注目のマイナー・ピアノトリオ 【2015年11月17日掲載分】
Monday, January 18th 2016
毎週各国より続々と投入されるピアノトリオ作品をまとめてご紹介。名手による堂々の新録から、小粒でもぴりりと辛い隠れ人気盤、レア本、ディスクガイド掲載の限定再プレス/再流通盤までよりどりみどり!
* 自主制作盤や海外マイナー・レーベルからの流通盤も多く、入荷が不安定な場合がありますことを予めご了承ください。
Najponk 『Final Touch Of Jazz』
ソロピアノの『A Child Is Born』、「Live At The Office」シリーズ第3弾に続く、絶好調ナイポンクの本年3枚目となるAnimal Music新作は、チェコのベース巨匠ジョージ・ムラーツ、ロンドンのファーストコール・ドラマー、マット・フィッシュウィックとのトリオ録音。オリジナルやスタンダードの他は、セロニアス・モンク、ウィントン・ケリー、ミルト・ジャクソン、ハービー・マンなどのジャズメン・クラシックを収録!
Najponk (p)
George Mraz (b)
Matt Fishwick (ds)
Najponk (p)
George Mraz (b)
Matt Fishwick (ds)
Roberto Olzer 『Moon And The Bonfires』
前作『Steppin' Out』が2013年のジャズオーディオ・ディスク大賞・金賞を受賞し一躍注目を浴びたイタリアのピアニスト、ロベルト・オルサー。出会うべくして出会った澤野工房からの第1弾は、透明にして甘美なオルサーのピアニズムに心酔しきりの逸品に。
Roberto Olzer (p)
Yuri Goloubev (b)
Mauro Beggio (ds)
Roberto Olzer (p)
Yuri Goloubev (b)
Mauro Beggio (ds)
Rob Van Bavel 『Christmas Three』
各種レア本掲載盤でも知られるオランダの人気ピアニスト、ロブ・ヴァン・バヴェル率いるトリオによるクリスマス・アルバムが登場。おなじみの聖夜スタンダード曲に加えて、オリジナル・ブルースも収録。クリアなタッチとリリカルな音色に酔いしれる一枚です。
Rob Van Bavel(p)
Stefan Lievestro (b)
Hans van Oosterhout (ds)
Rob Van Bavel(p)
Stefan Lievestro (b)
Hans van Oosterhout (ds)
Joan Diaz 『Cadena Trofica』
スペイン・バルセロナのエヴァンス派ピアニスト、ジョーン・ディアズ、久々ピアノトリオによる新作が登場。ダヴィド・メンガル(b)とオリオル・ロカ(ds)の息もぴったりのリズムコンビと織り成すリリカルで美しい音世界。現代欧州ピアノトリオの格調の高さと粋が凝縮された一枚です。
Joan Diaz (p)
David Mengual (b)
Oriol Roca (ds)
Joan Diaz (p)
David Mengual (b)
Oriol Roca (ds)
Michel Bisceglia 『Blue Bird』
イタリア系ベルギー人ピアニスト、ミシェル・ビスチェリアのトリオ最新作は、ガスト・ヴァン・デン・ベルジュ監督の映画「青い鳥」にインスパイアされた一枚。ビスチェリアならではの美しく流麗なメロディラインで紡がれた詩情十篇。ジャケットのような淡く瑞々しい情景が広がります。
Michel Bisceglia (p)
Werner Lauscher (b)
Marc Lehan (ds)
Michel Bisceglia (p)
Werner Lauscher (b)
Marc Lehan (ds)
Yaniv Taubenhouse 『Moments In Trio Vol.1』
クラシックやポストロックなどの要素を取り入れた前作『Here From There』が好評だったイスラエル=NY組の若手ピアニスト、ヤニフ・タウベンハウスのFSNT第2弾。前作とは異なるトリオながら、今回もオリジナルの強さやスタンダードの斬新な解釈が光る一枚に。今後も注目です!
Yaniv Taubenhouse (p)
Rick Rosato (b)
Jerad Lippi (ds)
Yaniv Taubenhouse (p)
Rick Rosato (b)
Jerad Lippi (ds)
Larry Novak 『Invitation』
1964年Dot録音のデビューアルバム『Larry Novak Plays』から実に50年!地元シカゴのロンドン・ハウスやミスター・ケリーズをギグの活動拠点にしながら、フランク・シナトラ、サラ・ヴォーン、ペギー・リーの歌伴も務めてきたピアニスト、ラリー・ノヴァック。熟練した味わいと豊かな歌心が楽しめる新録トリオ作が登場!
