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【連載】クラムボンmito×MMMatsumoto 『MMM Radio Psychedelic』(39) MMM Radio Psychedelicへ戻る

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ROCK NEXT STANDARD 日本のシンガーソングライター特集ストア

2014年12月10日 (水)



『MMM Radio Psychedelic』×「3.10MMM」× HMV

音楽雑誌「MARQUEE」で好評連載中のクラムボン・mitoさんと MARQUEE編集長・MMMatsumotoさんによる「3.10MMM」が、 WebDice上でネットラジオとして配信!その名も『MMM Radio Psychedelic』。今回は第39弾です。
2人による音楽談義がギュッと詰め込まれた、他では聴けない超レアな番組。 HMV ONLINEでは「3.10MMM」と『MMM Radio Psychedelic』で紹介したアイテムを合わせてご紹介!必聴必読です!



mito from clammbon

mito クラムボンのベーシスト。いくつかのソロプロジェクトや多方面のアーティストのプロデュース活動も活発に行うオールラウンド・プレーヤー。
  clammbon オフィシャルサイト

MMMatsumoto from「MARQUEE」

MMMatsumoto ポップカルチャーとマニアックな視点で独自な音楽を紹介する音楽雑誌「MARQUEE」の編集長。

  MARQUEE オフィシャルサイト




どもです、ミトです!!お待たせいたしました『MMM Radio Psychedelic』vol.39の配信開始です!

気付ば「あ!!!!っっっっっっっっっっっっっ、、、」と言う間に2014年ももうあと少し、、、なんですかこれ?どこか組織の隠謀で、世界規模の時間泥棒とかしてるんですか!?と、もう誰かのせいにしなきゃ納得いかないほど、時の経つのが早いです。そんな2014年、もうですね、余りにも時の経つのが早すぎて、なんかもう今年はまとめることを完全に放棄しました。僕たちMMMチーム。はい、出たー。また次回予告ブッチの回でございます。

そんな今回のMMM、何気なくMMMatsumotoさんと「次回どうしましょうか、、」なんて電話をしている中、(個人的には全く覚えてないのですが)僕の方から「そういえば最近、またELP聞いてるんですよねえ」なんてことをポロリと言ってしまったらしく、それを聞いたMMMatsumotoさん「ミトくん!!遂に!!遂にやっちゃうの!?それ!!!???」と突然の喰い付き!!!!え、、まさか、、、ホント?

ということで、今回。遂にこれやっちゃいました。題して「ELP主要アルバム全解説!!!」
うわあああ、、、、もう遂に禁断のところに来てしまいました。この2014年に全くかすりともしないこのタイミングで、まさかのELP特集。もう年末の忙しさで、とうとう頭のネジが何本か落ちてしまったようです。
しかし!しかしですよ。語るは何せ、お互いの人生を180度ひっくり返したと言っても過言ではない、まさに神と崇めても差し支えないこのバンド。もうここまで来たら全力疾走ですよ!この厚く滾るプログレ魂を死ぬまで背負うと誓ったこの二人、もう今回は飛び抜けてフルスロットルで向かいたいと思います!!みなさまも、どうぞ遠慮なくその「ELP愛」をむき出しに、今日は聞き入っちゃってくださいませ!!

さあ、それではいってみましょうか!!



【MMMRadio Psychedelic Vol.39】
音楽雑誌「MARQUEE」とMMMRadio Psychedelicで紹介したPlay Listをご紹介

