HMVインタビュー: カール・ハイド
Monday, April 22nd 2013
鹿野 淳(MUSICA)さんによる、読み応え満点なオフィシャル・インタビューをUP!!
テキスト 鹿野 淳(MUSICA)
-- まさに待望のソロアルバムでした。何が待望かって、あなたがこれだけ「心のままに歌っている」アルバムを、90年代中期以降に聴いた事がなかったからです。
それは嬉しい称賛だね(笑)。でも、その主な理由としては、僕たちがずっとダンス・ミュージックを作っていたからじゃないかな。ダンス・ミュージックというのは歌詞をたくさん使って物語伝えるというよりも、リズムが主役の音楽だからね。その中で僕は自分の物語を断片を使って表現する手段を進化させていったんだ。一見バラバラに見える小さな要素は、実はどれも様々な都市を跨がった僕の旅や経験の一部なんだ。そうやって断片で表現することによって、言葉をダンス・ミュージックに添える形でいかようにも編集することができたんだ。もし僕が従来のやり方で長い物語を語っていたら、アンダーワールドはダンス・ミュージックの概念に反していただろうね。
-- ではまず、何故2013年の今、ソロとして立とうと思ったのかを教えてください。
いやぁ、そうなんだよね(笑)、今になって何故かって話だよね。理由は幾つかあったと思う。踏み切る自信がなかったのもそうだし、アンダーワールドの活動で常に忙しかったというのもある。リック(・スミス)も僕も、全てをアンダーワルドに注いできた。そしてこの2年間は劇場、映画、オリンピックといった他の分野にも活動の場を広げてきた。僕がブライアン・イーノのプロジェクトに携わったのもそう。少しずつ、2人の活動を続けながら、それぞれが自身のプロジェクトに携わる可能性を広げていったんだ。そして今、僕はこうして一人で立っている。
-- あなたのキャリアの中で最大にして最高のアンダーワールドでは、いつもリック・スミスというサウンドの伴侶がいました。この作品において彼から離れて気づいた事は何でしょうか。
長年のパートナーと離れて仕事をすることで気付くことはたくさんある。新しい仕事のやり方を知り、他の才能ある人たちとの出会いもある。そこで培った発想やアイディアを今度はまた長年のパートナーのもとに持ち帰れることができる。『まだ、自分にこんなことができたんだ』と、それまで知らなかった自分自身の一面にも気付くし、逆に『自分のパートナーはこんなに優れていたんだ』と気付かされることもある。他の人と仕事をして凄くいいのは、長年のパートナーシップのいい面が再確認できることだ。誰かと長期で一緒に活動を共にしていく上で、非常に健全なプロセスになり得ると思う。………今回のソロアルバムで思うのは、『Dubnobasswithmyheadman』(アンダーワールドの転機となった、90年代初のアルバム)に通じるものがあるということで。あの頃はリックとスタジオでよく即興を基に曲を書いていた。あと最近だとブライアン・イーノのPure Sceniusのプロジェクトに参加したこともそう。大きめのアンサンブルで舞台に立ち、即興で演奏を行うプロジェクトで、僕はその場でメロディーを作り、ノートに掛け溜めた言葉を生の観客の前で歌わないといけなかった。それが凄く面白かったんだ。それ以来、ブライアンとは頻繁にスタジオで共作し、レコーディングを行っているよ。即興を重んじた制作プロセスがとにかく好きなんだ。アンダーワールド初期のころの僕とリックの関係性を思い出すよ。昔はよくスタジオで即興を重ね、お互いがやろうとしていることを肌で感じ合いながら音楽を作っていた。もう何年もやっていない。それをこのアルバムで、今度は一人で追求したかったんだ。
-- 今作を作る上で指標となった音楽はありますか。
