【インタビュー】Cast
Friday, March 2nd 2012
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- --- 何故再びキャストを再結成しようと思ったのですか?何か大きな きっかけがあったのでしょうか?
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「再結成はすごく自然なことだったんだよ。予想していなかったし、計画を立ててもいなかった。けど、すべては僕が新たに曲を書いたことから始まったんだ。アルバムの曲ができてすぐに、僕は「これはキャストの曲なんじゃないか」って感じるようになってね。そこからバンドで再び集まって、ツアーをして、レコーディングがあって、今アルバムが完成した。すべては連鎖反応的に起こったことだよ。」
- --- アルバムはどのようにレコーディングされたのですか?どんなアルバムに仕上がっていますか?
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「2011年の夏から秋にかけてライヴやフェスティバルの合間に僕らが出来る時を見つけて、イギリス南西部のバースやロンドンでレコーディングして、仕上げはウェールズで行われたんだ。だから皆で集まれる時間を作る事が今回一番困難だった。でも一旦集まれば進行するのに何も障害はなかったよ、思い通りに進んだ。アルバム全体を通して、豊かで自然な感じにしたかったから、楽器たちが自然に呼吸をして、曲のリズムがいきいきと感じられるようなね。呼吸をしてないような音にはしたくなかった。キャストっていうバンドはある意味ポップ・バンドだと思う。 メロディーの豊かさやキャッチーさでね。でも同時に僕らは生粋のロック・バンドでもあるんだ。だからカラフルで奥行きのあるサウンドで、力強い演奏と歌を感じてもらえるような音にしたかったんだよ。レコーディングで一番難しかったのはみんなが一緒に集まれる時間を作ることだった。けど、一度バンドが一緒になればいつでも自分たちのやり方で制作できたよ。」
- --- 何故今回もプロデューサーに「ジョン・レッキー」を選んだのですか?彼との作業はどうでしたか?
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「彼との仕事はとても幸せなものだね。最初からジョンに頼もうって決めていたよ。彼と再びスタジオに入るっていうことが、このアルバムのために一番正しいことだと思ったからね。彼との今作のレコーディングもとても自然なものだったし、以前同様にお互いがなにを欲しているのか互いに理解することができたよ。ジョンは僕が今まで仕事をしてきたプロデューサーの中でも唯一、感覚をストレートにバンドが誤解することなしに伝えられる人物だね。だから、なにかをやり直すことになっても彼の言葉を信じてやることができるんだ。そうした信頼関係は作品を作る時にはバンドにとっても必ず必要だし、その信頼があるところからはいい作品が生まれると思うよ。」
- --- ザ・ラーズの活動はいまどうなっているのですか?
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「2005年に最後に一緒にプレイしてからリーはずっと彼の曲に取り組んでいて、他のミュージシャンたちと演奏しているみたいだね。彼が近くなにか形にできるといいと思うよ。そしていつかまた彼と一緒にプレイできたらすばらしいと思うけど、今僕にはこのアルバムがあって、キャストが僕のいる場所なんだ。でも本当にいつも彼の曲のことは自分の曲と同じくらい愛しているよ。」
- --- 1995年のデビューから現在に至迄の大きな変化は何ですか?
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「一番大きな変化は、僕らが解散を乗り越えて過去から現在まで成長したということだろうね。人としての強さや、ミュージシャンとして演奏や作曲の力を付けることが出来て、それをもっと自然な形で表現できるようになったと思う。そして変わらないことは、僕らがバンドとしてのマジックを持ち続けているということさ。実際、今、当時よりもすべてにおいていい気分だよ。僕は今までで一番よく歌えていると思うし、バンドも今までで一番うまく演奏できていると思う。当時の若さは、今の僕らのバンドとしての成熟さに置き換えられているんだ。誰も過ぎていく時間をとどめておくことはできない。時は過ぎてゆくものだけど、その過ぎ去った時間が今の僕らを形作っているんだ。」
- --- 今後の活動について聞かせて下さい。
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「こうしてアルバムが出来たから、今はこのアルバムの曲たちをライヴで演奏したくてたまらないよ。昨年はずっとレコーディングだったから、 次はライヴという環境で多くの時間を過ごしたいんだ。新しい曲たちと過去のヒット曲でバンドはすごくいいバランスで演奏できるはずさ。もちろんまた日本でプレイすることができたら最高だろうね。そして日本のファンのみんながこのアルバムを僕らが愛するのと同じくらい愛してくれることを望んでいるよ!」
Cast オリジナル・メンバーで復活!
ブリットポップの伝説蘇る!ラーズのベーシスト、ジョン・パワー率いるキャストがオリジナルメンバーと共に再結成!結成から20年目となる2012年、原点回帰となるアンセム級のアルバム盟友ジョン・レッキーのプロデュースにより完成! |
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- Troubled Times
Cast - 2012年03月07日発売
HMVオンライン特典:缶バッジ(なくなり次第終了となります。詳細ページに掲載のない場合は終了となります)
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- All Change
Cast - 1995年リリースのデビュー・アルバム

伝説のギターポップバンド、ザ・ラーズのベーシスト、ジョン・パワーがザ・ラーズ解散後、自らがギター・ボーカルを務め、元シャックのピーター・ウィルキンソン(ベース)を中心に、リアム・タイソン(リードギター)とキース・オニール(ドラム)により1992年に結成。1995年にはジョン・レッキー(ストーン・ローゼズ、レディオヘッド、ミューズ、ザ・ヴァーヴ、クーラ・シェイカー、スウェードなどの名盤をプロデュースした生ける伝説のプロデューサー)をプロデューサーに迎え、100万枚以上も売り上げたデビューアルバム「オール・チェンジ」をリリース。1997年には2nd アルバム「マザー・ネイチャー・コールズ」をリリースし、この2作は英国でプラチナ・ディスク獲得。デビューシングルから10枚全てのシングルが連続でTOP20入りを果たすなど、英国国民の誰もが知るバンドとなった。1999年に3rdアルバム「マジック・アワー」、2001年に4thアルバム「ビートルート」のリリースを最後に約10年に渡ったキャストとしての活動に終止符を打つ事を決意、解散した。2005年には突如ザ・ラーズが再結成を発表。ジョン・パワーはザ・ラーズのメンバーとして復帰。音源のリリースこそされなかったものの、英国ではツアーを行いサマーソニック2005でも来日も果たした。2010年にジョン・パワーはキャストをオリジナル・メンバーで再結成することを突如発表。同年デビュー・アルバム「オール・チェンジ」にBサイド、デモ等を収録した、2枚組デラックス・エディションアルバムを発売。年末には英国ツアーを行い、地元リバプールのライヴは2days ソールドアウト、2011年には英国恒例の夏フェスにも出演も果たした。最近の英国誌のインタビューで「5年前にはキャストの曲を演奏しようとすると吐き気まで催していたんだ。でも自分の中で何かが変わった。また音楽が好きになったよ。それらがどんなにアンセミックだったのかって事をすっかり忘れてたよ」と語るジョン・パワーは、オリジナルメンバーで新作のレコーディングに入る事を決め、ジョン・レッキーを再びプロデューサーに迎え、キャスト結成から20年目となる2012年、10年以上の時を経て5枚目となるNEWアルバム「トラブルド・タイムズ」をリリースする。
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