1st set  Emerson, Lake & Palmer 『Emerson,Lake & Palmer』


記念すべき1stアルバム。この当時、スーパーグループ結成が話題で、E,L & Pも結構な鳴り物入りでデビュー。だったものの当初人選に上がっていたジミ・ヘンドリックスが外れるなど、事はスムーズに運んだわけではなく、元ザ・ナイスのキース・エマーソン、元キング・クリムゾンのグレック・レイク、元アトミック・ルースターと言う以上に元クレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウンだったカール・パーマーに、最終的に落ち着いてのことだった。結成当初のライヴでは、「21世紀の精神異常者」や「ロンド」など古巣バンドのレパートリーを持ち寄るなど、まだまだ手探り。アルバムも3人のオリジナルソロ曲を集めた形で、充分にバンド作とは言い難い。けど、そこは3人共、以前在籍のグループから格段に腕を上げ、アイディアも断片的に魅力的だ。ロック、クラシック、ジャズを違和感なく融合させる方向性は既に明確で、カントリーミュージックをベースにしながら流麗なクラシックピアノを聴かせる「石をとれ」や、教会オルガンやハープシコード等を駆使しながらストーリーを描いた「三人の運命の女神」、SSWとしてのメロディが活かされた「ラッキー・マン」など、傾向様々に緩急もついて原石の魅力を感じさせる。
解説 by MMMatsumoto



mito 「ウチの親父、プログレのコレクションがすごいあってですね。中学の時、通学中に親父のレコードをテープに入れてウォークマンで聴いてたんですよ。その時に衝撃的だったのがクリムゾンとELP」
MMMatsumoto 「すごい中学生だねぇ(笑)」
mito 「で、中2の時かなぁ・・・TM NETWORKがTMNに改名してハードロック路線に移ったんですよ。その時のキーワードが“ハードロック”“プログレッシヴ”。それで“なんぞやプログレッシヴって”ってなった時に出てきたのがELP、クリムゾンで“オレ聴いたことある!”って(笑)」
MMMatsumoto 「小室さんエマーソン大好きなんだよね」
mito 「そこでいろんなモノが着地して」
MMMatsumoto 「(1st発売の)当時は“スーパーグループ”ブームだったわけだけど、集まったはいいけどアイデアが真ん中にない感じがした、1stはね」
mito 「まだ固まってなかった、っていうのは今になってみるとありますね。ただ、歌とインストという個性の割り振り方っていうのは、この時点で確立されてる。歌を聴かせて、音楽もちゃんと聴かせてっていうのをここまで綺麗にロック・フォーマットでやったのは今までないんじゃないかな、っていうぐらい」

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2nd set  Emerson, Lake & Palmer 『Tarkus』


全世界より“スーパーグループ”と称され、衝撃を以て迎えられた1stアルバムから半年経って発売されたのがこの2nd。面妖なコーラスのフェードイン、興奮を煽るパーカッシヴな5拍子のリズム、地の底から湧き出るようなシンセベース!もう1曲目の冒頭2分を聞くだけで「ああ、この曲を知らないなんて、絶対損してる!!!」と胸はって言えてしまう、まさに名盤中の名盤。ちなみにこの2ndから、ELPの音源には一つのある特徴が見受けられるようになる。それは音域の幅をより「低音側」に導き、ギターバンドには無い「豊潤で濃密な中低域和声、もしくは帯域」でバンドサウンドを個性的にしている。普通のギターバンドより低域のサステイン(持続音)を使うことができるオルガン、そしてシンセをよりフューチャーしつつ、尚かつ執拗に音程の低いスネア、タムを私用しながら高速のプレイを重ねると、ギターバンドには無い重厚な低音域、そして滲みつつよりカオティックな印象を楽曲に付けることができるのだ。これは個人的にいちエンジニアとしてのマニアックな解釈なのだが、じつはこの和声法をあの時代に体現したのは、恐らくが彼ら初めてだったのではないかと推測する。そして「キーボードトリオ」としての唯一無二な存在感を人々に与えたと思っている。その前人未到の音響アプローチ、そしてプログレッシヴというブームを世界に「知らしめた」音が、このアルバムには潜んでいると信じている。
解説 by mito



MMMatsumoto 「典型的なプログレだよね」
mito 「“プログレこうであってほしいNo.1”ですよね。ドラムから鍵盤から何から“積み方の妙”が素晴らしくって。トリオバンドの教則的な基礎を作ったモノがあるんですよ。エンジニアリングとしては革命」
MMMatsumoto 「でもエマーソンはキーボードに馬乗りになってナイフ刺してたわけだから(笑)。そこがすごいよね(笑)」
mito 「何がきっかけでそうなったんでしょうね?」
MMMatsumoto 「あれは一つのショーとして見せるってことでやってたんでしょうね。ジミヘンと同期だから影響されてたんだと思うんですよ」
mito 「私も楽器をワーッってやってしまうんで(笑)。キースも小室さんもピート・タウンゼントもそうだしー!って(笑)」