ずっと変わらず好きなものというのはある。十代の頃からJohn Martynのアルバム『Inside Out』が大好きでね。あれは、ギターの音をいろいろ加工しているんだ。リックも僕もブライアン・イーノの音楽をずっと敬愛してきて、僕にとってはいつだって大きな影響力を持っている。彼がベルリンで携わったデヴィッド・ボウイの作品にしても、作品を作る為にある場所に行くという発想もこれまでリックと大事にしてきたものだ。まあ、今回のアルバムで言うと、行ったといってもイースト・ロンドンなんだけどね(笑)。でもイースト・ロンドンは独特の雰囲気がある場所だし、住んでてても面白い場所なんだ。全てが加工されていない感じで最高なんだよ。今回の制作で、イースト・ロンドンは僕にとってのベルリンになったよ(笑)。他にはロバート・ワイアットとかも好きだ。彼の繊細な歌い方が好きなんだ。あとモリッシーが歌詞で綴る世界観。それとボブ・ディランもたくさん聞いていた。素ばらしい音楽を聴いて来たからこそ、自分の音楽の生みの苦しみも凄く味わったよ。自分探しに苦しんだ時もたくさんあった。「自分は役立たずだ」って思った時期もあったし、どうやって自分の気持ちを表現すればいいのか、どう言葉を綴ればいいのか見失った時もあった。でもそういう時こそ、いろいろな尊敬すべきライターの友達にも助けて貰ったよ(笑)。
-- 実際にこのアルバムは、一人っきりでスタジオに籠って作ったものなんですか? それとも例えばアンダーワールドの作品のように、旅をしたりそのフィードバックで自分の風景を音にしたような感じなのですか? どんな制作過程があったのかを教えてください。
これまで同様、歌詞は旅する中から生まれた。でもイメージする場所としては、さっきも話したように、地元に焦点をあててみたんだ。ロンドンの端に位置する場所、つまりイースト・ロンドンだ。もっと具体的に言うと、ロンドンの端からちょうど僕が今住んでいるエセックス州に切り替わる辺り。エセックス州の人というのはある種の逞しさがあって、特に苦境に置かれた時に、持ち前の前向きな精神を発揮するところがある。今回はね、田舎から都会に切り替わる境目にあるコミュニティーで生活している、普段見落とされがちなコミュニティーにスポットを当てたかったんだ。音楽的には親交の深いレオ・アブラハムスと共同で制作を進めた。彼は卓越したギタリストで、ブライアン・イーノのPure Sceniusにも参加していた。イースト・ロンドンにある彼のスタジオ、或はエセックスにある僕の自宅スタジオのどちらかで、2人で何日もかけて即興で曲を書いた。だいたい1日8曲から10曲くらいは出来たよ。全部で8日間それをやって、最終的には70から80曲くらいの新しい曲が出来たんだ。それを聞き返して、曲として完成しているのはどれかを判断し、必要なオーヴァー・ダブを重ねて仕上げていったんだ。
-- サウンド的にはスペイシーかつアンビエントな部分と、アコースティックかつオーガニックな部分が混在しています。この融合はどんなイメージから生まれてきたものなんですか?
イメージはこれといってなかったんだ。(レオ)と2人でぶらっと散歩に出掛けたって感じだった(笑)。2人で行き先も決めず行き当たりばったりの旅をするという、その経験そのものを味わいたかったんだ。お互いの世界観に触れ、ギターの弾き方や好きな音楽について語ることを楽しみたかった。実際、2人ともお互いがやっていることが凄く好きなんで、一緒に何かやってみて何が生まれるか試してみたいという気持ちだったんだ。じゃあどこから始めようか? という時に僕が、「君は素晴らしいギタリストだから、何かギターで弾いてくれたら僕が歌うよ」って言う感じでね。そこからお互いに導かれ、何処に辿り着くか試してみるというプロセスでこのアルバムは生まれたんだよ。
-- あなたはカメラマンやアートディレクター的なクリエイターの側面も持っています。今回のアルバムは、そういうあなたの中にあるアートとどんなリンクを持って生まれたものなのでしょうか?
