元ジャパンのベーシスト、ミック・カーン 90年代ソロ関連作品３タイトル紙ジャケット再発　長らく廃盤となっていた『Bestial Cluster』『The Tooth Mother』『Polytown』が〈GEN -弦-〉シリーズより再登場

2021年12月17日 (金)　18:00

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元ジャパンのベーシスト、ミック・カーンのソロ関連作品３タイトルが紙ジャケット仕様で再発

フレットレスベースによる奇妙で独創的なフレージングやメロディ感覚で、唯一無二のアーティストとして名を知らしめた元ジャパンのベーシスト、ミック・カーン。

バンド解散後も、ソロ活動をはじめ多くのミュージシャンとのコラボレーション作品の制作やサポートなど精力的に活動し、2010年にこの世を去るまで数々の名作を残したミック。

今回、長らく廃盤となっているドイツのジャズレーベル〈CMP〉から90年代にリリースされていた３タイトル、『Bestial Cluster』『The Tooth Mother』『Polytown』が紙ジャケット仕様で再発される。

Bestial Cluster (1993)

80年代中盤に大停滞期を迎えていたミック・カーンは、デヴィッド・トーンとのセッションにより自身のジャンルやスタイルに囚われない音楽への純粋な悦びを見出し、90年代前半から表現活動をバーストさせていく。そんな中、1993年にドイツのジャズレーベル〈CMP〉と契約を交わし、同年10月にリリースしたサードソロアルバムが本作『Bestial Cluster』。

エレクトリックサウンドを大胆に導入したヘヴィかつジャズロック的なサウンドを展開するこのアルバムでは、ベース以外にもヴォーカルやキーボード、木管楽器の演奏などマルチインストゥルメンタリストとしての能力も発揮。また、元ジャパンのリチャード・バルビエリ (key)、スティーブン・ジャンセン (ds) 、そしてデヴィッド・トーン (g) の参加もこのアルバムに華を添えている。

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収録曲

The Tooth Mother (1995)

前作『Bestial Cluster』から１年半後の1995年にリリースされた５thアルバム『The Tooth Mother』では、リチャード・バルビエリが２曲に参加。前作で大活躍したデヴィッド・トーンは今作でも全面的に参加しており、加えてスティーヴン・ウィルソン、ギャヴィン・ハリソンという、JBK (Jansen / Barbieri / Karn) やポーキュパイン・ツリーの人脈としておなじみのメンバーが参加しており、ジャパン色から距離を置いた、アンサンブル重視の独自の世界観を打ち出したジャズロック的作品に仕上がっている。