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3rd set  Emerson, Lake & Palmer 『Pictures At An Exhibition』


中学生の頃このCDを買った時の感動は、今でも忘れられない。秋葉原の石丸(現AKIBA ドラッグ&カフェ)で買ってきて、即座にカセットテープにダビングし、何するわけでもなく、夜の皇居を歩きながら聞いた時の感動と興奮、そして理由も無く涙したことは、この音源を再生するとすぐに蘇る。それまでクラシックに一切興味を持たなかった僕がクラシック楽曲に触れたのも、間違いなくこのアルバムからだ。当時LDで発売されていたライヴ盤も何回も何回も見直し(見直すたびに、あの中盤からの画面エフェクトのセンスの無さと、画像の乱れに何度も文句を言った)、もうソロのフレーズさえソラで言えるくらい聞いたこの楽曲には、僕が作曲する際に求めるパッションとエナジーのほとんどが詰まっているといっても良い。。。と、もう自分語りですべての文章がつきてしまいそうなので一つ解説。改めて音源盤を聞くと、その当時の録音技術の英知がふんだんに使われているのが面白い。当時はおそらくマルチの8トラックレコーダーさえ珍しかったはずのなか、基本のバンド演奏に随所に入ってくるMoogシンセ、そしてピアノ、オーディエンスノイズの処理は恐らく4トラックレコーダーではないかと思う。しかし、そのダヴィング処理、そしてテープの繋ぎ合わせのセンスがその乏しかった録音スペックをものの見事に凌駕してしまっているのだから見事だ。4トラック、、、声と、ドラムとベースとキーボードですぐ埋まってしまうこの少ない中で紡がれていく音楽の奇跡…もはやため息が出る他無い。
解説 by mito



mito 「ムソルグスキーの『展覧会の絵』は全ての電子音楽の基礎を作った、と思っていて。まず非常に象徴的だと言いたいんですけど、キース・エマーソンというムーグの使い手がロックというフォーマットに置き換えた名盤。もう1つは冨田勲さん。エレクトリック・ミュージックに多大なる貢献をしていたっていうことが、自分にとってすごく大きくて。シンセサイズすることに意義のある魅力を持っている楽曲なんじゃないかと思って」
MMMatsumoto 「シンセサイザーをっていう機械を楽器にした、っていう点ではキース・エマーソンの働きは大きい。しかも当時楽器としては不安定で、弾いてて急に音が出ないとか暴走しまくるとか、それがむちゃくちゃスリリングなんだよね」
mito 「かっこいいんですよね。それがキース・エマーソンのパーソナリティとかパフォーマンスに非常にリンクしましたよね」

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4th set  Emerson, Lake & Palmer 『Trilogy』


E,L & P の構造を作る上で土台になったのが「展覧会の絵」のアレンジ(ライヴ現場で実践)だとすれば、初めてオリジナル作風を構築したのが「タルカス」。けれど、それはまだ曲単位でのことで、個性の違う3人が、ようやくバンドとしての成果を見せたのは、この4th アルバムのことだった。簡単に言うと、アンサンブル指向が強まった上で、曲としてのメロディの良さや面白みに関心が移っている。クラシックをアレンジしての「フーガ」にしても、E,L & P史上最も詩情を感じさせるピアノで幕を開けるタイトル曲「トリロジー」にしても、静けさを湛えながらの良メロだ。グレック・レイクの歌声もよく強弱ニュアンスが付けられている。また2作目『タルカス』後半で聴かせた、エマーソン得意のルーツの一つでもあるホンキートンク調のポップナンバーや、レイクのSSW調ナンバーといったソロ曲も一部収録されているが、どれもより洗練されて、きめこまやかな仕上がりだ。欲を言えば、決定的なグループを代表するような曲がまだ出来ていない。その分、音の隙間があり雰囲気を醸せていて、品を感じさせるアルバムでもある。
解説 by MMMatsumoto