そこはね、特に言うならば僕が撮る写真、それと毎日更新している日記(Underworldlive.comのKarl's Diary)に通じるものがある。僕は都会の片隅の日常の中で普段見過ごされがちなものに興味があるんだ。道路脇になぜかある物体だったり、壁に入ったひび割れ、高速道路下のコンクリートや川辺に捨てられた物、或は道ばたに置き去りになった物とかね。アルバム『Edgeland』もそう。雑誌の表紙を飾らないから、或いはニュースで取り上げられないから見過ごされ、誰も気に留めようとしない物に、僕は子供の頃からずっと魅力を感じてきた。特に写真は『我々の社会の中で見過ごされている物への魅了』という今作の歌詞へのアプローチと深く繫がっている。絵を描くという部分においては、生きている中のリズムにインスピレーションを貰っている。僕は共感覚(シナスタジア)を持っているから、日常の中で目にする物体や色が音や形になって見えるんだ。それらに注意を払うと、一連の連動した動きが見えてくるんだよね。それが絵画にしてもデジタル・アートにしても、僕の発想の原点にあるんだ。
-- この作品はアンダーワールドのようなダンストラックがもたらす一体感とは真逆にあるクローズされた世界、つまりベッドルームミュージック的な側面があると思います。カールはこのアルバムが、どんな機能性を持っていると思っていますか?
一つ気付いたことがあって、それは作り手がパーソナルになればなる程、その作品はより普遍的なものになるってこと。より私的な記録、物語、詩、歌詞を書いたほうが多くの人から共感を得られる。僕自身、凄く私的なことを書いているにも関わらず、多くの人が共感してくれて、それが普遍的な感情なんだということに気付いたんだよね。とはいえアルバムの機能性………このアルバムを作る大きなきっかけとなったのが、ブライアン・イーノと(Pure Sceniusで)シドニーのオペラハウスの舞台に立った時だった。あの瞬間『アンダーワールドでここに立ちたい!』と思ったんだ。着席の劇場で、美しく、居心地が良く、ガンガン大音量を出す音響装置でもなく、ステージから観客に語りかけることもできる。様々な情緒感やムードやテンポの音楽を共有することができる空間だ。アンダーワールドはこれまで最高の祝祭音楽をやってきたけど、あれだけアップテンポの音楽では観客に語りかけたり、より私的且つ親密で静かな一対一の繫がりを築くのは難しい。けど僕はその繫がりを築きたかったんだ。ブライアンとのステージで強くそう思ったし、アンダーワールドでもやりたいと思った。だから、今作というのは、その方向性を模索する僕なりの実験なんだ。
-- つまり、これまでのアンダーワールドとは違う音楽の共有の仕方だと?
そうだね。でも、今僕が言ったような私的な世界観というのはこれまでもアンダーワールドの音楽にずっと存在していたものだよね。アゲアゲのダンストラックの合間にある静かな曲の中だけじゃなく、アップテンポの曲にだってあった。<you bring light in>といった歌詞にしてもそう。どれも凄く内に秘めた私的な思い表現していて、僕はそういう思いをみんなと共有しようとしているんだ。そして今作も、別の方法でそれをやろうとしていると思って欲しい。
-- あなたはアンダーワールド以前には80年代的なるニューウェイヴな音楽を作ったり、いろいろやっていましたよね。
そうだね。デボラ・ハリーのバックバンドならやっていたことがある(笑)。80年代の終わりから90年代頭に掛けて、たくさんのセッションにギタリストとして参加したのも確かだよ。ペイズリー・パークにも一時いたことがあったし。アメリカのアーティストとも、イギリスのアーティストとも仕事をしたよ。
-- 今回のアルバムを作るにあたって、あの頃の自分のセンス、時代感みたいなものがどこかで蘇ったりした部分はありますか?
