ジェイムズ・オーウェン・ウェザーオール

Individuals/organizations Page

Books

ウォール街の物理学者 ハヤカワノンフィクション

ジェイムズ・オーウェン・ウェザーオール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152093974
ISBN 10 : 4152093978
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

いまウォール街では、既存の金融人とはまったく異質な人々が勃興している。「クオンツ」と呼ばれ物理や数学のエキスパートでもあるトレーダー達は、複雑怪奇な市場をいかに予測し、成功しているのか?

物理学者はいかにして「予測不能」な市場を読むのか?


いまウォール街では、従来の金融業界とはまったく異質な 「クオンツ」と呼ばれる人びとが席捲している。物理学や数学の博士号を持つが、金融の専門家でも経済学者でもない。2008年の金融危機後もなお、高度な理論を駆使して圧倒的なパフォーマンスをあげる彼らの手法には批判の声もある。


だが、「クオンツ」たちは本当に悪者なのだろうか? そんな小さな疑問をきっかけに、好奇心に導かれて探求を進めていった著者は、思いもかけない深遠で魅力的な物語を発見していく。そこには、一見するとまったくランダムに見える株価や相場の動きを予測すべく全力を傾けてきた、数々の天才物理学者・数学者たちの姿があった――理論的思考と人間的洞察を兼ね備えた視点でウォール街の最先端を読み解き、経済と金融の未来を展望する、気宇壮大な科学ドキュメンタリー。


2013/09/05 発売予定


ジェームズ・オーウェン・ウェザオール James Owen Weatherall
物理学者、哲学者、数学者。カリフォルニア大学アーバイン校助教授。ハーバード大学卒業後、スティーブンス工科大学およびカリフォルニア大学で博士号取得。時空理論の数学的・概念的基礎を中心に幅広く研究を進める傍ら『USAトゥデイ』『ボストン・グローブ』『サイエンティフィック・アメリカン』などに一般向け科学記事を寄稿。若手サイエンスライターの旗手として注目を集めている。




【著者紹介】
ジェイムズ・オーウェン・ウェザーオール : 物理学者、哲学者、数学者。カリフォルニア大学アーバイン校助教授。ハーバード大学卒業後、スティーブンス工科大学およびカリフォルニア大学で博士号取得。時空理論の数学的・概念的基礎を中心に幅広く研究を進める傍ら『USAトゥデイ』『ボストン・グローブ』『サイエンティフィック・アメリカン』などに一般向け科学記事を寄稿。若手サイエンスライターの旗手として注目を集めている

高橋璃子 : 翻訳家。京都大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    友達に貸して戴いた本。人間には予知できないものが二つ、ある。自然と経済だ。この本は、物理学の論を使って、経済を読み取ろうとした者たちのドキュメンタリーである。株価の動きを量子学での粒子の動き(ランダムウォーク)に見出し、「海岸線の長さはどれくらい?」でリアス式海岸などの複雑な海岸線に合わせて定規を用意し、測定すると測り残しが無限に出てしまい、距離が長くなってしまうという論や株価の暴騰・暴落に地震予測や労働組合やデモ活動のパターンで当て嵌めるという使用方法は中々、面白いです。

  • TATA

    ギャンブルでの必勝法を求めて確率論を。そこから株価のランダムウォークを解き明かしCAPMとリスクフリー仮説へ。統計学と物理学のエッセンスを吸収し今の金融工学はあるわけです。なのでその金融工学の想定を超えた時にクラッシュは起きるわけで。経済と金融はこうやって発展したと理解できる一冊です。クラッシュに怯んではいけないわけなんでしょうね。

  • baboocon

    高度な数学や物理学の理論を駆使して金融界で利益を上げる「クオンツ」の成り立ちを、経済学の進化に功績を残した物理学者たちを時代を追って辿っていく。ブラックやショールズなどはお馴染みだが、100年以上も前のバシュリエという人物が今でいう金融工学の先駆けだったとは知らなかった。2008年の金融危機でデリバティブの危険性が騒がれたけれど、物理学を金融に応用すること自体ではなく使う側の悪意が問題であり、特定の理論が通用するのは限られた状況下であることを認識した上で使う節度が求められるのだな。

  • KAZOO

    ウォール街のファイナンスに関するテクニカルツールを使用した人達に関する読み物あるいはドキュメントという感じです。その具体的なツールなどの解説はないので読み物として読めばいいと思います。割り切ってしまえばそのようなこともあるのかという感じです。理論的なものを期待すると肩透かしを食います。まあ面白く読みやすかった。

  • 1.3manen

    1970年にサミュエルソンが第2回ノーベル経済学賞受賞の理由は、経済学に数学を取り入れたこと(45頁)。行動経済学は、周知のように、個人や集団の心理から経済を読み解く学問(75頁)。市場は心の機微に関わる。都留重人先生は、市場には心がない、とされたが、ここは一つのポイントだと思う。オズボーンの心理学は一度勉強してみたい。アインシュタインと侃侃諤諤というのは凄みを感じる(77頁)。学者のプライド! ブラックという人は人間関係論から物理学へシフトしていったが、文転ではなく、理転であることが尊敬できる人物。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items