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【インタビュー】TILL『艶音探し』

Monday, December 1st 2014

12/3に自身初となるフル・アルバムをリリースする超本格派R&BクイーンTILL。そのセクシーで“艶”がある歌声とまっすぐ心に突き刺さるリリックは一度聴いたらやみつきになること間違いありません。今回のインタビューではアルバムのことからTILL自身のことまでいろいろ伺ってきました。
(interview by 佐々木歩)



-- 今回初のフル・アルバムのリリースおめでとうございます。今のお気持ちはいかがですか?

TILL: ありがとうございます。今はまだやることが沢山あるので、とにかく最後までやり遂げようと思っています。PVの撮影が終わって、今はリリースライブに向けて練習をしています。

-- 以前にTILLさんは「EMPTY」というミニアルバムを出されていますよね。dee.cさんが全面プロデュースされているということですが、出会いのきっかけは何だったのでしょうか?

TILL: 318(スリーワンエイト)さんというプロデューサーがいるのですが、その方にdee.cさんを紹介していただきました。ビートや過去の作品を聴いたらとても才能のある方で、この人に絶対お願いしたいと思いました。

-- じゃあそれが初対面だったのですか?

TILL: そうですね、それが初対面です。

-- そのミニ・アルバムを聴かせて頂いたのですが、dee.cさんの世界観とTILLさんの声がすごく合っていて感動しました!今作「艶音探し」は前作とは雰囲気というかイメージがまた違いますよね?

TILL: そうですね。「EMPTY」を作ったときは私にとっていろんなことが初めての経験だったんです。なのでdee.cさんから沢山アドバイスを頂きながら多くのことを勉強させてもらいました。今作は前作の経験を踏まえて出来るだけ自分で考えてつくりました。

-- ちなみに、今作のタイトル「艶音探し」というのはどうやって決められたのですか?

TILL: プロデューサーと友達と遊んでいる時にタイトルはどうしよっか?っていう話になったときに、「顔が艶々してるし艶って使ったらいいんじゃない?」ってなって(笑)。しかも「艶」っていう漢字も凄く素敵だなって前から思ってたんです。それでプロデューサーは海外の人が多いけど、タイトルは日本語でもいいかなって思ってこのタイトルにしました。

-- 今作は海外のプロデューサーが多いですが、以前から面識があったんですか?

TILL: 今作のエグゼクティブ・プロデューサーであるS.A.Nとは面識はありませんでした。ストリートで音楽をやってる共通の友達が何人かいるんですけど、その友達がフェイスブックで私のライブ風景の写真をアップしていたのを見て興味を持ってくれてそこから繋がりました。

-- 今作はヒップホップのプロデューサーが多いですが、それは意識的にそうしたのですか?

TILL: そうですね。ヒップホップを良く聴いているし、もっと深く知りたいっていうのがあって今回はこうなりました。次はまたネオソウルとか別のジャンルがメインになるかもしれません。

-- アルバムを聴いていると90年代のR&B、ヒップホップの雰囲気を持った曲が多いなーと感じたのですが、その年代の曲が好きなんですか?

TILL: 好きですね。でも曲を作るときはわざと似せようと思ったりはしてないんです。曲を書いていると自然に90年代っぽくなっちゃうみたいで。

-- そうなんですね。ちなみに影響をうけたアーティストとかいますか?

TILL: クラブで歌い始めた頃はとことん90年代の曲を聴きまくってたので、いっぱいいるんですよね。ブラックミュージックだとグルーヴ・セオリーは沢山聴いてました。でも本当にいろいろ聴いていたので一つには絞れませんね。X-JAPANも凄い聴いてました(笑)。

-- (笑)。本当にいろいろ聴くんですね。邦楽といえば、昭和歌謡っぽくて今回のアルバムに入っている「恋は盲目」という曲がすごく好きです。

TILL: 実は昭和歌謡も好きなんです。“良いものは良い”と思ってるのでジャンル関係なく音楽は聴きます。恋は盲目は、D.focisっていうもろヒップホップのアメリカの方のビートなんですが、その人のビートに日本の昭和歌謡のエッセンスを入れたら面白い化学反応が起こるんじゃないかなと思って作りました。

-- ええ!それは凄いアイディアですね。

TILL: 面白いですよね。このビート凄い好きなんです。

-- しかもこの歌詞、女性なら絶対共感しちゃうと思うんですよね!TILLさんも恋に盲目になりますか?

