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【HMVインタビュー】 竹内まりや 『TRAD』 完全版

日本のシンガーソングライター特集ストア

2014年9月2日 (火)

【HMVインタビュー】 竹内まりや 『TRAD』 完全版


TRAD 【初回限定盤 CD+DVD】
竹内まりや

セール価格(税込) : ¥3,213
値引き : ¥567(15%OFF)

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取材当日、私達の顔に緊張の色が滲み出ていた事は言うまでも無いが、そんな私達を、まりやさんはとても人懐っこい笑顔で迎えて下さった。その瞬間から、嘘みたいに緊張の糸がほどけていった事をよく覚えている。インタビュー中、終始その笑顔で私達の質問に応じるまりやさんは、とても品があって、同時に少女のように天真爛漫でチャーミングな方だった。きっと人とコミュニケーションを取る事が根っから好きな方なのだろう。ご挨拶を済ませ、私達が取材準備を整えている最中もいろいろと話しかけて下さった。事実、私達は慌ててテープレコーダーを回し始めたほどだ。このインタビューが何気ない会話から始まっているのには、そういう理由がある。
取材を終え帰社する道中、私達は終始「本当に素敵な人だったね」と何度も言いあった。それくらい素敵な人だったし、素敵な時間だったのだ。インタビュー中、まりやさんは「出会いに恵まれた」と仰っていたが、その出会いを引き寄せているのは紛れも無くまりやさんのその人柄だ。
そんなまりやさんの人柄溢れるインタビューを、是非ニューアルバム『TRAD』と共にお楽しみ頂きたい。

インタビュー・文 : 松井剛、古藤大輔

HMV渋谷の店舗がないと寂しいですね。ちょっと買い物に出た時に「HMVによっていこう」っていう場所だったので

--- そうなんですよね。僕らスタッフとしても、ここ数年寂しい思いをしてきたんですけど、8月2日に渋谷の東急ハンズの前あたりに店舗を出すことになったんです。アナログレコードを中心とした専門店という形で、海外買付した中古盤を扱ったり、限定のアナログ盤をリリースしたりしていく予定で。

いいじゃないですか!それは嬉しいなあ。達郎が通いますよ(笑)

HMV record shop 渋谷

--- 是非!(笑)

店舗があって欲しいんですよね。全部ネットになっちゃうのが寂しくて。

--- そうですよね。今日はそういう話も含めて伺えればと思っています。よろしくお願いします。

なんでも聞いてください。よろしくお願いします。

--- 今回7年ぶりのオリジナルアルバム『TRAD』がリリースされるわけですが、まずはアルバムタイトルを『TRAD』にした理由を教えて頂けますか?

「時代に流されず残っていくものを目指したい」という気持ちでずっと音楽を続けていますが、流行に乗ってただ消費され、摩耗するだけの音楽ではないものを残していきたい。そういう思いを、この『TRAD』に込めました。
それは前作『DENIM』というタイトルとも共通する部分ですね。そういう意味では、あまり音楽をやるスタンスは変わっていないんです。
今回のジャケットとブックレットは生まれ故郷でもある出雲で撮影を行っていて、そんなところにも「伝統」とか「ルーツ」みたいなニュアンスを感じてもらえると嬉しいですね。

--- この7年の間には、震災もありましたし、人々の価値観を含め大きな変化があった時代だったと思います。まりやさんにとってどんな7年だったと言えるでしょうか?

自分の大切なものがより判った7年でもありましたね。音楽のあり方もそうですし、もう少しプライベートな意味で「何気ない時間をちゃんと味わいながら生きていきたいな」とか。それは自分の年齢が増した事も、もちろんリンクしていると思うんです。「人生の扉」を書いた時から数えても8年経つわけですから。あの時“Nice to be 50”と歌っていたのが“Fine to be 60”になろうとしている。否定的な意味ではなく、「人生の残り時間」みたいなことを意識するようになりましたよね。例えばドラマーの青ちゃん(青山純 2013年急逝)がいないとか、大瀧さん(大瀧詠一 2013年急逝)にも会えなくなってしまったとか。いろんな事があって、すべてがあたりまえのように存在するとは思えなくなってる。それをある種肯定的に捉えて「人生の残り時間をちゃんと味わって生きよう」という考え方になってきたことは確かです。

--- 僕は今作『TRAD』を通して聴かせて頂いて、とてもポジティブな印象を受けました。それは今おっしゃったような時代背景と年齢を重ねた事が関係しているのでしょうか?