Larry Novak (p)
Eric Hochberg (b)
Rusty Jones (ds)
Larry Novak (p)
Eric Hochberg (b)
Rusty Jones (ds)
Kris Defoort 『Monks Dance』
ニューヨーク時代にはマーク・ターナーやジム・ブラックらとの共演作品も残しているベルギーのピアニスト、クリス・デフォート。今年レア盤『K.d.'s Decade Live』の復刻がピアノトリオ・ファンの間で話題となったデフォートの2014年トリオ新録モンク集が登場。
Kris Defoort (p)
Nicolas Thys (el-b)
Lander Gyselinck (ds)
guest:
Josse De Pauw (voc)
Kris Defoort (p)
Nicolas Thys (el-b)
Lander Gyselinck (ds)
guest:
Josse De Pauw (voc)
Michael Gallant 『Live Plus One』
リンダ・オー(b)らとの『Completely』も好評価だった、米メリーランド州シルバースプリング出身のピアニスト/キーボーディスト、マイケル・ギャラントが自らのトリオを率いて行なった2014年ワシントンDCでのライヴ録音。ロック的なアプローチも交えておくるコンテンポラリー・ピアノトリオ。ライヴならではの臨場感溢れるサウンドで!
Michael Gallant (p)
Dmitry Ishenko (el-b)
Rob Mitzner (ds)
Michael Gallant (p)
Dmitry Ishenko (el-b)
Rob Mitzner (ds)
Robert Rook 『Introducing』 (デッドストック限定再入荷)
オランダの実力派ピアニスト、ロバート・ルックが1997年に吹き込んだレア・トリオ盤のレーベル・デッドストックが限定入荷決定!モーダルなアプローチを軸にしたクール且つ香気溢れる主役ピアノがたまりません♪ 2003年に新装ジャケでリイシューされ話題を呼びましたが、こちらは正真正銘のオリジナル・プレスです!ご予約はお早目にどうぞ!
Robert Rook(p)
Sven Schuster (b on M1,4)
Frans Van Der Hoeven (b on M2,3)
Joost Van Schaik (ds on M1〜4)
Thomas Andersen (b on M5〜7)
Chander Sardjoe (ds on M5〜7)
1997年作品
Robert Rook(p)
Sven Schuster (b on M1,4)
Frans Van Der Hoeven (b on M2,3)
Joost Van Schaik (ds on M1〜4)
Thomas Andersen (b on M5〜7)
Chander Sardjoe (ds on M5〜7)
1997年作品
Ernst Glerum 『Elbow Room』 (限定再プレス)
MOONKS本はじめ各方面で絶賛されたピアノトリオ盤『Omnibus One』でおなじみのオランダのベテラン・ベーシスト/ピアニスト、エルンスト・グレールム。こちらは1997年に吹き込まれた幻のピアノトリオ盤。これまでの諸作同様、メロディの美しさと疾走感溢れるリズムで魅了するエルンストならではのトリオ世界。
Curtis Clark (p on M6-10)
Nout IngenHousz (ds on M1-5)
Ernst Glerum (contrabass on M1-12,p on M1-5,11-13,org on M1-5)
1997年作品
Curtis Clark (p on M6-10)
Nout IngenHousz (ds on M1-5)
Ernst Glerum (contrabass on M1-12,p on M1-5,11-13,org on M1-5)
1997年作品
Bob Alberti 『Nice N Easy』 (限定再プレス)
寺島靖国氏も絶賛!「JAZZ ピアノ・トリオ名盤500」掲載も入手困難となっていたボブ・アルベルティの1995年録音ピアノトリオ盤が最終在庫が入荷決定!これがラストチャンスとなりそうですのでご予約はお早めに!
Bob Alberti (p)
Mark Husbands (ds)
Delbert Felix (b)
Frank Duvall (b)
1995年作品
Bob Alberti (p)
Mark Husbands (ds)
Delbert Felix (b)
Frank Duvall (b)
1995年作品
Guy Gardner 『Emma's Dream』 (限定再プレス)
イギリスのピアニスト、ガイ・ガードナーが2003年に吹き込んだレア・ピアノトリオ作品が限定再プレス。オリジナルを中心に、英国慕情溢れる美しさと端正に紡ぎ上げられた音世界に魅力される逸品。欧州ピアノトリオ・マニアは是非ともコレクションに加えたい一枚です。
Guy Gardner (p)
Jeff Clyne (b)
Trevor Tomkins (ds)
2003年作品
Guy Gardner (p)
Jeff Clyne (b)
Trevor Tomkins (ds)
2003年作品
Andrew Gilpin 『And All That Jazz』 (限定再プレス)
カナダの知られざる名ピアニスト、アンドリュー・ギルピンが1992年に吹き込んだ幻のトリオ盤が限定再プレス。ラテン・フィーリングが良いアクセントとなっている独特のスウィング感。クロード・ボリング、チック・コリア・エレクトリック・バンドなどの珍しいレパートリーも◎!
Andrew Gilpin (p)
Peter Telford (b)
Evan Ritchie (ds)
Leslie Allt (fl on M7)
1992年作品
Andrew Gilpin (p)
Peter Telford (b)
Evan Ritchie (ds)
Leslie Allt (fl on M7)
1992年作品
Eliot Zigmund 『Dark Street』 (限定再プレス)
ビル・エヴァンス後期トリオを支えたドラマー、エリオット・ジグムンドの1993年リーダー・ピアノトリオ作品が限定再プレス。近年、ChallengeやSmallsから良作続くNY名士デヴィッド・バークマンのピアニズムが躍り、こちらも名人マイク・リッチモンドの艶のあるベースが呼応する、まさしく完璧なトリオ・バランス。お見逃しなく!
