本作は、Sleep Walkerのドラマーである藤井伸昭とベーシストの工藤精とのトリオ編成と、Tomoki Seto(Cradle Orchestra)やmabanua等のトラックメイカーとタッグを組んだ打ち込み編成という、NYでHIP HOPミュージックを体感してきた平戸ならではの2つの編成を軸に、ゲストに畠山美由紀とbird、元晴(Soil&“Pimp”Sessions)が参加! 映画「タクシー・ドライバー」のテーマ曲、キャロル・キング「Music」、エイミー・ワインハウス「Love Is A Losing Game」などをカヴァー!オリジナル曲では、クオシモード最新作「Magic Ensamble」にも収録された自身作の「No More Sadness」ピアノソロバージョンも収録。
quasimodeのリーダーでありピアニストの平戸祐介が、初のソロアルバムをリリース。本作は、Sleep Walkerのドラマーである藤井伸昭とベーシストの工藤精とのトリオ編成、そしてCradle Orchestra / mabamua / DJ OLD FASHIONら日本を代表するトラックメイカーとのタッグ編成という、2つの軸で構成された作品。オリジナル楽曲の他、映画「タクシー・ドライバー」のテーマ曲、キャロル・キング「Music」、エイミー・ワインハウス「Love Is A Losing Game」などのカヴァーも披露し、quasimodeの最新作『Magic Ensamble』に収録の「No More Sadness」もピアノソロ・ヴァージョンで収められています。ゲストヴォーカルにbirdと畠山美由紀が参加、ゲストアーティストではSoil&Pimp Sessionsから元春が参加。
Drums:藤井伸昭(Sleep Walker)、Bass:工藤精 Tomoki Seto(Cradle Orchestra)、mabamua、DJ OLD FASION 畠山美由紀、bird、元春(Soil&Pimp Sessions)
と誰もが口を揃えそうな、そんな一枚。いやむしろ「ジャズであることの必要性」すら見当たらないと言うべきか、『Speak Own Words』はその名のとおり、平戸祐介というひとりの音楽家から放たれたメロディ、リズム、コトバ、ヴァイブ、ソウルが賑々しくもカラフルに溢れ返る、世界にたったひとつのかけがえなき音の宝箱のよう。
このたび登場となるソロ・アルバム『Speak Own Words』は、そこから完全に遊離したもの、あるいはその延長線上に位置するもの、どちらの捉え方もできる自由な”つくり”になっている。いずれにせよ、その通低奏音には ”ジャズから少し距離をとったジャズ”という作家のコンセプトがあくまでナチュラルに伏在しているのは確か。ここに出揃った12のコンポジションにはまさに、アシッド・ジャズ、クラブ・ジャズ、Nu Jazzという概念を通過し超過した、これからのジャズの在り様が鮮やかに映し出されている。
birdをフィーチャーした「生まれたてのメロディ」はすでに先行配信シングルとしておなじみの1曲。昨年8月にアルバム・デビューを果たしたTRIADIC(bird×GIRA MUNDOのプロダクション・チーム)への平戸のゲスト参加やまたライブ共演など、両者の親交が深いことは周知の通り。ゆえにソロ・デビューにはうってつけの歌姫招聘、と言えるだろう。”MUSIC, CHEERS!”というこの普遍の讃歌では、類稀なシンガー・ソングライターふたりの阿吽の呼吸とそこに抱く共通の夢とで紡ぎ上げられたメロディが乱麻する。2012年、新しい時代のフリーソウル・アンセムの誕生に拍手喝采だ。ちなみにこのコラボは、1月26日のBillboard live OSAKAを皮切りに、27日・NAGOYA Blue Note、29日・Blue Note TOKYOへの出演が決まっている。
2010年に“REC LIVE”と題して実施されたスペシャル・ライヴ録音に、スタジオ録音を加えた意欲作。山崎まさよし参加の「海を見つめて」やウェス・モンゴメリーのカヴァー「Up And At It」ほかを収録。
「I'm In Love」と耳にすれば、往年のジャズ・ファンであればジューン・クリスティやドリス・デイらの歌唱で知られるスタンダードを、またブラコン世代はイヴリン・キングの1981年のスマッシュヒット・ディスコをたちどころに脳裏によぎらせるのが概ね相場だろうか。数多の同名異曲が存在する中、平戸祐介にとっての「I'm In Love」、それはナンシー・ウィルソンが78年に放った知る人ぞ知る名曲。「知る人ぞ知る」というのはいくらか大袈裟な表現だとして、この「I'm In Love」、実はエリカ・バドゥが2008年にシングル「Honey」(9thワンダー プロデュース)の中でサンプリング使用してから需要が高まったという所謂”ニュースタンダード”という名の再評価を得た曲でもある。ローカル・レコードショップを舞台に”温故知新”というテーマ性を含ませたエリカ「Honey」のPV。そこに実際平戸自身がどれほどのシンパシーを受けたかどうかは定かではないが、ここでの「I'm In Love」では、少なくともジャズ、ヒップホップ、R&B、ソウルを同列に並べ語ることができる両者のフィーリングや咀嚼力に大きな差異がないことを感じさせてくれる。彼らこそがニュースタンダードの名伯楽でもあるということ。
