HMVインタビュー:DJ Premier & Bumpy Knuckles
Tuesday, March 27th 2012
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DJ Premierと盟友Bumpy Knuckles(a.k.a. Freddie Foxxx)…97年のO.C.のアルバム「Jewelz」での共演から現在に至るまで2人のコラボレーションはコンスタントに続き、その15年に及ぶ密月関係の集大成とも言えるダブルネーム・アルバムがここに実現。ゴールデンエラからのファンはもちろん、アンダーグラウンド・シーンを追っているヘッズ達も注目のレジェンド2人にインタビュー!続いてBumpy Knucklesです!
Interview & Text: F.M. (disk union) / Translation: Shizu Tomii (disk union)
Thanks to Gracie Productions
- --- 90年代前半、あなたは45 KingやQueen Latifah率いるFlavor Unitに所属していましたね。「Roll Wit Tha Flavor」やご自身のソロ「So Tough」などはここ日本でも人気でした。クルーに加わった経緯を教えてもらえますか?
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B:Naughty By NatureのTreachに、彼らのアルバム『19 Naughty III』の「Hot Potato」という曲でラップしてくれないかと頼まれたんだけど、あれは当時Naughty By NatureがマネージメントしていたFlavor Unitが俺に関心を寄せるきっかけでもあったね。
- --- 本アルバム『Kolexxxion』でのあなたの名義はBumpy Knucklesですが、もうひとつ古くから名乗るFreddie Foxxxという名前もあります。いつ頃を境に改名、もしくは使い分けを始めたのですか?またそれぞれどんな意味が込められているのでしょう?
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B:いや名前を変えた訳じゃないんだ。「Bumpy Knuckles」は俺のパーソナリティーの一部に付け加えられたキャラクターなんだよ。それに名前を付けて、俺はそいつとひとつになることができた。Freddie Foxxx が「Dr. David Banner」って感じで、Bumpy Knuckles は「The Hulk」みたいな。怒っている俺は嫌だろう?ハハ!(駐:詳しい意味合いは、映画/ドラマの「超人ハルク」のキャストとストーリーを参照されたし。)
- --- あなたの1stアルバム『Freddie Foxxx Is Here』は、Gang Starrの1st『No More Mr. Nice Guy』と同じ年(1989年)にリリースされました。その頃、あなたにとってGang Starrの存在はどんなものでしたか?
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B:俺は「Manifest」のビデオを見て既にGang Starrのファンになっていたんだ。そのビデオには惹きつけられたよ。なぜなら彼(Guru)は俺の尊敬するマルコムXにとても似た共通点があったし、彼のスピットする様はマジカルだと思った。そのフロウ、リズム、言葉遊び、全てがマッチしていたね。もっと聴きたいと思った。それで、ある日俺がマンハッタンにいると、DJ PremierとGuruに会った。その時に俺たちは互いにファンだと知ったんだ。あとはご存知の通りさ。
- ---DJ Premierとの初共演は97年のO.C.のアルバム『Jewelz』だと思います。初共演の経緯と感想を教えてください?
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B:そう、『Jewels』は俺がDJ Premierのビートでロックした最初のアルバムだ。スタジオに行って、一日で「Money Underground (M.U.G.)」と「Win The G」の2曲を仕上げたよ。O.C.との仕事はクールだったね。彼は俺の大好きなMCの一人なんだ。彼のスピット・ゲームはネクスト・レベルだよ。D.I.T.C.は皆ファミリーさ!
- --- それ以降、DJ Premierとは数えきれないほどの共演をされてきたと思いますが、ご自身が最も気に入っている曲を幾つか教えてもらえますか?
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B:Wow!彼とやった仕事は俺にとって全部がパワフルさ。でもどれかひとつ最高なものを挙げろと言うなら「Part Of My Life」かな。なぜなら俺はリアルでもなければ妥当性もないような人々にジャッジされることにほとほと疲れていたし、この曲はそれを(ラップにして)伝えるチャンスだったからね。あと、ライブ中にヒップホップ・ヘッズのクラウドがみんな中指立てながら俺の後に続いてこう言うところ、「I Don't Let Nobody Judge Me That Don't Know How To Do What I Do, So If You Don't Like It Then FUCK YOU!!!!!」(俺がやってることをどうやってやるのかも分かってないヤツ、そんなヤツらには誰にも俺をジャッジさせないぜ。それが気に食わないんなら”FUCK YOU”だ!)この光景を見るのはいつも最高だったよ!
- --- あなたのフロウはDJ Premierのトラックと相性が抜群で、ふたりは最高のタッグだと評価されています。あなた自身も彼との仕事に何か特別なものを感じていますか?
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B:そうだね、彼はソリッドなブームバップ・ヒップホップを作るし、俺がスピットするのにパーフェクトなプロダクションだと思う。あと、彼の仕事のきめ細やかさも好きだね。(他の)プロデューサーなら自分の仕事において評価を甘くしがちなところさ。プリモ(DJ Premier)はその辺「ファンキー」にやるんだよ。ハハ!
- --- 少し以前の話ですが、WWEのゲームソフトのサントラに携わりましたよね?あなた自身も昔から体を鍛えているようで、モノ凄い肉体をお持ちですが、格闘技フリークなのですか?