TILL: なりますね(笑)。片思いしてる時はすごく良く見えちゃうんですよね。冷めてからダメ男だって気づいた苦い経験もあったようななかったような(笑)。

-- 他に昭和歌謡だとどんな方を聴くんですか?

TILL: 歌謡曲歌ってる方でも絶対ブラックミュージックから影響受けてるんだろうなって方は沢山いるんですけど、例えば笠井紀美子がいいなって思ったらその人がどんな人なんだろうって調べます。なんでこんなかっこいい音楽作ってるんだろうとか気になっちゃうんです。ミニー・リパートンの元夫でプロデューサーだった方と結婚したんだなーとか、今宝飾デザイナーやってるんだなーとか(笑)。

-- TILLさんが最初に聴き始めた曲はどんな曲ですか?

TILL: 一番はまったのはX-JAPANで、そこからクイーンやレッド・ツェッペリンとかロックをよく聴いていました。当時流行っていた曲はあまり聴かなかったですね。小さいころからジャズも聴いていたので元々落ち着く音楽は好きだったんですけど、ブラックミュージックに本格的にはまったのは高校生の時にジャネット・ジャクソンのライブに行ってからですね。めちゃめちゃかっこよくて衝撃を受けました。

-- 一番最初にジャズを聴き始めたきっかけってなんですか?

TILL: 親が喫茶店をやっていて、ご飯はいつも喫茶店に行って食べてたんです。お店でずっとジャズが流れたのでそれで自然と聴くようになりました。

-- 今回のアルバムには「Jazz Addict」という曲が最初・中盤・最後に入っているのですが、これはTILLさんのどんな気持ちを表した曲なんですか?

TILL: これ最初は1曲だったんです。私自身すごく気に入ってる曲なんですけど、プロデューサーが「語りとか入れてスキットとかに使わない?」って提案してくれて今回のような形になりました。今回のアルバムを作っているとき、結構仕事に制作にスケジュールパンパンの状態で作っていて精神的にもいろいろ悩んでいて苦しい時期だったんです。この曲はその苦しい時に喫茶店でコーヒー飲みながら精神統一している時間を思い出して書きました。

-- 「語り」の部分はTILLさん自身に言い聞かせているような感じですか?それとも本心ですか?

TILL: 頑張っている人って絶対今回歌詞になっている感情があると思うんです。でもそれを仕事や他人のせいにしていても絶対前には進めないと思うんです。私自身に言い聞かせつつも、そういう時にみんなが聴いて「そうだよね、頑張ろう!」って感じてくれたらいいなと思って書きました。

-- TILLさんの書くリリックは、私自身の胸にもかなり響くというか刺さるものが多いのですが、どんな時に書くんですか?

TILL: 私は思いついたときにノートに書くっていうタイプではなくて、レコーディングが決まったり、いつまでにっていう締切が決まってる時にイメージを思い浮かべて、大体のイメージが固まったときに一気に書きます。

-- リアルに書こうとか意識していますか?

TILL: ブログとかと同じ感じで書いてます。リアルに書こうとかではなく本音でしか曲を作れないんです。

-- ちなみにTILLさんのブログを見ていて“やさぐれ”っていうワードが多いのがきになったのですが。

TILL: それすごい気にしてるんです(笑)。周りから言われたりするんです。先日PVを撮影したんですが、それが13時間くらいかかったんです。セットした髪もボサボサになっちゃってたんですが、その時になぜか鬼殺しをプレゼントされまして(笑)。飲まなきゃやってられないと思って飲んでたらやさぐれてるっていわれて、これが私ですって感じでした(笑)。

-- 「Overjoyed」のPVが完成したとお聞きしたのですが、この曲凄く聴きやすくてノリやすくて私大好きです。

TILL: ビートがすごいかっこいいですよね。この曲はDJ CASHがビートを作ってくれて、それにフルート、ベース、パーカッションをのせてもらったんですけど、フルートが特にめちゃくちゃかっこいいんです。

-- フルートの方は海外のグループですか?

