アーロン･ネヴィルがドゥーワップ･カバー

Friday, January 18th 2013

ニューオリンズの伝説的グループ、ネヴィル･ブラザーズのメンバーであり、ソロ・アーティストとしても長きに渡り活動を続けているアーロン・ネヴィル。 「ゴールデン･ヴォイス」と形容される独自のヨーデル唱法とヴェルヴェットな肌触りのファルセットで、ニューオリンズ･ファンクからR&B/ソウルはもちろん、ゴスペル、ジャズ、カントリーまで歌いこなすシンガーとしてジャンルを問わず幅広く音楽ファンから支持されています。

そんな偉大なるシンガー、アーロンがジャズの老舗レーベル、ブルーノート移籍後初のアルバムをリリースします。 『My True Story』とタイトルされたニューアルバムは、彼のヨーデル唱法にも影響の片鱗が見られるドゥーワップ時代のカバーアルバムで、 ローリング･ストーンズのキース･リチャーズと、現ブルーノートの社長であり、ストーンズ作品をはじめ数々の名盤を手がけたドン・ウォズが プロデュースを担当していることでも注目を集めています。

さらにバックメンバーには、ギターのキースの他にグレッグ・リース（ベック、シェリル・クロウ、ボブ･ディラン、ライアン･アダムス）、オルガンにベンモント・テンチ（トム・ぺティ＆ザ・ハートブレイカーズのメンバー）、ドラムにジョージ・G・リセリ（ボブ･ディラン、ジェームス・ブラウン）、ベースにトニー・シャー（ビル・フリゼール、ノラ・ジョーンズ、ルーファス・ウェインライト）ら実力派ミュージシャンがバックアップ。

そして、選曲したのはアーロン自身で、 「子供の頃、ドゥーワップは自分にとって薬のようなものだったんだ。だから、プーキー･ハドソン＆ザ・スパニエルズやフラミンゴス、クローヴァーズ、オリオールズ、クライド・マクファターといったドゥーワップ・スターたちの歌を歌っていれば心配なかった。まるでキャンディ・ストアにいる子供みたいにね。」 とコメントするほど、思い入れの深い楽曲ばかり。

ハリケーン・カトリーナ以降初の作品となった前作『I Know I've Been Changed』は、 ジョー・ヘンリーをプロデューサーに、古くからの付き合いのあるアラン・トゥーサンも参加したルーツ・テイストの濃いゴスペル･アルバムとして、 高い評価を受けたのも記憶に新しいですが、今回のニューアルバムは一味違うアーロンの魅力を発見できそうです。

※日本盤の発売も決定！歌詞・対訳／解説付で、ボーナストラック申請中。さらに日本先行リリース予定です！

 アルバム・メイキング映像

トラックリスト

1. Money Honey (Jesse A. Stone) Clyde McPhatter & The Drifters
2. My True Story (Eugene Pitt & Oscar Waltzer) Jive Five
3. Ruby Baby (Jerry Leiber & Michael Stoller) The Drifters
4. Gypsy Woman (Curtis Mayfield) The Impressions
5. Ting a Ling (Nugetre) The Clovers
6. Be My Baby (Jeff Barry, Ellie Greenwich & Phillip Spector) The Ronettes
7. Little Bitty Pretty One (Robert J. Byrd) Thurston Harris
8. Tears On My Pillow (Sylvester Bradford & Al Lewis) Little Anthony & Imperials
9. Under The Boardwalk (Arthur Resnick & Kenny Young) The Drifters
10. Work With Me Annie (Hank Ballard) Hank Ballad & The Midnighters
11. This Magic Moment / True Love (Medley) (Doc Pomus & Mort Shuman) The Drifters
12. Goodnight My Love (Pleasant Dreams) (John S. Marascalco & George Motola) Jesse Belvin

（）内は作曲者

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