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B:スポーツとか、健康のために体を動かす事が凄く好きなんだ。できるだけベストの体型でいようとしているから、時間の許す限りジムに行っている。実際ジムを自分のスタジオのラウンジ・エリアに作ったよ。だからトラックにノリながらワークアウトもできる。ウエイト・ベンチの「バー」(Bar)の下でバース(Bars)が浮かぶこともあるし。
- --- あなたの名がプロデューサーにクレジットされていることが多々あると思います。日本のリスナーにはあまり知られていないかもしれませんが、自身でトラックも制作されるのですよね?
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B:そう、90年代初頭にDJとプロデュースを始めたんだ。その頃から自分のスタジオも持ってる。実はエンジニアリングやミキシング、マスタリングも凄い人たちから教えてもらってるんだ。Salute Herb Powersや Patrick Adams、Doc RodriguezやChris Conwayだぜ!
- --- 最近のフェイバリットを、ラッパー、プロデューサー問わず何人か教えてください。特に新人についても是非お聞きしたいです。
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B:何人か良いラッパーは知っているけど、お気に入りってのはいないな。俺はリリックやステージで個性的かつクリエイティブな仕事をするアーティストが好きなんだ。これを併せ持つラッパーを見つけたら注目するよ。プロデューサーだと、Nottzと9th Wonderは丁度今俺のレーダーに反応するアーティストだと思うな。
- --- 次回のあなた名義のリリースはどんなものになりそうでしょうか?また、他アーティストのコラボレーションなど、ごく近い将来あなたのラップが聴ける新譜は何かリリース予定ですか?
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B:いくつかのアルバムで(客演を)やるよ。Kev Brown、Oddisee、DJ WayneSki、Pete Rock、Jesse West、その他にも何人かとレコーディング済みだ。あと、『The American Blackman』という自分のアルバムも予定していて、既にたくさんのトラックを録っているよ。あとファンにフリーでプレゼントする『Leaks』というシリーズのアルバムもやるんだ。次のアルバム・プロジェクトまで、これを聴いて待っていてもらうというワケさ。
- --- 最後に、今回のアルバム『Kolexxxion』の聴きどころを教えてください。
この『Kolexxxion』で気に入ってるのは「The Key」という曲だ。この曲をやったとき、まるで俺の兄貴・Taheem(RIP、既に他界)とスピリチュアルな世界で繋った感じだったんだ。言葉にすごく力があったし、音楽が俺をそこへ導いていったんだ。それは誠実であり情熱的なものだったよ。そして俺はこの曲と本当にひとつになったんだ。それから、「TaKiT2tHeToP」のレコーディングもすごく良かった。最後の1分が俺の感情を表現している。これはファン達も気に入ると思うんだ。DJ Premierの使ったストリングスがとても魅力的だしね。「I draw a fine line & if you cross it B, over your head in a casket is where the cross will be.」(俺が引いた境界線をもしクロスできる(越えてこれる)なら、お前の頭上にはクロス(十字架)が宿るだろう。)
- 新譜Kolexxxion
- 今や伝説とも言える故Guruとのユニット・Gang Starrでの活躍から始まり、Group Home、Jeru The DamajaらGang Starr Foundation一派、そしてNasやJay-Z、Notorious B.I.G.など殿堂入りアーティストのプロデュース・ワークはまさに星の数ほど。90’sゴールデンエラ以降のヒップホップ・シーンにとって欠くことのできないレジェンダリー・プロデューサー・DJ Premierが、NYC発のご存知剛腕マイカー・Bumpy Knuckles (a.k.a. Freddie Foxxx)との超ヘビー級マッチアップを敢行! 97年のO.C.のアルバム「Jewelz」での共演から現在に至るまで2人のコラボレーションはコンスタントに続き、その15年に及ぶ密月関係の集大成とも言えるダブルネーム・アルバムがここに実現! Bumpy Knucklesのセルフ・プロデュースによるラスト曲を除き、トラックは全てDJ Premierによるプロデュースで、彼の十八番である「チョップ」テクニックを多用した至極のトラックの数々、スリリングで極太なワンループ・サウンドが全編で展開。そして泣く子も黙る巨漢ライマー・Bumpy Knucklesによる超ワイルドなダミ声フローも合わさって、まさしくこのスーパー・ジョイントでしか成しえない超弩級のハードコア・ヒップホップ・アルバムが完成!
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- Kolexxxion(国内盤仕様)
DJ Premier & Bumpy Knuckles - 2012年3月28日発売
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- Kolexxxion(輸入盤)
DJ Premier & Bumpy Knuckles - 2012年3月31日発売
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- TBA
DJ Premier - 2012年4月18日発売予定
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- Crazy Like A Foxxx
Bumpy Knuckles - 2008年7月発売
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- Mass Appeal: The Best Of
Gang Starr - 2006年12月発売
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- Konexion
Freddie Foxxx - 2003年5月発売
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- No More Mr Nice Guy
Gang Starr - 1989年発売
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- You Need This Music
Nottz - 2010年10月発売

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- Wonder Year
9th Wonder - 2011年9月発売
- 関連サイト(外部サイト)


