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【連載】クラムボンmito×MMMatsumoto 『MMM Radio Psychedelic』(38) MMM Radio Psychedelicへ戻る

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2014年10月10日 (金)



『MMM Radio Psychedelic』×「3.10MMM」× HMV

音楽雑誌「MARQUEE」で好評連載中のクラムボン・mitoさんと MARQUEE編集長・MMMatsumotoさんによる「3.10MMM」が、 WebDice上でネットラジオとして配信!その名も『MMM Radio Psychedelic』。今回は第38弾です。
2人による音楽談義がギュッと詰め込まれた、他では聴けない超レアな番組。 HMV ONLINEでは「3.10MMM」と『MMM Radio Psychedelic』で紹介したアイテムを合わせてご紹介!必聴必読です!



mito from clammbon

mito クラムボンのベーシスト。いくつかのソロプロジェクトや多方面のアーティストのプロデュース活動も活発に行うオールラウンド・プレーヤー。
  clammbon オフィシャルサイト

MMMatsumoto from「MARQUEE」

MMMatsumoto ポップカルチャーとマニアックな視点で独自な音楽を紹介する音楽雑誌「MARQUEE」の編集長。

  MARQUEE オフィシャルサイト




どもです、ミトです!!お待たせいたしました『MMM Radio Psychedelic』vol.38の配信開始です!

さて、現在私はいくつかのプロジェクトを進めると同時に、いよいよ自身のバンドのアルバム制作に向けて本腰を入れている最中です!普段やっているようなクライアントからのオーダーに答える作業とは全く別で、自身が「これが良い!」って思うものをずるりと吐き出す作業は、なかなか体力がいるというか、またちょっと違った形の緊張感が伴います。3人で最大限のアンサンブルを探るとともに、より「その先の驚き」を音で導き出すこと、、、それはちょっと「普通でない感覚」を引き出したり、「尋常じゃない方法」を自分の制作に求める訳で。う〜ん、とにかく「まともじゃない何か」がしっかり音に反映されるのを、何度も何度もトライしていこうとする持久力が、ミュージシャンやアーティストと言われている人には必要なのだなあと自覚する日々です。

ということで、今回はそんな「創作」についての何がしかをいくつかの音源を流しながら語るプログラムに。またまたいくつかの問題発言が飛び出しているかもしれませんが、、、もうしょうがないんです。このPodcastはこうじゃないとダメなんです。はい。

ということで、波乱を呼びそうな今回のMMM、それでは、いってみましょうか!!



【MMMRadio Psychedelic Vol.38】
音楽雑誌「MARQUEE」とMMMRadio Psychedelicで紹介したPlay Listをご紹介

1st set  CHAGE & ASKA 『SUPER BEST II』 ※取扱いなし


日本の数多のベストアルバムのなかで、ここまで「SUPER」という文字がセールスと比例しているアルバムも珍しいのではないかと思う。1986年の「モーニングムーン」から91年の「僕はこの瞳で嘘をつく」までを網羅したこのアルバムは、270万枚という驚異的なセールスをたたき出し、その後発売される究極のアッパートラック「YAH YAH YAH」への完璧なシナリオを作った。そしてまた、この快進撃と比例するように、ASKA氏がアレンジした楽曲はびっくりするくらい分かりやすく、ポップソングのテキスタイルから逸脱していった。尋常じゃないリヴァーブの壁に硬質なPCMシンセが鳴り響く「WALK」や、前後関係を全く無視してつぎ込まれてゆくドミナントの嵐が展開する「DO YA DO」、そして発声の際に少し腰を落として鼻から声帯に抜けてゆくような、倍音の強いASKA氏の歌唱。。。正直リアルタイムでは感じ得なかった圧倒的な個性が、この頃のASKA氏には満ちあふれている。この満ちあふれた才能を引き出す為に、彼は当時どのようなライフスタイルを送りながら、ここへ辿り着いたんだろうと考えると、やはり興味は尽きない。
解説 by mito



mito 「私じつは高校のころ好きだったんですよ。僕らの世代、聴いてない人はいないと思うんですけど。ASKAさんも結構な数の編曲をやってて、当時はそんなに思わなかったんですけど、今聴くとアレンジがちょっとおかしいんですよ。“これ成立しちゃうんだ!”っていう。始めはゴシップ的なところと懐かしさで聴いてたんですけど、次第に勉強するぐらいの気持ちになっちゃって」
MMMatsumoto 「おお」
mito 「ただ・・・、ミュージシャンってやっぱ、おかしくないとダメだよなっていうのは思うんですよね。ある種の破綻してるソウルというか、そういうのがあるからこういう曲が出来るんだなっていう。歌詞とかもちょっとした散文なんですよ。でもグッとくる。あえてそれをドラッグとは言わないですけど。過激であった時代の音楽に少なからず僕らは影響を受けてて、そこに反発もしたり・・・」
MMMatsumoto 「“反発”も影響受けてる、っていうもんね」
mito 「そうなんです。その“毒”というか、なんとも言えない歪んだモノを聴くと探りたくなるし、アーティストであるならば既成概念を壊すことを前提にやらなきゃならない。それが90年代の日本の音楽は特に飛び抜けてたなって」