MMMatsumoto 「ELPのホントの1stアルバムっていうか、初めてバンドでちゃんと作ったのはこのアルバムですよね」
mito 「アンサンブルがここで完璧になったっていうのと、ELP節が固まったっていう」
MMMatsumoto 「アルバムとしては強い曲がない、っていうのも前段階的な感じがして好きなんですよ。変に隙間があるっていうか」
mito 「そうかも。歌とセッションの配分も素晴らしい。あと、シンセが主体というか“シンセって何でもできるやん!”みたいな、そこらへんをはっきり見せたような感じはしますね」

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5th set  Emerson, Lake & Palmer 『Brain Salad Surgery』


プログレ全盛期の1973年にリリースされたE,L & P の断トツ最高作。とにかく1曲ごとに傾向も違えば、密度・クオリティも高く、それでいて3人の結束力とアンサンブル力の高さを感じさせるアルバムだ。オルガンの崇高で透明なトーンが鳴り響く「聖地エルサレム」からして、もう決定的! そこにはレイクの歌声も、ジャズのスティック捌きもマスターしたパーマーも一体化して、しかもトラッドでもあるこの曲の美メロを思いっきり聴かせてくれる。続く「トッカータ」ではパーマーが、ほぼ現代音楽畑張りに打楽器奏者として活躍し、曲としても以前にはない手の込み様。かと思えば、レイクがアコギを多用してのSSW作風で「スティル〜ユー・ターン・ミー・オン」をメロディックに聴かせる、などなど。そしてこのアルバムのハイライトでもあり、E,L & P の総決算とも言える大曲「悪の経典 #9」も収録。ジャケットも故ギーガーの描き下ろしにして、観音開きの変形ジャケットを開くとギリシャ神話のメドゥーサ(彼女が目を開けると、見られた者は石になる)が描かれ、と、あらゆる点で焦点も定まりハイクオリティだ。まず、この1枚から。
解説 by MMMatsumoto



mito 「ちっちゃい頃、聴いてもあんまよく分かんなかったっていうのと、(1曲目の)『エルサレム』ってすごく開かれてるんですけど“冥府の入り口”みたいな感じがして怖くて聴けない、みたいな(笑)」
MMMatsumoto 「分かる分かる。このアルバム1曲1曲が濃い」
mito 「で、グレック・レイクのリリックっていうのもあって。今で言う“セカイ系”みたいなもんで、かなり中二感漂うというか。それが枚数を重ねていくごとにもっと世界観が広がっていくといか、宗教的なモノになっていくんですよね。で、この5枚目ぐらいまでくると割り切り方がすごいんですよ。これだけ技巧的なアプローチをして、プログレッシヴというモノの代名詞をジャケットからも音楽からも出していながらにして、リリックはどんどん分かりやすくなっていく」
MMMatsumoto 「グレック・レイクの歌声のことは言われるけども、歌詞の内容ってあまり問われないよね」
mito 「意外と言葉のハメ方とかはしっかりしてる。分かりにくい言葉を入れないんですよ。そういった意味ではポップに英語を入れていくんですよね」

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6th set  Emerson, Lake & Palmer 『Welcome Back My friends To The Show That Never Ends...Ladies And Gentlemen』


前作「恐怖の頭脳改革」リリース時のアメリカツアーから厳選されたライヴアルバム。LP時代は3枚組でのリリースだった。つまりE,L &P のライヴを音源上でコンプリートしている。ここにはE.L & P の全タイプが収録されているわけで、本作から入門!という手もある。もちろんライヴならではの疾走感が加わって迫力もあるが、3人ともテクニシャンゆえにアンサンブルも乱れず、こんな難曲揃いなわりには意外と安心して聴ける。とりあえずオープニングを飾る「ホウダウン」がネ申! 「トリロジー」に収録されたテイクとは比べ物にならない迫力で、しかも彼等のライヴの中でもベストテイクに近い。「タルカス」もロングヴァージョンだし、エマーソンのクラシックピアノが爆発してリサイタル状態が10分以上続くとか、ライヴならではのテイク、リアレンジも激しく、そして何よりもE,L & P はやはりロックバンドなんだと感じさせるアルバムでもある。このパッションがロックもクラシックもジャズもブルースも掛け合わしても何か新しい音楽を描きたかったプログレというものの正体、という気がする。
解説 by MMMatsumoto