David Berkman (p)
Mike Richmond (b)
Eliot Zigmund (ds)
1993年作品
David Berkman (p)
Mike Richmond (b)
Eliot Zigmund (ds)
1993年作品
Frankfurt Jazz Trio 『No.1』 (限定再プレス)
寺島レコードから再リリースされた『American Songbook』でも知られるドイツの名ピアニスト、オラフ・プーツシーン率いるピアノトリオ、フランクフルト・ジャズ・トリオ。2000年のデビューアルバム『No.1』が限定再プレス決定!スタンダードを中心とした選曲とよくスウィングするプーツシーンのピアノに心掴まれる逸品です。
Thomas Cremer (ds)
Martin Gjakonovski (b)
Olaf Polziehn (p)
2000年作品
Thomas Cremer (ds)
Martin Gjakonovski (b)
Olaf Polziehn (p)
2000年作品
Matt Erion 『Something From Nothing』 (限定再プレス)
シカゴのベーシスト、マット・エリオン率いるトリオによる2003年隠れ名盤『Something From Nothing』がレギュラーCDで限定復刻。爽やかなピアノの音色と快活なリズムとのコンビネーションによって生まれた珠玉のピアノトリオ・サウンド。全曲オリジナル・コンポジションという点もポイント高し!
Jim Abrahamson (p)
Dave Anderson (ds)
Matt Erion (b)
2003年作品
Jim Abrahamson (p)
Dave Anderson (ds)
Matt Erion (b)
2003年作品
Dan Papirany 『Session One』 (限定再プレス)
イスラエルはテルアビブ出身、現在はニュージーランドで活躍しているピアニスト、ダン・パピラニー率いるトリオの2004年レア盤が限定入荷!おなじみのスタンダード・メロディを美しく温もりのあるタッチで優しく紡ぎ上げた一枚。オーソドックスながら主役の衒いないピアニズムに心を掴まれる逸品。オススメです!
Dan Papirany (p)
Pete McGregor (b)
Owen Kneebone (ds)
2004年作品
Dan Papirany (p)
Pete McGregor (b)
Owen Kneebone (ds)
2004年作品
Hein Van Der Gaag 『Tortured Genius』 (限定再プレス)
ベネズエラ出身でオランダを拠点に活動するベテラン・ピアニスト、ハイン・ヴァン・ダー・ガーグ率いるトリオが1993年に吹き込んだレア作品。伝統的なモダンジャズのスタイルを踏襲した聴き心地満点の王道盤。限定再プレス決定です!
Hein Van Der Gaag (p)
Roger Cooke (b)
Douglas Sides (ds)
1993年作品
Hein Van Der Gaag (p)
Roger Cooke (b)
Douglas Sides (ds)
1993年作品
John Roney 『This One Goes Out...』 (限定再プレス)
カナダを拠点に活動をするピアニスト、ジョン・ルーニーが2000年に吹き込んだピアノトリオ・デビュー盤が再登場。クラシカルな要素をクロスされながらもあくまで王道的なスウィング・ピアノを展開。若いながらも技・表現力ともに熟練した味わい深さも醸し出す、マイナー・ピアノトリオ・ファンには是非耳にしてほしい一枚。
Hein Van Der Gaag (p)
Roger Cooke (b)
Douglas Sides (ds)
1993年作品
Hein Van Der Gaag (p)
Roger Cooke (b)
Douglas Sides (ds)
1993年作品
Jesper Lundgaard Trio 『60 Out Of Shape』
日本でも人気の高いデンマーク名ベーシスト、イェスパー・ルンゴーが、ピアノファンに絶大な人気を誇るエンリコ・ピエラヌンツィ、デンマーク最高のドラマー、アレックス・リールと共にコペンハーゲンの名クラブ「ジャズハウス・モンマルトル」に出演した際のライヴ盤。ピエラヌンツィにとっても久方ぶりとなる欧州ピアノトリオ作品につき大注目です!
Enrico Pieranunzi (p)
Jesper Lundgaard (b)
Alex Riel (ds)
Enrico Pieranunzi (p)
Jesper Lundgaard (b)
Alex Riel (ds)
Christian Sands 『Take One』
近年はクリスチャン・マクブライドやベン・ウィリアムスのグループで活躍する天才ピアニスト、クリスチャン・サンズ。本作は、トーマス・フォネスベック(b)、アレックス・リール(ds)という北欧が誇るリズムマスターとのトリオで行なった「ジャズハウス・モンマルトル」でのライヴ盤。サンズの美しいハーモニーとアグレッシヴなアドリヴに魅了されること必至!
Christian Sands (p)
Thomas Fonnesbæk (b)
Alex Riel (ds)
Christian Sands (p)
Thomas Fonnesbæk (b)
Alex Riel (ds)