それは無意識の中にあると思います。常に不安と背中合わせの時代ですから、救いようのない歌を歌ったら自分も救われないし、せめて歌の中だけでも、ちょっとした希望を投げかけていきたいという思いはあります。

--- 達郎さんの『Ray of Hope』発売時にもインタビューさせて頂いたんですけど、同じような事をおっしゃっていました。「世の中が不安に駆られている時は、素直な解り易いものじゃないと人の心が癒せない」って。

そう話していましたか。私も同感ですね。若い時だったら、真正面から“この命にありがとう”(「いのちの歌」)とか“人生”というような言葉を拾ったりしないと思うんです。でもそれがふっと自然に出て来たし、今はその言葉を歌っても全く違和感がない。そんな自分がそこにいる事は確かなんです。このアルバムには、ポップスという範疇で言えば重い言葉も入ってますけど、「人を励ます」っていうほどおこがましい気持ちではなく、私の中から自然に出てきた言葉が連なっているんですね。「みんなを励まそう」という意識で書いているわけではないんですけどね。

【HMVインタビュー】 山下達郎 『Ray Of Hope』

--- なるほど。意識的にポジティブにしているわけではなく自然と生まれてくるんですね。

はい。意識している事があるとすれば、楽曲の依頼を受けた時に先方が私に望んでいるテーマが何であるか、ですね。その曲が使われるドラマの設定や、主人公のキャラクター。例えば「この主人公は熟年の主婦だから」とか「アロハ式恋愛指南」だったら「若者たちが人生を模索している」とか、取り上げるべきテーマを意識して言葉を選んでいます。

--- タイアップがあって曲を作り始める事が多いですか?

そうですね。それをきっかけにして書き始めることは多いです。希望されているテンポはミディアムなのかアップなのか?曲調はマイナーなのかメジャーなのか?先方のオファーを聞いた上で、全体的な楽曲のイメージをまず決めます。その後リズムマシンを鳴らしながらコードを展開させてメロディーを決めていく。メロディーが決まって、全体の構成が見えてきたら、最後に歌詞を考えていくという流れです。
「最後のタンゴ」は、まずこのタイトルと、リズムはタンゴでいくという事だけ決まっていましたが、その時期にたまたま伊集院(静)さんと久しぶりにお会いしたことがきっかけで、二人で合作することになりました。そんな偶然から生まれた曲もあります。

--- 曲作りに使用している楽器はピアノですか?

ほとんどピアノです。ただ、ピアノを鳴らしながら作ると、自分好みの同じパターンに行きやすいんです。だから一旦楽器を離れて素に戻す。例えばお風呂に入っている時にふいに浮かんだメロディーに対して、どのコードにしようか?とそれを後で探す事もあります。
ちなみに歌詞がぽっと思い浮かぶのは、なぜかシャンプーしてる時が一番多いです(笑)。

--- えー!?(笑)

これを言うと皆さんに「えー!?」って言われるんですけど、本当にそうなんです。シャンプーしてる時って意外と人の脳って無になってるんですよ、きっと。そのリラックス状態がふと言葉を運んで来る。シャンプー中にひらめいた曲は幸せなものが多いですよ。

--- シャンプーで作った曲!(笑)こうやって話を伺っていても笑顔が絶えないですが、まりやさん自身はポジティブな方ですか?

おめでたい性格なんです(笑)
本当はシリアスに考えなきゃいけないことでも、あんまり重く捉えたくないと思ってる。もともとの性分なのでしょうがないんですけど。
変な話、例えば若い頃「達郎と交際発覚!」みたいな事をマスコミが取り上げたとしても、私の性格上「やっとこれで大手を振って付き合ってますって言える」って思うんですよ。でも達郎は「もう外を歩きたくない」ってなる(笑)
私の場合、まぁ楽天家なんでしょうね。
ただおめでたいだけでは生きていけない事もわかる年齢になると、心のバランスの取り方を自分なりに考えて生きるようになりますよね。
もともと田舎のどかな所で育ってますし、大都会の世知辛さみたいなものをあんまりインプットされずにきたせいか、「あの山越えた東京には面白いものがあるんじゃないか?」という気持ちを持ち続けてきたので、幾つになってもおめでたい部分がありますよね。
達郎はそれと間逆で都会のど真ん中、池袋で生まれ育って、受験競争とか学生運動とかも経験してきてますから。
そういう真反対の人間同士だったからうまく補い合えるのかもしれないですね。私が楽天家でなかったら、二人で暗くなりながら眉に皺をよせて生きてたかもしれないですし。(笑)