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2nd set  The Libertines 『The Libertines』


未だに2003年頃の、リキッドルームでの彼らのライヴのことは覚えている。堅実なリズム隊とは打って変わって、どのタイミングで歌が始まるのか分からない突発的で挑発的なピートとカール・バラー、何よりも音が、立ち居振る舞いから、全てがギラギラしていて、こんなにミュージシャンを観て眩しいと思ったのは、未だにない。彼らのそのギラギラ感は音源にも確実に表れていて、この音源をきっかけに、自分が1発録りやリハーサル無し録音の良さを学び始めた。もちろん彼らの楽曲の素晴らしさも重要だと思うが、個人的にはここまでざっくりとしたレコーディングスタイルが、その彼らの危うさ、儚さまでをもしっかり録音物に閉じ込めることができたことに、驚愕と尊敬の念を感じる。まあ、しかし。あの頃のピート・ドハーティの恐るべき破天荒なパーソナリティは、世界を揺るがすほどのチャームを持ってた。それがドラッグによってもたらされたのか、それとも破壊されたのかは僕には想像がつかないが、辿り着きたい何かに必死になっている彼の姿は、今でもギラギラしていて、眩しい。
解説 by mito



mito 「“ミス”とか“はみ出ちゃう感じ”がどんどん少なくなっていってるなと思うんですよ。こういうの聴いてると、破綻してる感じとかもっと出さないといけないのかなぁ、とか思って」
MMMatsumoto 「うーん、人にもよるかなぁ」
mito 「あと時代にもよるとは思うんですよね。EDMとかみたいなパチーン!っていう振り切れ方っていうのが、今のロックバンドでは感じなくなってきてて。松本さんがアイドルに力を入れてるのも“振り切れてる”からじゃないですか」
MMMatsumoto 「そうだね」
mito 「そういうところにみんな危機感感じないのかなぁって」

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3rd set  ゲスの極み乙女。 『猟奇的なキスを私にして / アソビ』


名古屋クアトロ25周年という企画で対バンさせてもらった彼ら。この曲がドラマのタイアップであることを後で知ったくらいの知識だったのだが、それがとっても良かった。楽曲のパーツパーツはとってもキャッチーであるのに、その接合部分を敢えて無理矢理に繋ぎ合わしたような展開、ポップマナーに乗っ取っているのに、全体で観るといびつが目立つというアンビヴァレントな感じが、僕にはとってもしっくり来たのだ。同時に、この楽曲を作る際の欲求、アゲインスト、その他の挑発的なイメージは音にも彼らの立ち居振る舞いにも感じられないのに、全体として成立しているアーティストアビリティというのがとても面白い。ライヴが終って少し話したのだけど、4人ともとても真摯でしっかりとしたミュージシャンだった。この何処から来るのか分からない活動原理は、正直僕の世代ではなかなか観たことが無いし、それゆえにとってもこれからが興味のあるバンドだ。
解説 by mito



mito 「ゲスの4人・・・って日本語がすごいですね(笑)、4人が唯一音楽的な趣味で共通してるのがクラムボン」
MMMatsumoto 「そう!それ(ゲスの極み乙女。に)インタビューした時にも言ってました。mito君はゲスの音に関してはどうなんですか?」
mito 「ちょっとイタリアン・プログレっぽいグワッ!っていう展開の切り替わり方がすごい好きで」
MMMatsumoto 「そう、今カットアップ的な感じとかみんなやってるじゃないですか。それらと決定的に違うのは、ゲスはその切り替わるタイミングがプログレっぽい」
mito 「彼らのモチベーションみたいなところにも興味があるんですよね。もしかしたら、テクスチャーというか数学的なところにそういうモノを見出してるのかも」
MMMatsumoto 「いわゆるロックバンド的な魂だとか根性とは無縁な人達だと思うんですよ。もっとクールに音楽を見てるっていうか」

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4th set  松永孝義 『QUARTER NOTE』