それはないね。あの頃自分がやっていた音楽は大嫌いだったから。そもそも誠実な音楽じゃなかったからね。当時は売れることやチャートに入ることを目的としていて、自分じゃないものに必死になろうとしていて結果的に凄く虚偽で浅いものになってしまっていた。トレンドに左右されるばかりで、自分たちの声を持っていなかったんだ。そう、僕たちが80年代にやっていた音楽には、自分たちの声というものがほとんど皆無だった。他の人の真似事や焼き直しばかりだった。……今回レオと共作するに当たってこだわったことは、2人とも影響を受けたものはたくさんあったけど、事前にそれを打ち合わせしないことだったんだ。どんなサウンドを作りたい、誰にアピールしたいといったことを一切決めず、何の先入観も持たず始めた。そういう決め事が音楽を生む上で制約や足枷になってしまうと思ったからさ。
-- あなたのアンダーワールドの中での歌唱は、敢えて抑揚を抑え、記号になりきったり、ミニマリズムを自らのヴォーカルで作り出す部分が多かったと思います。今回はその抑揚も全部解放し、解き放たれたかのように歌いまくっています。これはどんな気分の表れなんですか?
アンダーワールドではなかなかそうはできないからね。というのも、トラックのエネルギーの足を引っ張ってしまいかねないから。ダンスミュージックの性質上、まずトラックを尊重することが大事になってくる。今回は『こう歌おう』『こう歌うべき』という意識はなく、レオが弾いたものを聞いて、強く感情に突き刺さってくるままに歌っただけなんだ。ちなみに、アルバムの中の歌はどれもファースト・テイクなんだ(笑)。最初にレオと即興で録ったものを録り直しを一切することなくそのまま残している。最初に自然と出てきたものを残したかったんだ。音楽からちょっと外れてしまった時もあったけど、それもそのまま残した(笑)。感情をそのままに伝えたかったんだ。
-- 実際歌っていて、解き放たれた感触はありましたか?
そうだね、最高の気分だったよ。レオの存在も大きかった。彼は多才なミュージシャンでプロデューサーでソングライターだというだけでなく、凄く懐の深い優しい人でもある。彼が放つエネルギーは僕にとって大きな励みになった。彼がいてくれたお陰で自分の中の不安に打ち勝つこともできたんだ。
-- このアルバムを作る上で、あなたはヴォーカリストとしての自分とかなり向き合った事と思います。不安や自信喪失も経験したということですが、それらを経て、今回自覚した事を教えてもらえますか?
自分の先入観や不安を一つ乗り越えて、少し先に進むことができたかもしれないね。そして音楽を書く上で引き出しの数が増えたと今は思ってるよ。煮詰まった時の対処法も含めてね(笑)。今回、自分が惹かれるものが何なのかも自覚することができた。端から見て明白なことが、自分ではなかなか見えなかったりするんだ。作品を作っていても自分で何を作っているのかわからないことがある。でも、外にいる仲間からの助言で、自分たちが何を作っているのかが初めて見えてくることもあるんだ。今回の「Edgeland」(都会の片隅)というのも最初からあったコンセプトではないんだ。アルバムが仕上がった後で付けたタイトルで、友達で集まって『タイトルは何にするんだ?』という話になって、僕が幾つか案を出しても『それじゃ作品に込めた思いが伝わらないだろ』ということになり、彼らからアルバムの解釈を聞き、彼らの視点でアルバムを見ることで、自分が何に魅了されていたのか初めて自覚することができた。今後写真や絵画をやる上でも、自分の進む道が出来たんだ。
-- あなたは時代感にとても敏感に活動をしてきたと思います。80年代はグラマラスでサイケデリックでニューウェイヴな活動、90年代はアシッドハウスによる革命のメインストリーム化の潮流を作り、しかも独自のマッドネスな世界観でUKのオルタナティヴミュージックを提唱し、そして2000年代はエレクトロミュージックの解放感と至福性を一体感と共に歌い鳴らしてきました。今、この2010年代は音楽のジャンルも、CDやダウンロードなどの音楽ソフトの流れも、そしてアンダーグラウンドとメインストリームの境界線も曖昧かつ深いカオスの中にあると思います。今、音楽は、音楽アーティストは、どうあるべきだと思いますか? そしてそのエモーションはこの作品にどう反映されていったと思いますか?
