【HMVインタビュー】ショーン レノン
2012年12月21日 (金)
ソロ活動と平行しながら、09年には自主レーベル、キメラ・ミュージックを立ち上げるなど、これまでショーンはマイペースに多彩な活動を展開してきた。
そんな中、12月8日にオノヨーコ主宰で開催される〈Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ〉に参加するため急遽来日。ショーンが参加して、父ジョンの歌を歌うことで話題になった今回のスーパー・ライヴ。その前日に、ライヴのこと、キメラ・ミュージックのことをショーンに訊いた。
-- 明日はスーパー・ライヴですね。2001年以来、毎年行われて来たスーパー・ライヴに、今回初めて参加することを決めた理由は何だったのでしょう?
ショーン レノン(以下、シ): 2010年に母やエリック・クラプトン、ポール・サイモン、レディ・ガガなんかと一緒にコンサートをやった時、クラプトンと〈ヤー・ブルース〉をプレイしたんだ。その時の演奏がすごく気持ち良くて、ようやく父の曲で歌える曲ができたと思った。なにしろ父の曲は難しくて〈ストロベリー・フィールズ・フォーエバー〉なんて絶対できないからね。自分が演奏できる父の曲ができたから出ることにした、それだけのことなんだ。
-- 「ヤー・ブルース」という曲の魅力はどんなところですか。
シ: この曲はすごく簡単でコードが3つしかないんだ。そんなシンプルなところが気に入ってる。とても力強い曲だし、武道館という広い場所でやるのにも向いていると思う。
-- ライヴに参加することをヨーコさんに伝えた時、ヨーコさんは喜んでいました?
シ: すごく喜んでくれたよ。ジョン・レノンの曲がすべて名曲で、それを息子の僕が歌うことで父親と比べられることをプレッシャーに感じていることを感じとって、僕が言い出すまで待ってくれていたんじゃないかな。
-- そのヨーコさんは、プラスティック・オノ・バンドとして、あなたが主宰するレーベル、キメラ・ミュージックから作品をリリースされていますね。もちろん、あなたの作品もリリースされていますが、キメラ・ミュージックを立ち上げようと思った動機は?
シ: 今までいろんな音楽活動をしてきたけど、メジャー・レーベルに所属すると、レコード会社はアーティストのイメージを型にはめようとするんだ。僕はもっと自由にいろんなことをやりたいと思った。例えば僕はボアダムズが大好きなんだけど、彼らはROVOとかOOIOOとかいろんなユニットに別れて自由に活動している。僕もそういう風に、自分のレーベルを立ち上げることで自分自身をもっと自由に表現したいと思ったんだ。
-- 最近、キメラから立て続けに3作リリースされましたが、その作品について話を訊かせてください。まずはあなたが手掛けたサントラ『アルター・エゴス』ですが、サントラを手掛けるのはこれで二度目ですね。映画の監督は前回と同じ、ジョーダン・ガランド監督。
シ: サントラを手掛けるのは二度目だったから少しは経験を積んでいたのと、映画制作と平行してサントラを作ることができたから、今回は計画的にレコーディングすることができたんだ。
-- ストリングスのアレンジが印象的ですね。
シ: ありがとう。ストリングス・パートは僕がシンセで打ち込んで、それをワイ・ミュージックというストリングスのグループに演奏してもらった。彼らは友達なんだ。
-- あなたは映画にちょい役で出ているそうですね。
シ: そう、ほんのちょっとだけ。〈エレクトリック・デス〉っていう悪役だよ。(携帯で撮影時の画像を見せてくれる)。これ、僕の普段着なんだ(笑)
-- カッコイイですね(笑)。続いてミスティカル・ウェポンズはディアフーフのグレッグ・ソニアとのユニットですが、彼とはどういった経緯で一緒にやることになったんですか?