ゲスの極み乙女。の様な新しいアーティストアビリティに対して、彼は真逆の存在というべきか。最初に松永さんを観た時に、誰もが感じるであろう「この人はやばい!」と感じるオーラ、それがちょうどこの松永さんの世代を境に途切れた気がする。つまるところ、松永さんがMUTE BEATで活動していた頃のミュージシャン、アーティストのほとんどは言うなる「狂人」であり「変人」とさえ言われるような人たちばかりで、その才能が常人の人智を超え、誰も制御できないようなパワーを持っていなければ、その場で生活も出来ずに朽ち果てていくような厳しい世界であったはずだ。もちろんそれ以上に音楽にお金が流れていた世代でもあるし、なにもパーソナリティの全てが彼らの歴史を形作ったとは言い難いが、それでも当時の写真から滲み出る凄み、反骨心は誰が観ても理解できるはず。そのなかでも最たる才能を持ち合わせていた松永さんのベースは、いつもたった1音で、その場の空気を改変してきた。全てから滲み出る個性、そういうアーティストは死しても尚、僕の心に深く感動を与えてくれます。
解説 by mito



mito 「今この世にはいない松永さんを思えば思うほど、その大きさみたいなものに憧れて。生き様・生き抜いてる感じをベースの中でやっちゃうっていう。こういうすごいモノを自分も作りたいと思って。“こういう人みたいになりたい!”って思う人って、今の若いコたちにはいないのかな?」
MMMatsumoto 「もしかしたらいないのかも。逆に、崇めるけども自分がなろうという気にはなってないと思う。“自分はなれない”っていうのが客観的に分かっちゃってて、自分が出来る範囲で地道に積み重ねていくっていう。頭がよくなったというか効率的」
mito 「効率の悪さ・・・ムダというか、そういうモノに自分は傾いてるのかもしれないですね。基本的には私は数学的に物事を考えるんですけど・・・その私をもってしても、周りが合理的すぎる(と感じる)。音楽が人知を超えて物事の正しさをひっくり返さないと、面白いモノなんか絶対出来ない!って思うようになってる」

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5th set  3776 『心配のタネ』『私の世界遺産』 ※取扱いなし


最近のアイドルは多種多様。それを示す好例がまた一つ加わりましたー。その3776(ミナナロ)の活動拠点は静岡県富士宮市。富士山を背景にニッコリ!なんて特典写真もかわいいご当地アイドルです。富士山の標高3776mにちなみ3776です。“君と一緒に登りたい”“大噴火はいかが?”など素敵な曲が勢揃い。プロデューサーであり詞作曲者である石田Pの音楽遍歴&趣味が、アイドルから三上寛からプログレ、バンプ、バッハに至るまで多様すぎて、もはや謎な仕上がりになってしまいます。現USインディも真っ青なサウンドメイクの(ご本人曰く)アイドルソング。アイドルソング、かなぁ?という展開しない曲や、内面に入り込む曲もあって、ハッキリ言って洋楽指向 or 先鋭的な音楽ファン直球の曲しかないです。それでかわい〜い声で、そんな音楽背景や音楽融合に関係なく歌う。この構造こそアイドル! ベルハーや、ゆるめるモ!のゆるさとユーモア(方程式の無さ)が分かる人なら完璧OKです。ジャケのハンドメイドコラージュ的な妙な違和感にピンときた方、速攻です。メンバーは中高生。ちなみにダンスも変なところがあります。
解説 by MMMatsumoto



mito 「これ一応アイドルソングですよね?なんでボーカルよりオケのがデカいんだっていう(笑)。そういった意味では革命ですね」
MMMatsumoto 「なんかね、方程式がない。自分が聴いた耳の感覚でやってる気もするんですよ。メンバーの女の子は(音楽面に関しては)何も考えてないんですよ。そのワケが分かってない感じと音作りの自由すぎる感じが、絶妙なマッチングを見せてて。石田P本人は“そうじゃない”と仰るんだけど、僕にはアイドルソングには聴こえない(笑)。なんていうか、インディーのフォークトロニカとか昔からあるヘタウマっぽいインディーと同じだと思ってる。でもライブを見ると明らかにアイドル以外の何物でもないですけどね」

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6th set  7☆マーメイド 『平塚花子と桜の木』 ※取扱いなし


