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音楽史上最初期のオペラ、カッチーニの『エウリディーチェ』

2014年2月8日 (土)


アレッサンドリーニが最初期のオペラを蘇らせた!
カッチーニの『エウリディーチェ』、待望の新録音!


最初期のオペラの一つとして音楽史に高名なカッチーニの『エウリディーチェ』をアレッサンドリーニが録音しました!
 史上最初のオペラは1590年代中頃に作られてフィレンツェで上演されたヤコポ・ペーリ作曲の『ダフネ』と言われていますが、これは楽譜が消失してしまいました。1600年、やはりペーリが『エウリディーチェ』を作曲、これが現存する最古のオペラです。この『エウリディーチェ』がアンリ4世とマリア・デ・メディチ(マリー・ド・メディシス)の結婚祝賀で上演された際には、カッチーニの曲が数曲含まれていました。ジューリオ・カッチーニは歌唱指導者でもあり、一門の歌手たちの出演と引き換えに自作を含めることを容認させたのです。
 その後カッチーニも自分で全曲を作曲、1600年12月に出版しています。こうした経緯からペーリの『エウリディーチェ』の方が「現存する最古のオペラ」の誉れを担い、カッチーニの『エウリディーチェ』は存在はよく知られているものの取り上げられることはあまりなく、CDもこれが2種目。それだけにアレッサンドリーニによる新録音は貴重です。
 これら最初期のオペラは楽譜が極めてシンプルな上、まだアリアらしい歌が乏しいので、しばしば単調と評されてしまいますが、そこはアレッサンドリーニ、マッシミリアーノ・ポッリオと共に音楽を豊かに彩り、7年後のモンテヴェルディの『オルフェオとエウリディーチェ』までそう遠くないことを示しています。ちなみに物語は、冥府下りまではモンテヴェルディの『オルフェオとエウリディーチェ』と大筋で同じ、その後はオルフェオがエウリディーチェを無事に地上に連れ帰って一同の喜びで幕となります。
 オルフェオ役を務めるのは、バロック・オペラではおなじみのフリオ・ザナージ。彼はモンテヴェルディの方のオルフェオでも有名で、アレッサンドリーニはそちらの録音でもザナージを起用していました。エウリディーチェ役のシルヴィア・フリガートは、透明で伸びのある美声で近年バロック・ソプラノとして台頭しているイタリアのソプラノ。エウリディーチェの死を告げるダフネ役にはサラ・ミンガルド、冥府の王プルトーネ役にはアントーニオ・アベーテ、牧人2役にはルカ・ドルドロと、アレッサンドリーニの録音で常連の歌手が参加、いつも通りの素晴らしい歌を聴かせてくれます。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・カッチーニ:歌劇『エウリディーチェ』全曲

 フリオ・ザナージ(Br オルフェオ)
 シルヴィア・フリガート(S エウリディーチェ、悲劇)
 サラ・ミンガルド(CA ダフネ、プロセルピーナ)
 アントーニオ・アベーテ(Bs プルトーネ)
 ルカ・ドルドロ(T ティルシ、アミンタ)
 ジャンパオロ・ファゴット(T アルチェトロ)
 モニカ・ピッチニーニ(S ヴェーネレ、ニンファ)
 マッテオ・ベッロット(Bs ラダマント)
 マウロ・ボルジョーニ(Br カロンテ)
 アンナ・シンボリ(S ニンファ)、他
 コンチェルト・イタリアーノ
 リナルド・アレッサンドリーニ(指揮)

 録音時期:2013年8月
 録音場所:インスブルック
 録音方式:ステレオ(デジタル)
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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