僕はコラボレーションに関心があり、ミュージシャン同士が支援し合うことに関心がある。これまでもずっとそうだったよ。1970年代にロバート・フリップがそういうことについて語っているのを読んだ時からずっとそうなんだ。ミュージシャンはお互い助け合うべきだと僕は信じている。お互いを支え合い、励まし合い、助け合うところから最高のものが生まれると思っている。人との繫がり、つまりコミュニティーが大事なんだ。大惨事や苦境に直面した時にならないと人々が団結しないというのはあまりに悲しい。そういうことは近年たくさん目にしてきた。僕は人と人の繫がりを信じている。世界中に張り巡らされるネットワークもそうだし、地元のコミュニティーもそう。そこで重要なのは、人々がほんの少しだけ私心を忘れ、お互いを支え合うことだと僕は思っている。音楽とその先にあるものを語る上で、僕が一番インスピレーションを貰うのは人と人とが助け合うこと。それが感傷的過ぎると思われても、僕は悪びれるつもりはない。お互いが助け合う時こそ最良のものが生まれると思っているから。
-- このアルバムで歌われてるものは、あなた自身の哲学のデッサンのようなものだと思います。このアルバムの歌の中であなたが伝えたかったオピニオンの本質とは何なのでしょうか?
僕が常に言うことは、『全ては泥であり、全ての泥は美しい』なんだ。僕は醜いものを描いたことはないし、世界を韻鬱な場所として捉えたことはない。街に出て写真を撮る時も、路地裏や壊れた壁やガラス、タイヤの跡も全て美しい痕跡だと思っている。今度また春に東京に行くけど、毎回カメラを片手に東京の街を徘徊するのを楽しみにしている。だって美しい発見がたくさんあるんだから。……確かに陰惨とした闇の部分も街にはあるかもしれないけど、僕が惹かれるのは日常の中に存在する美しいものを讃えることなんだ。通勤電車の中での人と人とのちょっとしたやり取りだとか、倉庫の壁から生える雑草だとか、嘗ては危険だから近寄らなかった路地にお洒落なカフェが次々と出来て流行の場所になったこととか、旅人が河川敷の低木地に子馬を離して遊ばせる様子とかね。その全てに躍動を感じるし、美しいものだと思う。陰惨な話はニュースで十分取り上げられる。メディアは陰惨なものを祭り上げ、我々に押し付ける。僕はその先にあるものを見ている。日常の中だけでも十分に美しいものは存在するだってことを記録し、伝えたいんだ。
-- このアルバムは架空のサウンドトラックのようにも聴こえるし、ヴィム・ヴェンダースの作品や『未来世紀ブラジル』のような映画のバックトラックにそのままなるようなものとも言えると思います。アートディレクター的なクリエイターの側面も持っています。今回のアルバムは、そういうあなたの中にあるアートとどんなリンクを持って生まれたものなのでしょうか?
ヴィム・ヴェンダースは大好きだよ。実際使われるようなことがあったら本当に嬉しいね(笑)。『未来世紀ブラジル』も素晴らしい映画だよね。テリー・ギリアムが携わったものも全部好きなんだ(笑)
-- カール自身がこのアルバムからイメージする映像世界とはどんなものですか?
君が挙げてくれたものも凄く当てはまると思う、『パリ・テキサス』とかね。ニュースでは取り上げられることもない、観光客も来ない、でも活気に満ちている名も無き場所の日常だ。あと、街中を移動する時に車の窓から見る景色とか。電車の窓から見える移り変わる景色もそう。家の軒裏を通って、街中から田舎へと移り、海岸線沿いに行き着く、というようなイメージかな。
-- 今後、このソロプロジェクトはどんな周期かつモチベーションによって続いて行くのでしょうか?
