【インタビュー】 滴草由実 『#10 story 〜Best of Yumi Shizukusa〜』
Wednesday, June 11th 2014

【インタビュー】 滴草由実 『#10 story 〜Best of Yumi Shizukusa〜』
約4年半ぶりの通算5枚目となるオリジナル・アルバム『A woman's heart』を昨年末にリリースし、シーンに戻ってきた滴草由実。その最新作では、2003年のデビューから続けてきた作詞に加えて作曲も自身で行い、アーティストとして大きな成長を遂げたことを証明。従来のファンに加えて新たなファンを獲得したという。そんな彼女が、デビュー10周年を記念すべく、ベスト・アルバム『#10 story ~BEST OF YUMI SHIZUKUSA~』を発表した。ベスト・アルバムながら、『A woman's heart』で披露した、先鋭的なサウンドを追求するR&Bアーティストとしての感性がちりばめられているのが素敵だ。「今回、ベストを出すことになって、出すならば、ただ過去の曲を並べて詰め込むのではなくて、ちゃんと今の私のサウンドをまず聴いてもらい、そこから過去にさかのぼってもらいたいな、っていう思いがあったんですよ。そこで、今年に入ってから作っていた新曲「Rainy」と、デビュー曲「Don't you wanna see me <oh> tonight?」 のリアレンジ・バージョンなどを、最初の方に持ってきました」
リアレンジは、トラックを作り直すだけでなく、メロディからコーラスまで全てを自身で録り直した、という徹底ぶりである。そして、現在進行形の彼女が聴ける新曲「Rainy」は、USのヒップホップ〜R&Bの旬なサウンド・スタイルであるトラップを取り入れたオリジナリティ溢れる哀愁チューンとなっていて、PVも制作された。
「アルバムのパッケージもPVも、同じデザイン事務所にお願いしたんです。デザインのプロなんで委ねた感じですけど、“水を使ってスタイリッシュなものにして欲しい”とリクエストして、あのPVになったんです。あと、“色は黒を基調に”ともお願いしましたね。黒は絵を描く時にも絵の具でよく使うんですけれども、何色を混ぜても黒は黒になるんで、音楽性的にも他に染まらないといった意味合いもあって、いいなと思っていて。それと、私はブラック・ミュージックに影響を受けて、音楽でやってきたいと思ってこの世界に入り、その気持ちは今も変わらないので、そういった意味でも黒を使いました」
収録曲は、新曲やライヴ・ヴァージョンの曲などが約4分の1を占める一方で、当然ながら多くの曲は、例えばヒップホップ・レジェンド、ワイクリフ(フュージーズ)をフィーチャーした「I'm in Love」やアニメ『名探偵コナン』のエンディング・テーマに使われたことで有名な「I still believe 〜ため息〜」など、彼女の代表曲で占められている。それゆえに、ベストの構成は2枚組だ。
「最初は1枚で考えていたんですけれども、どう並び変えても一枚じゃ収まらないなとなって(笑)。また、ベストをリリースしますと情報を公開してから、今まで支えてくれていたファンから、リクエストを多く頂戴したんですよ。自分の中でも凄い思い入れがある曲を、ファンの方も好きで、“この曲に救われました”といったコメントを貰ったりしたんです。で、そのコメントの中には、いじめを受けていた方がずっと殻にこもっていたけれども、私の「傷ついても」を聴くことで前に進めた、といったものがあったりして。自分にもそういう時期があって音楽に救われ、逆に自分がそういう人達を音楽で救いたいと思っていたので、感慨深かったですね。デビューからこの10年を歩いてきて、つらい時期に真っ先に脳裏に浮かんできたのがファンの存在だったんです。そこで、ファンが望む形の内容にもしたいなと考えて、やはり2枚組の方がいいのでは?となり、ファンからのリクエストの曲と、自分自身の根底に関わる曲を入れて2枚組にしました」
アルバム・ジャケットの中にも、これまで支えてくれてきた人々への感謝の気持ちが書かれている。ここ数年、作曲を自身で行うようになってから精力的に曲作りを行い、頻繁に作った曲をサウンドクラウドなどに上げている彼女だが、歌声と届けたいのはやはりメッセージだと言う。
「サウンドの違いもあるんで、そこも楽しんでもらいたいんですけれども、デビュー以来、思ったことをずっと歌詞に綴り、その歌詞の中にメッセージが詰まっているので、そこにも注目して聴いていただきたいです。で、このベストをキッカケに、『A woman's heart』も手にとってもらえれば嬉しいです」
自身の歌声にフォーカスをした独自のサウンドの進化にも今後注目の滴草由実。彼女の世界をまだ知らない人は、ぜひ。
滴草由実 『#10 story 〜Best of Yumi Shizukusa〜』[2014年06月11日]
『#10 story 〜Best of Yumi Shizukusa〜』収録楽曲
【DISC1】- 01. Rainy
- 02. don't u wanna c me tonight ? 〜ReArr ver.〜
- 03. take me take me 〜ReArr ver.〜
- 04. I'm in Love (featuring Wyclef Jean)
- 05. 証
- 06. I still believe 〜ため息〜
- 07. Missing you
- 08. 心はいつもRainbow Color
- 09. Lucky Girl
- 10. 時よ
- 11. 花篝り
- 12. 眠れぬ少女
- 01. dope
- 02. Don't you wanna see me tonight?
- 03. TAKE ME TAKE ME
- 04. 砂になる言葉
- 05. 君の涙を無駄にしたくない
- 06. 傷ついても
- 07. GO YOUR OWN WAY
- 08. CONTROL Your touch
- 09. CALLING ME
- 10. Keep it Love
- 11. さくらのぬくもり
- 12. アルバム
- 13. I don't Love You @目黒BAJ 2014.03.28
滴草由実 - Yumi Shizukusa -
birth 1984年7月9日 / 鹿児島県 出身18歳より本格的に音楽活動を始める。著名な海外アーティストとのコラボレーション、日本国内一流ミュージシャンと様々な音楽ジャンルの制作を経験し、長い歳月を掛けて自身の音楽スタイルを確立していく。培った制作経験と声の特徴を生かして作り上げられたボーカルスタイルは、様々な表情を見せる。ささやくようにやさしく聴き手を包み込み、穏やかに聴き手に寄り添い、時に力強く攻撃的に聴き手を挑発する。一つの型に捕われない柔軟さを持ち、曲の世界観に合わせ声質の幅をもたせている。作詞作曲、さらにコーラスアレンジまでこなし、音楽への想いから紡ぎ出された言葉とメロディーが一体となり自然と流れるように聴き手に語りかける。他の誰でもないオリジナルの音楽を構築している。
滴草由実 ライブ情報
●滴草由実『#10 story LIVE』8月23日(土):Knave(大阪)
9月6日(土):TSUTAYA O-nest(東京)

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