベントやライブができない中TikTokで世界的に注目されるようになったのは凄かったですね。

NAOYA SNSに力を入れようということで、コロナ禍でもポジティブに良い方向に進んでいけたというのがすごく大きかったのかなと。

KENSHIN そこがワンエンの強みというか、マイナスを良い意味でプラスに変えたなと思います。

REI TikTokもそうですけど、インスタライブとか配信にいろいろ挑戦していたのが今の力になっているのではないかなと。僕たちのYouTube番組もあるんですが、それとは別でほぼ毎日のようにインスタライブやってきましたから。

HAYATO あとTikTokをきっかけに、海外の方たちからも応援されているなというのを明確に実感できたのは大きかったですね。

--- 今後はワールドワイドな視野で活動していくのでしょうか?

HAYATO 日本のみんなに向けた活動を頑張っていくのはもちろんですけど、TikTokをきっかけにブラジルのSWAGの方々とビデオチャット会をやった時に、僕らの曲はもちろん歌えてグッズも持っていたり、本当に応援してくれているんだとわかるくらい熱量がすごかったんです。そういうのを見ると、実際に行ってライブしたいなっていう思いがすごく強くなりました。

--- 目標としているライブ会場はありますか?

NAOYA 来年のクリスマスには日本武道館でやりたいですね。やっぱり1つの夢の舞台と言える会場ですし。夢は言わないと叶わないと思うので言っておきます!

--- では今後「こういうアーティストになれたらいいな」という理想像というと? 地球の反対側でバズるというケースはなかなかないですし、モデルになるようなアーティストがいないとは思いますが。

NAOYA 国や言語に関係なく、僕たちを見てハッピーになれる、幸せになれる、元気をもらえるとか、プラスの感情を持ってくれたらすごく嬉しいなと思っていますね。言葉が伝わらなくてもライブを見たり、TikTokの動画などを通じて「落ち込んでいたけれど明日から頑張ろうと思った」とか、そういう人が1人でも多く増えたらすごく嬉しいなと思います! 世界中のみんなをハッピーにできたら。

--- 最後にSWAGのみなさんにメッセージをお願いしたいです。

REI 僕たちはTikTokで日本の楽曲を海外に広げつつ、海外の楽曲も日本に広めていくというテーマのもとに動画をアップしているんです。いろいろな言語や楽曲にトライしていて、そういう意味でも唯一無二のグループなので引き続き注目してほしいです。あと今回の1st. EP「YOUNG BLOOD」で改めて”強い”僕たちらしさというのを提示できたと思うので「これぞワンエン」という魅力を感じていただけたら。

EIKU TikTokを含めて、僕らのいろんな活動をSWAGのみんなが好意的に応援してくれているのがすごく嬉しいです。今回のツアーではまだ大変な状況の中でSWAGのみんなが1つになって応援してくれることが、すごく僕たちの頑張る糧になっていました。これからも僕たちなりの唯一無二を目指していくので、引き続き応援してほしいなという思いです。

KENSHIN 「離れないでほしい」です。みなさんがワンエンのことを好きになってくださってすごく嬉しいので、飽きさせないように僕らもこれからいろいろなアプローチで頑張っていきます。お互いになくてはならない存在であり続けたいなと思っているので、飽きないでください!

HAYATO 日本の音楽アーティストでTikTokのフォロワーが一番多いグループになれたことは、2021年の僕らの強みになったと思います。そうは言っても日本でもワンエンを知らない方がたくさんいるし、世界的に見たらまだ全然知られていないと思うので、今の時期から応援してくれているみんながいつか誇れるようなグループになりたいなと。もっと高みを目指して世間の誰もが知っているようなグループになりたいと思うので、応援してくれているみんなには「待っててくれよ!」と伝えたいです。

TETTA まずは第一にみなさんに「応援してくれてありがとう」ということを伝えたいです。それぞれいろいろな事情がある中、チケットを買ってライブを見に来てもらえるのはすごくありがたいなと思っていて。さっきも話していたように”幸せになれる”と言ってもらえる音楽やライブをこれからも作っていきたいなと思います。一番のSWAGに対する恩返しはワンエンが大きくなることだと思うんですけど、もっと大きくなってもみんなとの距離をより近づけていくような気持ちで、これからも活動していけたらと思います。

NAOYA とにかく僕らを好きになったら絶対に後悔させないですし、好きになってくれた方は必ず幸せにするので「僕たちを信じてついてきて!」という気持ちを、まずは伝えたいですね。

インタビュー・文/古知屋ジュン
PHOTO/植田真紗美


2022.2.16リリース
1St.EP「YOUNG BLOOD」詳細はこちら▼

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HMV&BOOKS online-Japanese Pop|Thursday, January 1, 2022 13:01

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