もちろんリックも僕も2人で今後もアンダーワールドを続けて、たくさんの音楽を作って行きたいと思ってる。でも、それと平行してそれぞれが自分のプロジェクトを続け、自分なりの表現を追求することも、アンダーワールドにとって正しい選択だと思っている。今はこのソロで作った素晴らしいバンドと共にライヴのリハーサルをやっていて、凄く手応えを感じているんだ。非常に才能に溢れたメンバーばかりなので、彼らとの活動も是非続けていきたいと思っている。レオとも間違いなく共作活動を続けるだろう。ブライアンとは既に何時間分もの音源を録り溜めていて、僕としてはブライアンと共作した曲をどうしてもパフォーマンスに取り入れたいと思っているんだ。
-- 今度やるソロのライヴでですか?
そうそう。去年のクリスマス前にブライアンと書いた曲があって、それを是非発表したいと思っている。僕としては今後も様々な人とコラボレーションを重ね、このプロジェクトの延長として音楽を作り続けたいと思っているんだ。アンダーワールドの片割れとしてリックと共に音楽を作るのと平行してね。
-- このプロジェクトでのライヴ、そしてバンド編成はどうなるのか? できるだけ具体的に教えてください。
4ピースのバンドでツアーをする予定だ。メンバーはどれも素晴らしいミュージシャンばかりだ。彼らがバンドに参加してくれて本当に嬉しいよ。僕の右腕的存在なのが、Peter Chilversという人で、ブライアン・イーノの右腕的存在でもあるミュージシャンなんだ。だからPeterとは長い付き合いなんだよ。素晴らしいミュージシャンであり、卓越した作曲家でもある。彼は各種キーボードを操り、曲のアレンジでも力を貸してくれる。彼は実はブライアン・イーノのipad やiphone用音楽アプリを一緒に開発設計してる人でもあるんだ。とにかく才能に溢れた人だよ。で、もう一人女性のキーボーディストがいて、Angie PollockというPeter Gabrielのバンドにもいた人で、キーボードとバッキング・ヴォーカルを担当している。それからベーシストにはGaz Williamsがいて、とにかくエネルギッシュだ。なんと言ってもウェールズ人というだけで即採用だよ(笑)。で、あと僕がヴォーカルとギターを担当する。
-- ステージ構成はどんな感じですか?
アンダーワールドの派手なステージ・セットとは対照的に非常にシンプルな、削ぎ落したものにしようと思っている。……あとね、このバンドでアンダーワールドの曲も演奏するつもりだよ(笑)。勿論、アレンジを変えてね。だって僕自身も大好きな曲ばかりだからね(笑)。ツアーをやるにあたってファンの立場になって考えてみたんだ。もし自分がよく知ってるアーティストのライヴを見に行ったら、その人たちに自分が大好きな曲を新たな解釈を加えてやって貰いたいと思うと思う。新曲と交えてね。この件に関しては長い時間かけてじっくりと考えたんだ。でもアルバムが完成する前から自分には明白だった。もしライヴをやるんだったらアンダーワールドの曲も取り入れようって。もちろんアルバムの世界感に合ったものを慎重に選ばなきゃいけないし、おなじみのアンダーワールドの曲に今のバンドならではの解釈を加える。僕自身凄くワクワクしているよ。先ほど話した今回僕の右腕的存在のPeter Chilversが手がけてくれたアレンジがもの凄く素晴らしいんだ。最初に聞いた時は感動したよ。
-- 90年代も2000年代も商業主義の中でセルアウトせず、一定の距離感とカウンター意識と虚無感をもってシーンと付き合いながら、それでもトップアーティストとしてここまで来れたあなた方は希有な存在だと思います。これから5年、アンダーワールド含めて、どんな道を歩んで行こうとしているのか、教えてください。
僕としてはこれからのアンダーワールドには、盛り上がるダンストラックの合間に存在していた僕たちの違う音楽的側面を追求して欲しいと思っている。より親密でパーソナルな側面を掘り下げてみて、どんなことができるか試してみたいんだ。それはこれまでもリックと自然にやってきたことで、映画音楽といったプロジェクトで発揮されてきた。盛り上がるダンストラックよりも、そういうサウンドや音の情景や旅を、再びアンダーワールドとして追求したいね。……今後はリックとスタジオに入る時間も増えてくることになると思うけど、その中で嘗てのように即興を重ねていくことになるだろう。2人の息がぴったり合った時はこれまでもライヴやネット・ラジオがそうだったように、本当に特別な瞬間であり、素晴らしいものが生まれるんだ。だから、結果的にハイエナジーなダンストラックをもっと作ることになったとしても、より親密な音楽を作るようになったとしても、何よりも僕はリックと共にスタジオで音楽を作ることを何よりも望んでいるから、どんなものが生まれるかはその時になってみないとわからないよ!