シ: プラスティック・オノ・バンドのライヴで、ディアフーフがオープニングを務めてくれたのが知り合ったきっかけ。その後、〈キメラ・ミュージック・ナイト〉というイベントをやった時に、3バンドくらい出演したんだけど、もう1バンドくらいほしいということになって。その時、ゆか(チボ・マットの本田ゆか)が「ショーンとグレッグでセッションすれば?」って提案したんだ。それでやってみたらすごく楽しくて、これからも継続してやっていこうってことになった。基本的に即興中心で毎回やることは違うんだ。
-- 即興といえば、ヨーコさんと、ソニック・ユースのサーストン・ムーア、キム・ゴードンの3人による即興セッション、ヨーコキムサーストンは、ソニック・ユースが活動休止のいま、貴重なセッションですね。現場には立ち会ったんですか?
シ: いや、いなかった。立ち会いたかったけど僕はいないほうがいいかなって思って。僕から見たら3人は大御所だから、僕の意見はいらないと思ったんだ。
-- 3人はどういうきっかけで、セッションすることになったんですか?
シ: もともと付き合いはあって、これまでも結構セッションしてきたんだ。だからようやくレコードが出せたって感じだね。キメラをもっと早く始めていたら、3人のレコードはもっと早く出せたかもしれない。
-- キメラではCDのほかにもTシャツも作っていますが、Tシャツにはどんなこだわりがあるのでしょうか。
シ: 僕は絵を描くのが大好きなんだけど、美術館に飾られるような絵じゃなくて、Tシャツくらいカジュアルなものが自分にはあってると思っていて。それでファンや友達に着てもらえたらいいな、と思ってTシャツを作り始めたんだ。でもキメラのロゴは僕ではなくて、デザイナーにキメラのコンセプトを説明してデザインしてもらった。
-- キメラのコンセプトというと?
シ: キメラというのは、いろんな動物が融合した架空の生き物なんだ。ユニコーンとかペガサスみたいにね。だからキメラは、いろんなアーティストが集まって、いろんなことをやっていることを象徴しているんだ。
-- 今後のキメラの予定は?
シ: 僕とシャーロットがやっているユニット、ゴースト・オブ・ア・セイバー・トゥース・タイガーとプラスティック・オノ・バンドのレコーディングは終わっているので、来年出せると思う。あと、僕のソロ・ワークを来年レコーディングしようと思ってる。
-- では、クリスマスの予定は?
シ: 母と一緒にNYの家で過ごすつもり。毎年、父のことを思いながら母と一緒にクリスマスを祝うんだ。でも一度だけ、89年に僕だけオーストラリアでクリスマスを過ごしたことがあって。それ以来、母に〈89年、あなたはいなかったわね〉っていつも言われるんだよね(苦笑)
-- お気に入りのクリスマス・ソングは?
シ: キンクスの〈ファーザー・クリスマス〉!
-- 最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
シ: 日本はいろいろと大変な時期だと思いますが、NYでもハリケーンが来たりして大変でした。今は全世界が大変な時期にあるのかも。でも、そんななかでも日本のことを心の中で大事に思っています。これからも一緒に頑張りましょう。
Sean Lennon 『Alter Egos』 [発売中]
盟友「ジョーダン ガーランド」が監督したインディーズ・ムービー『Alter Egos』の為に作曲した20曲。
更に日本盤用にボーナストラックを2曲追加した全22曲収録。日本先行発売。
ショーンの長年の友人でありコラボレーターでもあるジョーダン ガランドが脚本と監督を務めた映画『Alter Egos』。
ショーンは、この映画の世界観に、音楽的な背景を加えおり、様々な作曲/編曲の方法が用いられ、ショーンのミュージシャンとしての幅の広さを感じることができるだろう。
(メーカーインフォメーションより)
【Sean Lennon】

【『Alter Egos』(映画)】

オルタナティヴ/パンク最新商品・チケット情報
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
映画『Alter Egos』の為に作曲した新作
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「ヤー・ブルース」収録
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