こちらは神奈川県平塚市のご当地アイドル。ナナホシ・マーメイドと読みます。現在は活動休止になってしまいましたが、ゆる〜いラップやステージで脈絡なく小芝居が始まるなど、こちらも自由です(笑)。アイドルなんて言葉にとらわれる前に、これは女子中高生がやっている新種のインディーユニット(つまり“2010年代型アイドル”)だと考えたほうが、今やもう適切かと。今のインディーシーンは突発的で活性化してるなぁ、と2010年代を楽しみましょう。音楽的な方程式の崩れ具合で言うと、90's USジャンク以降(アルビニとかの)派生して、ゆる系オタクサウンドが箱庭感覚を突き進める中ファンタジー感も持ち合わせ、やがてパソコンを手にしてエレクトロニカ〜フォークトロニカへ、その一方音楽を越えてアニメ等と結び付いたという流れが、ポップな歌メロを取ったと考えればザックリ充分かと。流れてる精神は“趣味感覚”。極めてインディペンデントです。3776、モ!、ベルハー好きな方々、是非!
解説 by MMMatsumoto



mito 「ちょっと宮川(弾)さんっぽい。すごくイイ曲」
MMMatsumoto 「(アイドルは)なんでも出来ちゃう。これやっちゃいけない、っていう音楽もないから。CANの適当感とも似てる気がするんですよ」
mito 「ほぉー」
MMMatsumoto 「感覚一発でやってて、なんとなく当たったみたいな(笑)」
mito 「(笑)。でもヘタウチはあんま好きじゃないですけど、それもやっぱちょっと触れてないと当たらないですからね。だからバンドを聴くよりも、アイドルやアニソンを聴いてた方が凄まじいインパクトがある」

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【今月のMARQUEE】

MARQUEE Vol.105  [2014年10月10日 発売]

基本的に小誌マーキーは、独特の表現をする人達を好むんですが、今回は特に。バンド、アイドル、シンガーソングライターなどカテゴリーに関係なく並列しました。その表紙&20ページ特集は、誰もやっていない“アイドルの形を取ったエンターテインメント表現”清 竜人25を大特集。清 竜人25とは何かの全貌に迫ります。そのハーレムコンセプトに基づき、謎めく撮り下ろしに始まり、清 竜人ヒストリーインタビュー、女子メンバー6名とのQ&A、加護亜依さんとの対談、コラム、ライヴレポ等で多角的に解き明かします。第二特集は、裏表紙&7ページ特集で、Czecho No Republic。洋楽に通じる感性でポップに仕上げる彼等の最新シングル、及びバンドの近況について。撮り下ろし写真込みで。巻頭特集はニューアルバムを制作中の後藤まりこを撮り下ろし&インタビューで。巻末特集にはLinQ。撮り下ろし&インタビューに加え、今作のトータルプロデューサー福嶋麻衣子氏(もふくちゃん)との対談も。続いて、最新シングル「何度目の青空か?」が過去最高セールスの滑り出しを見せる乃木坂46を特集。初センター 生田絵梨花さん単独撮り下ろし&ロングインタビューで。乃木坂46 神宮球場のライヴレポも掲載。更に今号より乃木坂46・川後陽菜さんの新連載もスタート。川後さんが毎回 乃木坂メンバーをコーディネートしていきます。その1回目は中元日芽香さんをフィーチャー。そして包括的な視点を持つバンド、ゲスの極み乙女。を撮り下ろしと中心人物・川谷絵音くんの単独インタビューで。メジャーデビューを果たしたSEBASTIAN X。待望のニューシングル出来立てほわほわの最速インタビュー&撮り下ろしで、でんぱ組.inc。私立恵比寿中学では、安本彩花さん+廣田あいかさん+松野莉奈さん+柏木ひなたさんにインタビュー。最新アルバムについてThe Mirraz 撮り下ろし&全員インタビュー。吉澤嘉代子ロングインタビュー。ねごと、アカシック、BABMETALライヴレポ。東京パフォーマンスドールはニューシングルインタビューを、高嶋菜七さん+上西星来さん+小林晏夕さん+橘二葉さんで。ライヴレポも写真多数で掲載。Dorothy Little Happyも最速インタビューです。ニューシングルについてタップリと。ライヴレポも掲載。こちらもニューシングル最速インタビューでGALETTe。小誌初登場のChu-Z。チームしゃちほこ、夢みるアドレセスの各ライヴレポ。HR、乙女新党、mImi、吉田凜音、アイリス、WHY@DOLL、赤マルダッシュ☆、つばさFly、柳瀬蓉も掲載です。またDIANNA☆SWEETの新連載もスタートしました。

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クラムボン結成20周年記念作品第3弾!

クラムボン トリビュート 『タイトル未定』
 [2014年12月03日 発売]

クラムボン結成20周年記念トリビュートアルバム リリース!

【参加アーティスト】
・Buffalo Daughter
・downy
・GREAT3
・HUSKING BEE
・Mice Parade
・NONA REEVES
・TOKYO NO.1 SOUL SET
・青葉市子
・ストレイテナー
・蓮沼執太フィル
and more
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