--- ポジティブである一方、歌詞の中に“生きてゆくことが時々 悲しみを運んできても…”(「夏のモンタージュ」)というフレーズがあったりもしますよね。

楽しいとか、面白いとか、そういう事だけでは通り過ぎていけないのが人生だっていう事も、十分にわかる年齢ですし。だからと言ってそれを重い言葉で表すのも私っぽくない。軽やかなポップスでそれを表現するにはどういう言葉がいいのか?っていう事は考えますよね。

--- これは僕が、まりやさんの歌詞感覚ですごく好きな部分なのですが、例えば「輝く女性よ!」の中で、“いつか私も 本当の強さ 身につけたなら 笑って言える「生きてるってすばらしい」と” つまり歌の中の主人公は「生きてるってすばらしい」ってまだ言えてないんですよね。その感覚にすごく共感するんです。「生きてるってすばらしい」って両手ばなしで言っちゃう歌は好きではないのですが、この感覚はすごく信頼できるというか。

なるほど、それは面白い視点ですね。私はそれを意識していたわけではないので。確かに言い切ってないです。言えたらいいなっていう事ですもんね。

--- そうやって見てみると、「それぞれの夜」では“僕らは見つけようよ”と歌っていて、まだ見つけていない心象が浮かんできます。

少なくとも見つける努力をしようよっていう。

--- そうなんです。そこに希望であったりポジティブネスを感じるから好きなんですよね。

そうですか。それは面白い意見ですね。なるほど。

--- まりやさんは、自分と同世代の女性を意識して作っている部分はありますか?

同世代の女性・男性ですね。やはり同世代の人々が何を思って普段生活したり、人生の中で何を感じているかっていうのはすごく意識していると思います。同世代に対して説得力を持つ言葉っていうのは必ず下の世代にも同じように響くと思っているので。
例えばみつきちゃんの曲などの場合、確かにティーンエイジの初恋の甘酸っぱさみたいなことを考えて書いてるんですけど、同世代として共有できる言葉を必ず入れています。その言葉は、みつきちゃんと同世代の子が大人になった時、あるいはその時点でも響くものだと思ってるんです。

--- そうですよね。僕も今回インタビューさせて頂くにあたって、まりやさんとは世代も性別も違う僕が何故、まりやさんの音楽に惹かれるのかなって考えたんです。

どういう所に答えがありますか?

--- まずは楽曲が好みなのが大前提。二つ目に今まりやさんが仰ったように普遍的な事は世代を超えて共感出来るという事。それからもう一つ。まりやさんの歌って、すごくストーリーがあって情景を想像させてくれるんですね。だから僕は映画を観るみたいにまりやさんの歌を聴いているのかもしれないと思ったんです。例えば「リユニオン」に出てくるような“シャンパンの泡がはじける”ような事は、残念ながら僕の人生の中には今のところないんですけど、その情景が想像出来るのが楽しいというか。

歌が促す情景の想像は、年代を問わないものなんでしょうね。
小説のように物語を作っていくのも面白いんですよ。実際に体験したことじゃなくてもね。振られた男の人と5年ぶりに会って、シャンパンで「大人になるのも悪くないね」って乾杯するなんてあり得ない話ですから(笑)。
そういうような情景があったら面白いだろうなと思って書いてるんです。それをボサノバで歌ってみたらいいかなって。それは歌を作る時の面白さですよね。

--- ストーリーや情景を思い浮かべて歌を作る事が多いですか?

