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LINKIN PARKのあの日、あの時 1

Friday, March 16th 2012


LINKIN PARK生誕〜デビュー前夜
文●有島博志(GrindHouse)

 正直、『HYBRID THEORY』(2000年)でデビュー前の頃のバンドを間近で見ていた人は少ない。それが日本人となると、もし仮にいたとしてもごくごく数人レベルだと思う。当時、彼らはそれだけ無名の存在だった…。

 ロサンゼルス市内にある快楽の街として有名なハリウッド。そこから北西に向かって車で45分ほど走った山んなかに位置するアゴーラ・ヒルズ。ここがバンドの生誕地だ。中学、高校を通して友達だったマイク・シノダ(vo,g,key)と、ブラッド・デルソン(g)が一緒に観にいったメタル・バンド、アンスラックスと、東海岸のラップ・シーンの大御所、パブリック・エナミーの共演ツアーに衝撃を受け、これをきっかけに2人はバンド結成を決意する。これがすべての始まりだ。後にマイクがそのときのことを振り返り、こう語った。

 「あの夜がオレたちにとって初めてのライヴだったんだ。それだけに衝撃もデカかったし、パブリック・エナミーとアンスラックスによるラップとメタルのコラボレーションにもハマッた。それでロック、メタル、ラップ、そしてエレクトリックミュージックを継ぎ目なく、渾然一体化させた音楽をやりたいと思ったんだ。当時はそういうミックスの仕方をしているバンドはほぼ皆無だったからね」

 96年、2人はアゴーラ高校卒業時に友達だったロブ・ボードン(ds)を誘い、SUPER XEROを結成する。ロブとブラッドはその前にRELATIVE DEGREEというバンドで一緒だった。その後、ブラッドがUCLA(カリフォルニア大学)のロサンゼルス校でアパートをシェアしていたルームメイトのデイヴ・“フェニックス”・ファレル(b)を、マイクが高校卒業後に通っていたパサディナにあるアートセンター・カレッジ・オブ・デザインで知り合ったジョー・ハーン(dj,electronics)をそれぞれ招き、バンド名をXEROに改名。さらにマイク・ウェイクフィールド(vo)も加わり、5人組となった彼らは初のデモ音源も制作する。

 「あの頃は毎日ホントに時間がなくてさ、いつもくたくただった(笑)。当時、俺ん家の寝室に簡易スタジオを作り、曲や音源を制作しつつ学校の課題をやり、朝起きてデザイン・スクールに通い、終わったらスタジオでバンドでリハーサルなんていう過密スケジュールを連日やってたから。平行して仕事もしてたし。そうした学業、バンド活動、仕事の両立がとにかく大変だったよ」とマイク。

ボクとLINKIN PARK

文●Terufumi Tamano(program, vision)
from Crossfaith
音楽のルーツは?と訊かれて真っ先に頭に浮かぶバンドがLINKIN PARK。出会いは中学生のとき、デビュー作『HYBRID THEORY』を聴き、破壊的なチェスターのシャウトに、ロジカルなプログラミング、その近未来的なサウンドのすべてに衝撃を受けました。自分がプログラミングを始めたきっかけも、高校生のときに組んだバンドで、LINKIN PARKのコピーをしたかったから。進化し続ける彼らのハイブリットなサウンドは、最初に味わわされた衝撃を今も与え続けてくれています。

 それでもXEROの活動は一向に上向かず、ライヴの動員も厳しい日々が続いていた。そうした状況はいつしかバンド内にストレスを生み、98年にはマークが脱退し、続いてフェニックスがTASTY SNAXのツアーに同行するため一時離脱した。後任のヴォーカリストを探してた彼らは、当時Zomba Recordsの副社長だったジェフ・ブルーに、アリゾナ州フェニックスでGREY DAZEというバンドで歌っていたチェスター・ベニントンを紹介された。そして99年3月にチェスターが加入し、ライヴ時のベースはサポーティング・メンバーが務めた。後日、チェスターがそのときのことをこう回想した。