MMMatsumoto 「ほとんどベスト盤みたいなモンでさ」
mito 「そうなんですよ、当時6枚目のアルバムとして出した定義っていうのは、どういう流れなのかなって個人的には思ってたりするんですけど。ようするに企画盤的なモノも含めて全部アルバムだってとられてるんですよね」
MMMatsumoto 「そうですね。当時のライブが一番充実してて、それがフルでパッケージされてるっていうのはすごく良いことだと思うんですよ」
mito 「ライブ録音ってことで考えると、この録音はすごいですよ」
MMMatsumoto 「この時代はライブ盤がいっぱい出てるんですよ。60年代から進歩してきたロック・ミュージックが73〜74年ぐらいで完成をみるというか、集大成的な時期に入ってたんだと思う」

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7th set  Emerson, Lake & Palmer 『Love Beach』


この音源が発売された当時のELPファンがどこまで落胆したのかは、正直想像できない。ただ、確実に音から聴こえるバンドの「それ」は、以前発売してきたどのアルバムよりも「軽く」、「薄い」。ナチュラルトーンのエレキギターや過剰にサチュレーションされ軽くでクリスピーなスネア、そして先に僕が言及した「豊潤な中低域和声」はもはや皆無。そして究極なのは僕が一番このバンドで好きな(というか、最初にELPを聴いたときに僕は彼の作曲した曲しかいいと思わなかったのだ!まだセッションやロックの熱量に価値を見いだせなかった時代だが)グレック・レイクが、なんとまあここまで哀愁をすっぱりと放り投げて、あっけらかんと歌えるものかと残念に思った。“Love Beach”でスキルフルに歌う姿は、出来損ないのスティーヴ・マリオットかと思うほど。唯一聴けるのは、フットワークが軽くなりつつも若干の黒さも感じるキースのクロスオーバー的シンセ。“Canario”のちょっとCAMELを想起させるリードシンセ、くらいか。長尺で聴かせる“Memoirs Of An Officer And A Gentleman”も決して悪くないんだが、ここで決定的なのは、またしてもグレッグのリリック。あそこまでシンプルに、神話や完全な異世界を書き上げていた彼のリリックが、第2次世界大戦をテーマというのは、さすがに大仰すぎて相性はすこぶる悪かったに思う。しかし、しかしだが、この音源を僕は今でも聴いている。ここまで書いておいてなんだが、それは自身が音楽家として活動し始めてから、特に良く聴いている。コレを聴くと、どんなに栄華を誇っていたバンドでさえも、たった1枚のアルバムだけですべて変わってしまうということ。そしてその失ってしまったものが目に見えなくても、しっかり「音」には刻まれるということを、教えてくれる気がするのだ。
解説 by mito



mito 「ELP信者にとってみると“汚点”とさえも言われてしまうような」
MMMatsumoto 「そういうイメージがベッタリ張り付いてるよね」
mito 「音だけで聴くに至っては全然聴けるんですよ。このアルバムがダメだったのはリリックだと。『悪の教典』とか書いてた人が突然、非常にカジュアルな愛について語ってしまうのは救いようがないというか。そういう意味ではグレック・レイクも挑戦したのだろうなぁと。音楽だけだったらこのアルバムは残ってたのかもしれない」
MMMatsumoto 「全体含めてカジュアルになってるのは絶対時代の流れで、ELPだけの話じゃないんですよ。でもリスナーはそれ以前のELPのイメージを持ったまま、この変化に耐えれてないんですよね」
mito 「で、“早かった”んじゃないかなと思うんです」
MMMatsumoto 「逆にELPの良いところでもあると思うんですけど、ポップに突き抜けることが出来なかったバンドがほとんどの中で、ELPとかYESとかはそれが出来てる。思想的じゃなかったというか」
mito 「タフなバンドは音楽的技巧をリリックにもシフト出来たんですよ。で、やっぱELPは弱かった」
MMMatsumoto 「うんうん。元々そういうバンドじゃなかったと思いますよ」
mito 「そうですね。ポップにはっきり言葉を使うっていうのは重要なんですよ、どの音楽でも」