TILL: 日本のJaribu Afrika Orquestraというグループなんですが、S.A.Nの知り合いの方なんです。本当にS.A.Nには感謝しています。

-- 今回のジャケットはどんなイメージで撮られたんですか?

TILL: ブラックミュージックだからその雰囲気が伝わるように意識をしました。 まずジャケットをみて手に取ってもらって、聴いて納得して購入してもらう。それが最強だなーと。ジャケットをみて思わず手に取ってしまうというリスナーの気持ちはすごくわかるので、それを踏まえたうえで自分が納得するものを選びました。

-- 衣装も背景と合わせたんですか?

TILL: この衣装は一点ものですごく好きで、前からライブで着ようと思って持ってたんです。でも、レイ・チャールズの映画とかにもこの感じのラインの衣装が結構出ていて今回のジャケットのイメージにも合うかなと思って今回この衣装を選びました。

-- 今ライブ活動は結構されてますか?

TILL: 単発で誘っていただくことが多いですが、レギュラーで隔月第四土曜日に池袋KnotというクラブでCOMPASSというイベントに出演してます。

-- どんなイベントですか?

TILL: すごく長く続いているイベントで、結構90年代ドンピシャな感じです。みんなフレンドリーですごく楽しいですよ。

-- 最後にHMVインタビューを読んでいただいている皆様にメッセージをお願い致します。

TILL: 是非一度視聴して頂いて、気に入って頂けたら購入して頂けると嬉しいです。 これからも不器用なりに頑張りますので、是非ライブに遊びにきて頂いて気軽に話しかけてください!


TILL 『艶音探し』
 [2014年12月03日 発売]

幼少の頃からジャズを聴いて育ち、大学在学中にクラブやバーなどでヴォーカリストとして歌を唄い始める。揺れ惑う女心をムーディーに歌う、子供向けではないクールなハスキー・ヴォイスが特徴のチルアウト・シンガー。三浦大知、Zeebraらの楽曲をプロデュースするヒップホップ・プロデューサー、dee.Cの全面プロデュースにより、デビューEP『EMPTY』を2011年にリリース。セクシーなルックスと国産R&Bのクオリティを超えた本格ヒップホップ・ソウルに、国内外から賞賛の声が集まった。また、メガヒット・コンピレーション・アルバム『In Ya Mellow Tone』のリリース・イベントに出演した経歴ありと、新人アーティストながら、そのキャリアと実力に死角無し。現在、日に日に注目度が増してきている本格派女性R&BシンガーTILL(ティル)が、遂に初のフル・アルバムをリリース!



収録曲

  • 01. Jazz Addict (Skit)
  • 02. Where Is Love
  • 03. Pure Soul feat. Acharu
  • 04. Get My Dream
  • 05. Respect
  • 06. Jazz Addict (Interlude)
  • 07. Let's Get Free feat. Darthreider
  • 08. Overjoyed feat. 鎮座Dopeness
  • 09. Never Enough feat.Ban
  • 10. 恋は盲目
  • 11. Jazz Addict Morning


【TILL プロフィール】


TILL
幼少の頃からJAZZ を聴いて育ち、大学在学中にクラブやBAR などでヴォーカリストとして歌を唄い始める。揺れ惑う女心をムーディーに歌う、子供向けではないクールなハスキー・ヴォイスが特徴のチルアウト・シンガー。三浦大知、ZEEBRA らの楽曲をプロデュースするヒップホップ・プロデューサー、Dee.C の全面プロデュースにより、デビューEP『Empty』を2011 年にタカチャ( ソニーからメジャー・デビューした青森出身のシンガー / ソングライター) のレーベル[Studio8] よりリリース。セクシーなルックスと国産R&Bのクオリティを超えた本格ヒップホップ・ソウルに、国内外から賞賛の声が集まった。










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Release Date:03/December/2014
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    Release Date:17/August/2011


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