イメージを漠然と思い浮かべます。メッセージ的なものが前に出ているものに関しては、どういう事を伝えたいかを“言葉”として探すんですけど、「駅」みたいに物語性が強いものは“映像”として組み立てていくんです。その“映像”に対して言葉をパズルみたいにはめていくんですけど、それも面白いですね。「セーターじゃなくてコートかな?」とかね。

--- シングルでもリリースされた「静かな伝説(レジェンド)」はフォークソングですね。

「ワンダフルライフ」という、様々な人たちの生き様を紹介する番組のテーマソングだったので、生き様という言葉から私たち世代が連想する音楽、つまり、フォークソングで作ろうと考えたんです。フォークソングは今までやった事ない曲調ですし、このテーマならばやってみようと。The BANDとかNeil Youngに共通する泥臭い音楽と、吉田拓郎さんのような所謂日本の70年代フォークみたいなものを合体させて、自分でハーモニカを吹くような曲にしてみようっていう事で。私にしてはちょっとめずらしい男言葉の曲ですね。

--- そう、この曲を聴いて「あのハーモニカ誰が吹いてるんだろう?」って気になってクレジットみたらまりやさんだったので驚きました。

下手だからだ(笑)
レコーディングの時にハーモニカを持っていって、間奏はたぶんハーモニカになるだろうと思って仮で入れたんですよ。後からプロの人を呼んで録音し直すと思ってたんですけど、達郎が「自分で吹いたら?そのほうが説得力が出るから。」って言うのでやらせて頂きました。

--- 聴いていてクレジットを確認したくなるほど、ハーモニカが印象的に響いてきたので、まりやさんが吹いた事で、本当に説得力が出たんでしょうね。

ならば、自分でやって正解でしたね。テクニカル的にはプロの人がやった方が、もっと技が入れられるけど、あのシンプルな素朴さが逆に良いのかもしれない。

--- 「静かな伝説(レジェンド)」で歌われる“彼”や“彼女”は、決して偉大なことを成し遂げた人だけを歌っているのではないように思ったのですが。

そうですね。有名・無名を問わず、険しい道を選んだ人はいっぱいいると思うし、番組のコンセプト的にもそうだったので。ちょうど、この曲を書いている最中に私はソチオリンピックの浅田真央ちゃんを見てたんです。そしてこの人は絶対に幸せになってほしい人だってすごく思いました。“祈ってくれ 彼女の幸せを”というフレーズは、深い感動をくれた真央ちゃんの事を思い浮かべながら書きましたね。だから、あの“彼女”という言葉の中には真央ちゃんのイメージがいっぱい入っています。もちろんスポーツ選手だけじゃなくて、様々な市井の人たちのイメージも入っていますが。だから、リスナーそれぞれにとっての“彼”や“彼女”を思い浮かべながら聴いて下さるんじゃないでしょうか。

--- そうですよね。だから、ここで歌われる“栄光”や“勝利”って何だろうって思ったんです。

華々しいものだけではなく、何を「栄光」と呼ぶかですよね。それは『DENIM』の時に“輝く何かが誰にでもあるさ”(「人生の扉」)って言っているのと同じように、みんながそれぞれに尊い存在だという事です。それを説教臭く言っちゃうと私っぽくない。だから“彼”とか“彼女”っていう言い方になったんですよね。

--- レコーディングには、サザンオールスターズの桑田佳祐、原由子夫妻も参加されていますよね?

ラララっていうメロディーを最後に歌入れした時、以前、達郎の「蒼茫」で4人で一緒に歌った事を思い出したんです。それで佳ちゃんと原坊に「ラララってユニゾンで歌いたいんだけど」ってメールしたら「時給950円くれたら行くよ」って(笑)。
「ぜひっ!」って私も返事して、実現したんですけど。本当に楽しかったですね。同じ78年デビュー組としては。

--- あ、デビューが同じなんですね。

サザンは78年夏だったと思います。私のデビューはその年の秋。そこから35年間、同じようなポップスのフィールドで、ずっと音楽を続けてきた仲間と一緒に歌いたいという思いもあったんですね。

--- 普段から交流があるんですか?

そうですね。結婚した年も同じなので。銀婚式もイタリアンレストランで一緒に祝いました(笑)。そのラララを歌った前の日も、4人で食事をしていて、2時3時までみんなでしゃべるもんだから「明日 歌入れだからそろそろ帰ろうか」って言って。翌日の午後、あっというまに録音は楽しく終了しました。

--- 公開された歌入れの時の4人の写真がすごく素敵で。

佳ちゃんも達郎も老眼鏡してるのがおかしいよね(笑)
同世代の音楽仲間が現役でポップスを続けている事が、なんとも嬉しいですよね。

--- 今回3曲ほど提供楽曲のセルフカバーが収録されますが、提供曲と自分の楽曲では作り方が違いますか?