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【今月のMARQUEE】

MARQUEE Vol.106  [2014年12月10日 発売]

まず最初に、今号より¥900+税に値上げさせていただきました。読者の方々には大変なご負担となってしまいますが、内容と諸経費等をすり合わせた結果、12年ぶりの価格変更となりました。今後も誌面向上を目指しますので、ご理解よろしくお願いします。

今回の表紙&第一特集は“歌って踊れて喋れるモデル達にしてアイドル、夢みるアドレセンス”のみなさんです。ガッツリ撮り下ろしや、夢アド・ヒストリーロングインタビュー(結構、爆笑もの!)、メンバー間トーク、ディスコグラフィー、「彼女について私達が知っている40の事柄」全員直筆アンケートなど。夢アドの暴走娘、志田友美さんの新連載もスタートです。続いて裏表紙&第二特集でPASSPO☆。ベストアルバムに至るまでの山あり谷ありをお聞きしました。もちろん撮影もガッツリと、スタイリッシュに。巻頭特集は次々と新作リリースをするゆるめるモ!。ミニアルバムのインタビューに加え、6人個別のインタビューも掲載! そして巻末特集が、ジュニアモデル達で結成されたDIANNA☆SWEETを撮影とインタビューで。MARQUEE&2.5D主催イベント「MARQing」のレポや、連載も加わり計7P! 更に、計16Pで乃木坂46を特集。待望の1st アルバムタイミング! 西野七瀬+松村沙友理+桜井玲香+高山一実で、撮影と1st『透明な色』にまつわるロングトークを。続いて中田花奈との濃ゆいアイドルトーク、更に川後陽菜連載を今回はX'mas スペシャル拡大6Pで、橋本奈々未×川後陽菜×クリエイター系ガーリーブランド縷縷夢兎(るるむう)による撮影コラボ&3者トークを、それぞれ掲載。そして本誌初登場SKE48の中心人物、松井玲奈に聞く“SKE48のこれまでとこれから”、撮影込み4P。私立恵比寿中学からはソロデビューを果たした真山りかをフィーチャー。そして、チームしゃちほこ、論考「ゲスの極み乙女。と2010年代前半のバンドシーン」、黒木渚、SuG、寺嶋由芙、愛乙女★DOLL、palet、アフィリア・サーガ、ひろしまMAPLE★S、アイドルネッサンス、FYT、JK21、RYUTist、ライムベリー、amiina、と続きます。新連載に、乙女新党。恒例の髭・須藤寿の連載では、SCANDALがゲスト。などなど。あと、読者プレゼントのワイドチェキも大充実です。

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クラムボン結成20周年記念作品第3弾!

クラムボン結成20周年記念トリビュートアルバム『Why not Clammbon!?』
 [2014年12月03日 発売]

クラムボン結成20周年記念トリビュートアルバム リリース! 今作は、クラムボン史上初となるトリビュートアルバム。結成から今日に至るまでに生み出されてきた数々の名曲を、誰もが知る大物から新進気鋭まで、ジャンル、世代を超えたアーティストがカバーします。


収録曲

  • 01. Folklore / ストレイテナー
  • 02. ある鼓動 / 蓮沼執太フィル
  • 03. アホイ! / salyu × salyu
  • 04. 大貧民 / レキシ
  • 05. 華香るある日 〜clommbon loves clammbon ver 〜 / ハナレグミ
  • 06. SUPER☆STAR / NONA REEVES
  • 07. ロッククライミング 〜Let's Roooooock Mix〜 / Buffalo Daughter
  • 08. 5716 / downy
  • 09. 246 / GREAT3
  • 10. はなれ ばなれ / TOKYO No.1 SOUL SET
  • 11. 海の風景 / HUSKING BEE
  • 12. 雨 / 青葉市子
  • 13. ハレルヤ / Mice Parade (featuring Chancellor)
  • 14. バイタルサイン〜Tetsuya Komuro Remix〜 / 小室哲哉

  20th special site








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