2008年、メジャーデビュー10周年を迎えたエリカ・バドゥの4thアルバム。9thワンダー、プロデュースによるナンシー・ウィルソン「I'm in Love」使いのリード・シングル「Honey」を収録。その他参加制作陣には、旧知のジェームス・ポイザー、クエストラブ、さらにはマッドリブ、サーラー・クリエイティヴ・パートナーズらが顔を揃える。
Cradle Orchestra主宰・瀬戸智樹がトラックメイカーとしての腕を揮う「Against The Invisible Wall」は、”ありそうでなかった” 両者初邂逅の末に生まれたクロスオーバーコスモス。聴き込むほどに、ジャズを緩衝材にしたヒップホップ、ヒップホップを緩衝材としたジャズ、そのどちらもが目指すゴールはとどのつまりポップでフレッシュなダンス・ミュージックであることを看破した気にもなってしまう。それほど衒いのない音のレイヤーが重なり合っている。主役ピアノマンが電化ヴォイスで舞うサマも粋。山下洋輔とビル・ラズウェル×坂本龍一の『Asian Games』を想起した人、それはそれである意味正解!!?
同胞Soil&“Pimp”Sessionsの元晴が参加した「A House Is Not A Home」は、ルーサー・ヴァンドロスのあの名唱で育った世代ならではのシルキーなスムーズ・フュージョン仕立て。もはやディオンヌ・ワーウィックの歌うバート・バカラック版がオリジナルであることをしつこく公にする世界とは少々乖離したところに在るヴァージョン。ユージ・グルーヴ、カーク・ウェイラム、ボニー・ジェームスあたりの感触がお好きな方にも、と言ってしまえばコテコテで凡庸だが...このエレピの尋常ではない揺らめきは次曲「Down To The South」とセットにて体感していただきたい。そこには平戸祐介のスムーザー、クルーナーとしての一流のセンスが詰め込まれており、また例えばジーン・ハリス『Tone Tantrum』のような、ブルーノートL.A.シリーズ諸作へのたっぷりな愛をも感じさせてくれる。極めつけはウマー/ソウルクエリアンズ直系のビーツ。こいつを肴に揺らめくことをやめられない、すべてのライトメロウ・ラヴァーズへ。
Maia Hirasawaをゲスト・ヴォーカルに迎えたリード・シングル「MOVIN'」を含む、SOIL &“PIMP”SESSIONS、2011年リリースの最新オリジナル・アルバム。SOILならではの激アツなDEATH JAZZサウンドを全13曲。こちらの初回盤には、2005年にリリースされた「SUMMER GODDESS」の最新録音ヴァージョン「SUMMER GODDESS(Sun of Goddess ver.)」をボーナス収録。
レアグルーヴ黎明期に続き、今や第三の黄金期に差しかかったとも言えるロイ・エアーズ。「Love Will Bring Us Back Together」はディスコ・ミュージック華やかなりし時代の79年にリリースされたダンス・クラシックス。昨今のライブでは「Can't You See Me」、「Running Away」とのややノスタルジックなメドレーで披露されている本曲も、「laidbook」プロジェクトやOvall(オーバル)でおなじみの新世代ドラマー/トラックメイカー:mabanua(マバヌア)と平戸の手に掛かればアッという間に御大も目を回すカラフルで真新しいブギーへと大変身を遂げる。 ダンス・クラシックスと言えば、本隊の『daybreak』に収録されていたダン・ハートマン「Relight My Fire」のカヴァーも彼らのレパートリーとしては至極有名だが、それに負けず劣らずダンサンブルでエレガントな完成度を誇るこちらの曲。近くライブで目の当たりにすることを愉しみに待っているファンもさぞかし多いことだろう。
90年代以降急速にそのプレゼンスを高めたロイ・エアーズの中期の作品の中からピックアップされたベスト盤。「Love Will Bring Us Back Together」、「Running Away」、「Don't Stop The Feeling」はダンクラ・ファンに。「We Live In Brooklyn Baby」、「Searching」、「Everybody Loves The Sunshine」はヒップホップ/R&B好きに。
2010年に活動10周年を迎えたSTUDIO APARTMENT のアルバム。福原美穂をフィーチャーした「Brand New Start」をはじめ、R&B界のスター、スティーヴィー・ホアンをヴォーカルに迎えた「Stay」、ラスマス・フェイバーと共作した「Help Me Out」、docomo CMタイアップ曲「New World」などヒット曲を一挙に集めた一枚。