そうですね。オファーにもよるんですけど。例えば広末さんのデビュー曲(「MajiでKoiする5秒前」)とドラマ「ナツコイ」の主題歌(「夏のモンタージュ」)ではアプローチも違いますし。その歌手の声質や歌い方、あるいはキャラクターによって、選ぶテーマも違いますね。例えば聖子ちゃんのキャンディ・ヴォイスなら、伸びたところが“キュン”となるようなメロディーにしようとか。
それを後で自分が歌う時に、必ずしもフィットするわけではないんですけど。作者が歌う面白さみたいなものを伝えられたらいいですね。達郎がリアレンジすることも含めて、オリジナルとはまた違った表情を届けられたらと思いながら歌っています。

--- 今回、初回限定盤特典DVDにはライブ映像が収録されますね。

初出しのライブ映像は「カムフラージュ」。皆さんに知られている曲でもあるし、「モテキ」という映画で麻生久美子さんがカラオケで歌う場面があったという事もあって、この曲にしようと。初出しはそれと、これまで作ったMusic Videoをダイジェストで繋いだもの。35周年という事もあってトータル35分になるように作りました。
実はDVDをおまけにつけるアルバムは初めてなんです。今の時代、何をしたらパッケージを所有したいっていう気持ちになるんだろう?ってスタッフと話しをした時に、アンケートでは映像が見たいっていう声が多かったと聞いたので、今回DVDを付けることにしました。ブックレットには1曲ずつの曲目解説を自分で書いたり。

--- 毎回毎回、パッケージにこだわってものづくりされているのがすごく伝わってきます。

自分がパッケージ世代だからでしょうね。特にLP世代だから。ちゃんと歌詞カードを見ながら聴いて、解説とかも全部読んで。A面かけた後に丁寧にひっくり返してB面っていう世代。大事に聴こうっていう気持ちは、そこに形があるからなんです。ダウンロードは便利だしエコでもあるけれど、やっぱりちょっと寂しいんですよね。勿論、音楽の聴き方が広がってるっていう利点もあります。若い人が50年代の曲を掘り起こして聴いたり、YouTubeにもプラス面はいろいろあると思います。ただ、パッケージは私にとって残ってほしいメディアなので。

--- パッケージを扱っている僕らもやはり同じように感じていて、所有することで生まれる愛着や興奮をどう伝えていけるのか、パッケージというメディアをどうやって残して行けるのかというのは使命でもあると思います。そのアプローチの一つがHMV record shop 渋谷でもあって。

今だってアナログが好きで、わざわざそれを買い求めて針を下ろす人もいるわけですしね。

--- ライブツアーもされるんですよね。

4年前に「souvenir again」をやった時に「次は還暦までに…」って公言したんですよね。その約束を果たす事が一つ。それから今回、達郎が「Maniac Tour」を29本回ったあとで、バンドが温まった状態だということ。だからこのタイミングでぜひやろうと。いつも東京・大阪だけなので、今回は広島・宮城・北海道・福岡も行きます。まだ具体的な曲などは考えていなんですけどね。単純にファンの方々に会いたいという思いです。

--- ライブで歌うっていう事自体はお好きですか?

私はライブでどうしてもステージに立ちたいっていうタイプではないんです。どちらかというと、スタジオでの緻密な作業の方が好きなんですよね。
アマチュア時代にバンドでコンテストに出たりするあのライブの楽しさと、プロになってから自分が真ん中に立って歌うのとではちょっとプレッシャーが違う。そこでパフォーマンスをするには、レコーディングとは全く別の才能が必要なんだと思うんです。
でも、私がそこに立って歌っているだけで嬉しいという方がいて下さるのなら、そこに立つべきだろうと。

--- バンドも含めすごいクオリティーのライブになるでしょうね。

バンドはね、もう保障しますよ。バンドはピカイチだと思います。いざって言うときは私の後ろにもっと凄いボーカリストがいますから(笑)
たぶん、その安心感があるから私はステージに立てるんだと思います。いざって言う時には必ず助けてくれる面子ですから。

--- 達郎さんのライブの時にステージに立つ心境とは別物ですか?