 「実はね、オレは違う土地(ロサンゼルス)に移り、あまり知らない人たちと一緒にバンドをやることに対して少しためらいがあったんだ。その頃オレはもう結婚し(前妻サマンサ)、フェニックスで結構イイ生活をしていた。2軒目の家も買い、自分たち用に改築もした。当時は自分の音楽人生と家族のことを考え、ほかの街にいってバンド活動を、というのにはあまり乗り気じゃなかったんだ。だけど、友達から渡されたXEROのデモ音源を聴いたとき、ピンときて、コレはやらないとって思ったんだ(笑)。自分がメロディ面やこの声でさらにバンドの音楽になにか新しいものをもたらすことができると思ったし、自分の名前を広めるイイ機会だとも思ったからね」

 チェスターを迎えた彼らはバンド名をXEROからHYBRID THEORYに改めた。そして自主レーベル、Mix Mediaより6曲入りEP『HYBRID THEORY』(日本盤未発売)を発売した。なお、収録曲のうちの1曲「Step Up」は後のメジャーデビュー後のツアーでたまにセットリストに組み込まれていたし、「High Voltage」とともに2002年発売の日本独自企画盤『IN THE END〜LIVE & RARE』に提供されている。SUPER XERO時代からも含めると40社以上のレーベルから契約を断られ続けていた彼らだけど、先のジェフがZombaからWarner Brothers Recordsに移籍し、『HYBRID THEORY』音源も決め手になって、彼らはWarner Brothersとの間についに契約を締結したのだった(『HYBRID THEORY』のCDブックレットに、エグゼクティヴ・プロデューサーとしてジェフの名前がクレジットされている)。が、しかし、再々度バンド名改名を余儀なくされた。ほかにHYBRID THEORYと名乗るバンドが存在し、その名前の使用権も所有していたからだ。そこで、LINKIN PARKが生まれたわけだ。マイクが言う。

 「(当時)チェスターが住んでいるサンタモニカに、リンカーン・パーク(Lincoln Park)っていう公園があってさ。それからとったんだ。だけどそのスペルじゃ.comをつけてのドメインがとれなかったので、少し綴りを変えることにしたんだ。今じゃこっちの綴りの方が気に入っているよ」

 そして彼らはドン・ギルモアのプロデュースの下で『HYBRID THEORY』を制作、2000年10月の発売を待つばかりとなったのであった。デビュー後、すぐに“LINKIN狂騒曲”があちこちで巻き起こることになる…。


LINKIN PARK 最新作ニュース


  • リンキン・パーク新作完成!
    リック・ルービンとマイク・シノダの共同プロデュースによるニュー・アルバム『リヴィング・シングス』のリリースが6月に決定!

■■■ 有島博志プロフィール ■■■

 80年代中盤よりフリーランスのロックジャーナリストとして活動。積極的な海外での取材や体験をもとにメタル、グランジ/オルタナティヴ・ロック、メロディック・パンク・ロックなどをいち早く日本に紹介した、いわゆるモダン/ラウドロック・シーンの立役者のひとり。
 2000年にGrindHouseを立ち上げ、ロック誌GrindHouse magazineを筆頭にラジオ、USEN、TVとさまざまなメディアを用い、今もっとも熱い音楽を発信し続けている。
※ ※ ※ ※ ※

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 5枚目の新作。前作『THE BERAYED』(2010年)はもちろん1枚の作品としてのクオリティは高く、“ロスプロらしさ”もあったけど、と同時にディープさを味わうなどの“混沌性”も感じられた。バンドが向かいたい方向と、ファンが彼らに望み、期待したそれとの間に“違い”“開き”があったのは事実だ。で、今作はまるで“原点回帰”を意図したように“混沌性”などは一掃され、実にわかりやい作風に仕上がった。ヘヴィ性とキャッチネスの共存共栄っぷりは見事で、印象度の高いメロディ、曲があふれ出てくるさまも説得力大だ。
文●有島博志(GrindHouse)

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