Karl Hyde 『Edgeland』 [2013年04月10日 発売]
収録曲
【通常盤】- 01. The Night Slips us Smiling Underneath it's Dress
- 02. Your Perfume Was The Best Thing
- 03. Angel Cafe
- 04. Cut Clouds
- 05. The Boy with the Jigsaw Puzzle Fingers
- 06. Slummin' It For The Weekend
- 07. Shoulda Been A Painter
- 08. Shadow Boy
- 09. Sleepless
- 10. Cascading Light ※
- 11. Out of Darkness ※
※ 国内盤ボーナストラック
【デラックスエディション盤】
- 01. The Night Slips us Smiling Underneath it's Dress
- 02. Your Perfume Was The Best Thing
- 03. Angel Cafe
- 04. Cut Clouds
- 05. The Boy with the Jigsaw Puzzle Fingers
- 06. Slummin' It For The Weekend
- 07. Shoulda Been A Painter
- 08. Shadow Boy
- 09. Sleepless
- 10. Cascading Light ※
- 11. Out of Darkness ※
- 12. Dancing on the Graves of Le Corbusier’s Dreams ※
- 13. Final Ray of the Sun ※
- 14. Slummin' It For The Weekend (Mixed by Brian Eno) ※
- 15. Cut Clouds (Figures remix) ※
※ 国内盤ボーナストラック
DVD:(デラックスエディションのみ収録)
The Outer Edges (A Keran Evens film) 約50分の映像作品
House & ClubLatest Items / Tickets Information
for Bronze / Gold / Platinum Stage.
DVD付き初回盤
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通常盤
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輸入盤
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REZ最新リミックス!
Rez(Bassnectar Remix)
Underworld
Price (tax incl.):
¥660
Member Price
(tax incl.):
¥607
Multi Buy Price
(tax incl.):
¥561
In Stock
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ベスト!!
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Greatest Hits Import(Japanese Edition) 1992-2012 Anthology
Underworld
Price (tax incl.): ¥2,593
Release Date:28/December/2011
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Deleted
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Collection Import(Japanese Edition) Collection
Underworld
Price (tax incl.): ¥1,728
Member Price
(tax incl.): ¥1,590Release Date:10/December/2011
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Deleted
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その他関連作品
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Limited Edition Bungalow With Stairs 1
Rick Smith
Price (tax incl.): ¥2,619
Member Price
(tax incl.): ¥2,410Release Date:18/June/2011
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Deleted
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Limited Edition What's Going On In Your Head When You're Dancing
Karl Hyde
Price (tax incl.): ¥3,353
Release Date:June/2011
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Import Athens
Underworld
Price (tax incl.): ¥2,629
Member Price
(tax incl.): ¥2,419
Multi Buy Price
(tax incl.): ¥2,419Release Date:16/November/2009
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