全然!あれは責任ないから(笑)、なんて言っちゃいけないですね。
例えばセンチメンタル・シティー・ロマンスのライブなんかに飛び入りで出る事も時々ありますけど、それと自分のステージで持ち歌を歌うのとは違いますよね。
内容は、まずはリハーサルをやってみて、この曲は演奏可能なのか?この曲はテープを足さないとCDの音像に近づけないじゃないか?そういう事を吟味するうちにおのずと決まっていくと思います。なんかやって欲しい曲はありますか?

--- 僕は「人生の扉」あれをライブで聴いてみたいですね。

わかりました。あれはサハリン(佐橋佳幸)がペダルスティールを弾いてくれて間奏だけフラットマンドリンをやってくれるんですよ。その曲は可能ですね。

--- リクエスト聞いてもらっちゃいましたね(笑)ライブ本当に楽しみにしてます。では最後に、35周年をあらためて振り返ってみていかがですか?

30周年の時も思ったんですけど、とにかく出会いに恵まれた35年でした。いろんな人との縁(えにし)の糸が繋がってる。人との出会いがあって私の歌のキャリアが始まって、杉さんや達郎との出会いもあって。自分の音楽活動も私的な生活もご縁が全て繋がって35年間続けてこられたと思います。それも私の場合は、ずーっとキャリアを極め続けたわけではなく、家庭にいる時間の長い35年でしたから、これだけ長く続けられたっていうのは、聴いてくれる人がそこにいて下さったおかげです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。40年50年を目指して頑張りたいと思います。

--- 40周年50周年も楽しみにしてます。今日は本当にありがとうございました。

ありがとうございました。とっても楽しかったです。


<竹内まりや表紙号>
「the music & movie master」9/2発行!

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HMVが毎月発行しているフリー情報誌「the music & movie master」9/2発行号の表紙を飾るアーティストは、竹内まりや!

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■“the music & movie master<竹内まりや表紙号>”を同梱して発送します!
竹内まりや最新アルバム『TRAD』(WPZL30906/WPCL11959)を、お買い上げのお客様に先着で、“the music & movie master<竹内まりや表紙号>”をお付け致します。ただし数には限りがありますので予めご了承ください。

■ 「¥300オフ・クーポン」 プレゼント
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竹内まりや「TRAD」応募特典

「TRAD」初回プレス分(初回限定盤・通常盤共通)に封入のキャンペーン専用応募ハガキにて応募いただいた方の中から抽選で下記の豪華賞品をプレゼント。

【Aコース】「souvenir 2014」スペシャルチケット…全6会場各35組70名様
【Bコース】 オリジナル「TRAD」マグカップ…350名様

  応募締切:2014年9月30日(火)消印有効

※賞品の発送は10月中旬を予定しております。
※当選の発表は賞品の発送をもって発表に代えさせて頂きます。
※応募方法等の詳細は、商品封入の専用応募ハガキをご確認下さい。

 竹内まりや 『TRAD』[2014年09月10日]

竹内まりや 『TRAD』 みんなが待っていた、7年ぶりのまりや流「トラッド」
待望のオリジナル・ニューアルバム発売決定!7年ぶりとなるアルバムのタイトルは「TRAD」。 時代に流されない音楽、世代を超えて愛される歌が収録された珠玉の一枚。

〇竹内まりやによる曲目解説入り[豪華36ページ・フォトブックレット]付き


▼ 33年ぶりの全国ツアー、決定!

● souvenir 2014 mariya takeuchi live
あの頃の自分に会える瞬間。
リスナーの皆さんに会える時間。
全国6都市9公演、まりや流ライブ「スーベニール」、開催決定!