『Magic Ensemble』収録の「No More Sadness」をソロピアノ・ヴァージョンでリプレイ。その美しい余韻に導かれて聴きなれたメロディがワルツに乗り流れてくる。キャロル・キングの名曲カヴァー「Music」には、bird同様こちらも平戸祐介の音楽世界をアシストするのに欠かせない歌姫・畠山美由紀がフィーチャーされている。平戸・畠山、二人三脚の「Music」。柔らかな光が差し込む中、千古不磨のグッドタイム・ミュージックがしなやかに廻転する。
1971年発表。前作『つづれおり』の特大ヒットのせいか、キャロル・キングの声にも自信のようなものが窺える作品。柔らかな眩い光に包まれ、ピアノに座って微笑む彼女。その満ち足りた空気感はサウンドにも出ていて心地好い気分になる。のちにアイズレー・ブラザーズなどがカヴァーするソウル・テイスト濃い「Brother Broether」、カーペンターズがカヴァーした「It's Going To Take Some Time」、日本の金延幸子や大貫妙子、吉田美奈子ら女性SSWに多大な影響を与えたと思われる「Sweet Seasons」、音楽の高揚感を表現したグルーヴィな表題曲「Music」など名曲数珠繋ぎ。
ソウルフルかつ透明感あふれる歌声が、幅広い支持を集めている畠山美由紀。2001年のソロ・デビューから2009年までのシングル曲、さらには松任谷由実の名曲カヴァー、未発表のタイアップ曲などを盛り込んだ、キャリア初のベスト盤。キャロル・キング「So Far Away」のカヴァーは2003年キリスト品川教会のグローリア・チャペルでのライブ音源。
昨年逝去したエイミー・ワインハウス。そこに鎮魂の意を捧げるかのように奏でられる「Love is A Losing Game」で、エイミーが現代のソウルシンガーとしていかに多くの人々に愛されてきたか、またその功績がいかに劇的なパラダイム・シフトを成立させたかということを推して知る。エイミーを基点にしながら、レイ・チャールズ、ダニー・ハサウェイ、キャロル・キング、そして平戸祐介という音楽家の持つ精神性が一本のラインで結ばれゆく。
翌年のグラミー賞二部門を制覇した「Rehab」でその名を全世界に知らしめたエイミー・ワインハウスの2ndアルバム。デビュー作で本国イギリスのうるさ方リスナーをも唸らせたゴスペル・フィーリングを持った味わい深い歌声は、ここへきてさらに”ヤサグレ”度を増している。ナズにインスパイアされたという「Me and Mr Jones」、ブルージーなソウル・チューン「Wake Up Alone」など、ジャズやブルース、オールドソウル、そしてヒップホップを昇華させた痛快作。
平戸祐介 今後のライブ・スケジュール
YUSUKE HIRADO(quasimode) with special guest bird & MIYUKI HATAKEYAMA
2012年1月26日(木) Billboard Live Osaka
【時間】 [1st] Start 18:30 [2nd] Start 21:30
【出演】 平戸祐介(quasimode) with special guest bird
2012年1月27日(金) NAGOYA Blue Note
【時間】 [1st] Open 17:30 / Start 18:30 [2nd] Open 20:30 / Start 21:15
【出演】 平戸祐介(quasimode) with special guest bird
2012年1月29日(日) Blue Note TOKYO
【時間】 [1st] Open 16:30 / Start 18:00 [2nd] Open 20:00 / Start 20:45
【出演】 平戸祐介(quasimode) with special guest bird & 畠山美由紀
ヒューマンビートボクサーのAFRAをフィーチャーしたシングル。中盤のAFRAのビートとMATZZのパーカッションの熱のこもった掛け合いは秀逸! そして、このシングルは更にアルバム「Sound of Peace」の原曲を「Golden Works: Remixed By Quasimode」にてヴォーカル・バージョンで収録した「Take the New Frontier」をTow Banks of Fourがリミックス! これがスピリチャルな名曲に! その他に2曲に加えて更に更にCD EXTRAで「Relight My Fire」の映像を収録。
リミックスワーク集+新録作品アルバム。阿川泰子「New York Afternoon」、Masa Collective「Love is Everywhere」という名曲をはじめとして、ファラオ・サンダースとも共演経験のあるスピリチャル・ジャズの名シンガー、ドゥワイト・トライブとの新録音楽曲など贅沢な内容に。
クラブジャズ・シーンのNu Diva:青木カレンの3rdアルバム。中塚武、Shima & ShikouDUOプロデュースによるオリジナル曲、松浦俊夫、Indigo Jam Unit、Jabberloop、Nativeらがトラック制作&バックを務めたカヴァーなどを収録した強力盤。quasimodeは自らのインスト曲「Last Nine Days」の”カレン・ヴォーカル・ヴァージョン”に参加・・・