レベッカ・ファーガソン、デビュー

＜レベッカ・ファーガソンをめぐるストーリー＞

◆リヴァプールの労働者階級からシンガーを夢見た日々

レベッカ・ファーガソンはリヴァプールに生まれ、シングル・マザーの母の もと3人の兄弟、２人の姉妹と共に育った。生活は楽ではなく、そんな 日々から逃走するように音楽と向き合うようになる。「３歳の頃から歌 を作っては歌っていたわ。ティーンエイジャーの頃はいくつもいくつも詞 を書いていた。」 学生時代は学校での居心地の悪さを感じるように なりながら音楽への希望を募らせていったものの、厳しい母親の影響からクリスチャン・ミュージックしか聴かせてもらえなかった。 「でもある日、私の音楽好きを知ってる母の友達が２本のテープを持ってきてくれたの。シェールとホイットニー・ヒューストンだったわ。夢 中になって何時間も座り込んで、何回も何回も聴いたものよ。」

◆2人の子供を持つシングル・マザー 17歳で一度は途絶えた夢

14歳の時に衣料品店で働いてお金を手にし、歌のレッスンを受け始める。そしてパフォーミング・アートの学校に進学するも・・・17歳 で彼女にとって第一子となるリリー・メイを、19歳で第二子となるカールを妊娠してシングル・マザーに。「これで人生台無しだ、って最 初は言われたわ。しばらくは私もそう考えたけど、子供がいることを理由に夢をあきらめる必要はない、と、その後は周りも私を応援し てくれた。」

◆X-Factorでの準優勝 アデルは彼女に80回も投票を！

そして2010年のX-Factorに出場。優勝はマット・カードルであったが、彼女は圧倒的な歌唱力が評価され準優勝に。出演中は、ア デル（レベッカ・ファーガソンが影響を受けたアーティストの一人。「歌う言葉一つ一つに意味がある。そうしたスタイルが大好き」と評す る。）が「私に80回は投票したって言ってくれた。いつもそうやって私を励ましてくれている。」との言葉通り、アデルが応援していたこ とでも知られる。

◆シンガーを超えて、生き様を歌うアーティストへの開花

25歳とは思えない深みのある歌声。その歌声を生かすのは、彼女自身の言葉を歌うという方針のもと、X-Factorが終わってからの数 カ月は、毎日曲作りに追われた。エグ・ホワイト(Adele, James Morrison, Duffy) 、フレイザー・T・スミス (N-Dubz, Tinchy Stryder, Cee Lo Green) 、クラウド・ケリー (Britney, Whitney Houston, Jessie J)等との作業は決して易しいものではなく、スタジオで泣く 日々もあった。しかし彼女は徍々に自信の魂（ソウル）を露わにする術を体得していった。妥協のない１１カ月に及ぶ制作作業からこの アルバムは誕生した。

【英メディアから絶賛の声】
ファーガソンのシングルは、彼女のヒロインであるアレサ・フランクリンやニーナ・シモンに匹敵する強さと繊細さをそなえている。-Daily Telegraph-
勇気ある正直さ -The Independent-
円熟して、生々しく心を開放した歌たち。まさに天国のよう。 -The Daily Mirror-
ファーガソンの見事な歌声に焦点を当てた、素晴らしいデビュー・アルバム -BBC Music-
ソウルフルで、感情を揺さぶる、実に完成度の高いデビュー・アルバム -Glamour Online-