HMVインタビュー:G-Side

Wednesday, December 14th 2011

interview

G-Side

ST・2・レタズとヤング・クローヴから成るアラバマのヒップホップ・デュオ、G-Side。結成は99年と意外と古く、08年の『Starshipz & Rocketz』辺りから日本のネット上でも彼らの名前をちらほら見るようになり、 続く09年の『Huntsville International』がメディアで高い評価を得る。SNS等のネット普及により徐々に知名度をあげ、さらにPRG'zやジャッキー・チェインらを始めとするアラバマ・シーンも注目の的となっていった。 そんな中、今年始めに『The One... Cohesive』を発表すると、各音楽サイトで大絶賛され、日本の早耳なヒップホップ・ファンやインディー系リスナーの間で一気にブレイク。 その『The One〜』から1年も経たぬというのに、早くもニューアルバム『Island』を11月11日に発表。 ほぼ配信中心で作品を発表してきた彼らが、なんと、ここ日本で最新アルバムをフィジカル・リリース(ボーナス・トラック3曲を収録!)!今、最も目が離せないアップカマー、G-Sideの2人にインタビュー実現!

ブロック・ビータズのインスト・アルバムはヒップホップ・シーンを変えるかもしれない。

--- 新作『Island』は前作『The One... Cohesive』から1年足らずでのリリースとなります。前作は過去最高に素晴らしい仕上がりだったと思いますが、新作をそれと比べてどういった内容にしたいというような意図はありましたか?

C:今回もゲストをフィーチャリングはしてるけど、このアルバムはより俺ら自身、G・サイドってグループに重点を置きたかったんだ。あとライブ・パフォーマンスも意識しながら作ったサウンドだね。前作よりももっとアグレッシヴになってる。

ST:まあ全体的には『The One... Cohesive』の延長線上って感じの内容だけどね。

C:最近はこれまで以上にツアーしてるから、その合間を縫ってレコーディングはきつかったな。今までに経験したことないぐらい忙しかったけど、チームみんなで頑張って完成させたよ。

--- 『Island』というタイトルにはどういう意図があるのですか?

ST:意味はたくさんあるよ。そのうちのひとつの重要な意味は、俺らも現在の活動を通して名前を広めてるところだけどまだまだ見過ごされてるな、っていう思いなんだ。周りが俺らのことをまるで存在していないように扱っていて、俺らは自分の島(アイランド)にいるみたいだな、って。ハンツヴィルもある意味島みたいなモンだし、そことも自然とハマってね。

--- 今回もトラックのほとんどをブロック・ビータズが手掛けているますが、他の参加プロデューサーについても教えてください。

C:“Rabbits”と“Cast Away”以外のトラックは全部ブロック・ビータズが手掛けたものだね。他の2曲はパラレル・ソウツ(Parallel Thoughts)で、イントロと“16 Shots”は俺も共同制作しているよ。 今のブロック・ビータズはマジでディープだね。R・ドット(R.Dot)、シーズ(Cees)、ボスマン(Bossman)、DJクンタ(DJ Cunta)、118、そしてATXとか、これから出てくるニュー・カマーも居て、その辺みんながブロック・ビータズ・プロダクションのメンバーなんだ。あと、ノルウェーのオスロ出身のバスモ・ファミリー(Basmo Family)も忘れちゃいけないね。

--- ネットをベースに活動しているからこそ、海外も含む他のエリアのアーティストたちと結びつきやすいはずですが、あなたたちは基本的に地元のラッパーたちと意識的にコラボしてきたように思います。それは意図的なものでしょうか?

ST:ハンツヴィルはすごく結び付きの強いコミュニティなんだ。このようなコラボは2000年代前半からあったし、周りが今になって気付き始めただけさ。

--- 一方で、今回はスターリーやジョイ・ティファニーなど(活動エリア的にも)幅広いアップカマーを起用しているようですね。彼らと組んだ理由を教えてください。また今回参加している他のゲストについても教えてください。

ST:ああ、スターリーとのコラボはマジで最高だったよ。このアルバムに一番ハマってる曲だと思うね。ジョイ・ティファニーは実はSMSの一員なんだ。彼女自身がホストを担当している「Soul Lounge」ってイベントなんかでちゃんと彼女のファンもいるよ。彼女や、今作に参加しているもうひとりのシンガー、PHとが一緒にやっているライブからは新しいフレイヴァが強く感じられるね。


G-Side

--- G・サイドはヒップホップに限らず、広い意味でのインディー・ミュージックの文脈からの評価も高いと思いますが、そのことをどう受け止めていますか? あなたたちも普段からいろいろな音楽を聴いているのでしょうか?

C:クールだね。ビジネス面でのアプローチの仕方も音楽面での視野も広がったよ。

ST:これまでに色んなフェスに参加してきた結果だと思うよ。ローカル・ネイティヴス(Local Natives)やサーファー・ブラッド(Surfer Blood)と同じステージに立つこともあれば、シティーズ・アヴィス(Cities Aviv)やメイン・アトラクションズ(Main Attrakionz)みたいな若手のヒップホップ・アクトともライブで一緒になったりするからね。

--- 近年になってジャッキー・チェインやPRGzなど、ハンツヴィルを中心とするアラバマの人たちの活躍が目立っています。現在の活況を引き起こした、何か大きな要因などはあるのでしょうか?

ST:ブロック・ビータズの存在だね(笑)。

--- SMSの今後の展開も含め、G・サイドとしてのこれからの野望/展望を教えてください。

ST:とにかくアルバムをリリースしていくことだね。まずはこれからジョイ・ティファニー、S.L.A.S.H.、ベントレー(Bentley)のプロジェクトをドロップする予定。もちろんクリスマス(Kristmas)も新作を出すし。そしてブロック・ビータズのインスト・アルバムはヒップホップ・シーンを変えるかもしれない。チェックしといてくれ。

--- 自分たちの音楽が日本でも聴かれていることについて、どのような印象をもっていますか?日本のファンにメッセージをおねがいします。

C:数年前からBandcampを通して日本のファンも俺らの音源を買ってくれてたし、ブルックリンに住んでるDonstaっていう日本出身のDJをやっているホーミーもいるんだ。彼はニューヨークでライブをやると必ず来てくれるし、それこそハーレムでやった初めてのライブではDJも勤めてくれたんだ。だから日本はかなりリスペクトしてる。近々ツアーにも行きたいね。

ST:このインタビューを読んでるプロモーターがいたら俺らのマネージャーに連絡してくれ(huntsvillegotstarz@gmail.com)。一緒に仕事しようぜ。最後に今回のリリースを実現してくれたPヴァインのみんな、ありがとう!

新譜Island
ウィズ・カリファ、ビッグ・K.R.I.T. らのストーナー・ラップ界隈や、タイラー・ザ・クリエイター〜オッド・フューチャー周辺と並ぶ新世代ヒップホップ・シーンの急先鋒として、また、リル・B を筆頭とするクラウド・ラップ(≒インディー・ローファイ・ヒップホップ?)的な文脈でも各方面で語られて大きな注目を集めているアラバマはハンツヴィルのヒップホップ・デュオ、G・サイド! かのPitchfork でも高い評価を得た「The ONE...COHESIVE」が日本でも大きな話題となり、一躍時の人(グループ)となったG・サイドの待たれていた新作がついに完成!そして、まさかの国内盤化が実現!


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