【映像】フィレンツェ五月祭歌劇場/プッチーニ:『ジャンニ・スキッキ』

2020年07月14日 (火) 14:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


フィレンツェ五月祭からプッチーニの傑作『ジャンニ・スキッキ』登場

亡くなったばかりのフィレンツェの大金持ちブオーゾ。その遺言状に「全財産を修道院に贈る」とあり、遺産を目当てに集まった一族の人々は頭を抱えます。そこで一族の一人リヌッチョが思いついたのが、彼の婚約者ラウレッタの父で成り上がり者のジャンニ・スキッキに相談をもちかけること・・・。
 『トゥーランドット』が未完に終わったため、作曲家自身が完成した最後のオペラとなった『ジャンニ・スキッキ』は、プッチーニの歌劇作品には数少ない喜劇の一つです。ダンテの「神曲」のエピソードに題材をとり、主人公が遺産相続を巡る欲の皮の突っ張った一族の目論見を逆手に取って、遺産を掠め取り、娘とその婚約者の幸せを図るというストーリー。劇中、娘のラウレッタが歌う「私のお父さん」は数あるソプラノの名アリアの中でも、とりわけよく知られた珠玉の名曲です。
 本映像は、作品の舞台となったフィレンツェのご当地もの、フィレンツェ五月祭歌劇場の上演収録です。主人公ジャンニ・スキッキをイタリアのベテラン歌手ブルーノ・デ・シモーネが巧みに演じ、新鋭ソプラノ、フランチェスカ・ロンガーリがラウレッタを表情豊かに歌い上げます。遺産を巡る一族の人々もそれぞれが個性豊かに演技歌唱を繰り広げ、ヴァレリオ・ガッリのタクトが導く活気溢れる音楽が、この傑作喜劇に生き生きとした表情を与えています。(輸入元情報)


【収録情報】
● プッチーニ:歌劇『ジャンニ・スキッキ』全曲


 ジャンニ・スキッキ…ブルーノ・デ・シモーネ(バリトン)
 ラウレッタ(スキッキの娘)…フランチェスカ・ロンガーリ(ソプラノ)
 ツィータ(大金持ちブオーゾのいとこ)…アンナ・マリア・キウーリ(メゾ・ソプラノ)
 リヌッチョ(ブオーゾの甥)…デイヴ・モナコ(テノール)
 ゲラルド(ブオーゾの甥)…アントニオ・ガレス(テノール)
 ネッラ(ゲラルドの妻)…コスタンツァ・フォンターナ(ソプラノ)
 アマンティオ(公証人)/スピネロッチョ(医者)…エンリコ・マラベッリ(バリトン)、他
 フィレンツェ五月祭合唱団(合唱指揮:ロレンツォ・フラティーニ)
 フィレンツェ五月祭管弦楽団
 ヴァレリオ・ガッリ(指揮)

 演出・装置・衣装・照明:デニス・クリーフ

 収録時期:2019年11月20,23日
 収録場所:フィレンツェ五月祭劇場(ライヴ)
 収録監督:ティツィアーノ・マンチーニ

 収録時間:56分
 画面:カラー、16:9
 字幕:日本語・イタリア語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語