◇広島
11/22(土) 広島グリーンアリーナ
11/23(日) 広島グリーンアリーナ

◇宮城
11/29(土) ゼビオアリーナ仙台

◇北海道
12/04(木) 真駒内アイスアリーナ

◇福岡
12/09(火) 福岡マリンメッセ

◇大阪
12/13(土) 大阪城ホール
12/14(日) 大阪城ホール

◇東京
12/20(土) 日本武道館
12/21(日) 日本武道館

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HMVの邦楽バイヤーによる、邦楽専門アカウントです。独自の視点でオススメ作品をご紹介!特集・連載企画などもバシバシUpしていきますよ。
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

【初回限定盤 CD+DVD】

TRAD 【初回限定盤 CD+DVD】

CD

TRAD 【初回限定盤 CD+DVD】

竹内まりや

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価格(税込) : ¥3,850
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発売日:2014年09月10日

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【通常盤】

TRAD 【通常盤】

CD

TRAD 【通常盤】

竹内まりや

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会員価格(税込) : ¥3,036
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【期間限定クリスマス・パッケージ仕様】

TRAD (+DVD)【期間限定クリスマス・パッケージ仕様】

CD

TRAD (+DVD)【期間限定クリスマス・パッケージ仕様】

竹内まりや

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会員価格(税込) : ¥3,350
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2014年9月10日発売
通常ご注文後 2-3日 以内に入荷予定

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【アナログ盤】

TRAD (2枚組/180グラム重量盤レコード)

LPレコード

TRAD (2枚組/180グラム重量盤レコード)

竹内まりや

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通常ご注文後 2-3日 以内に入荷予定

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Variety【30周年記念盤】

邦楽&K-POP 2点で最大30%オフ このアイコンの商品は、 邦楽&K-POP 2点で最大30%オフ 対象商品です

作品一覧

  • Mariya’s Songbook 【初回限定盤】

    CD 限定盤 コレクション

    Mariya’s Songbook 【初回限定盤】

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  • エクスプレッションズ

    CD コレクション

    エクスプレッションズ

    竹内まりや

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    発売日:2008年10月01日


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  • Longtime Favorites

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    Longtime Favorites

    竹内まりや

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    発売日:2003年10月29日


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  • スーベニール

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    スーベニール

    竹内まりや

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    発売日:2000年11月22日


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  • Impressions

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    Impressions

    竹内まりや

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    発売日:1999年06月02日


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  • ヴィヴァ・マリヤ!

    CD

    ヴィヴァ・マリヤ!

    竹内まりや

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    発売日:1997年06月04日


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  • ビギニング

    CD

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    竹内まりや

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    価格(税込) : ¥2,136
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    発売日:1997年06月04日


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  • ユニヴァーシティ・ストリート

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    ユニヴァーシティ・ストリート

    竹内まりや

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    発売日:1997年06月04日


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  • ラヴ・ソングス

    CD

    ラヴ・ソングス

    竹内まりや

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    発売日:1997年06月04日


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  • Miss M

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    Miss M

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  • ポ-トレイト

    CD

    ポ-トレイト

    竹内まりや

    ユーザー評価 : 4.5点 (5件のレビュー)
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    価格(税込) : ¥2,136
    会員価格(税込) : ¥1,966
    まとめ買い価格(税込) : ¥1,816

    発売日:1997年06月04日


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  • VARIETY

    CD

    VARIETY

    竹内まりや

    ユーザー評価 : 5点 (5件のレビュー)
    ★★★★★

    価格(税込) : ¥3,098
    会員価格(税込) : ¥2,850

    発売日:1999年06月02日


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  • リクエスト

    CD

    リクエスト

    竹内まりや

    ユーザー評価 : 5点 (6件のレビュー)
    ★★★★★

    価格(税込) : ¥3,098
    会員価格(税込) : ¥2,633
    まとめ買い価格(税込) : ¥2,633

    発売日:1999年06月02日


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  • Quiet Life

    CD

    Quiet Life

    竹内まりや

    ユーザー評価 : 5点 (7件のレビュー)
    ★★★★★

    価格(税込) : ¥3,098
    会員価格(税込) : ¥2,850
    まとめ買い価格(税込) : ¥2,634

    発売日:1999年06月02日


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  • ボナペティ!

    CD

    ボナペティ!

    竹内まりや

    ユーザー評価 : 5点 (21件のレビュー)
    ★★★★★

    価格(税込) : ¥3,204
    会員価格(税込) : ¥2,948
    まとめ買い価格(税込) : ¥2,724

    発売日:2001年08月22日


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  • デニム

    CD

    デニム

    竹内まりや

    ユーザー評価 : 4点 (39件のレビュー)
    ★★★★☆

    価格(税込) : ¥3,204
    会員価格(税込) : ¥2,724
    まとめ買い価格(税込) : ¥2,724

    発売日:2007年05月23日


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