TOP > Music CD・DVD > News > Classical > 「ベルリン・フィル・ラウンジ」第52号:結果発表!「ラトル&ベルリン・フィルのベスト録音」

「ベルリン・フィル・ラウンジ」第52号:結果発表!「ラトル&ベルリン・フィルのベスト録音」

Thursday, December 1st 2011

ドイツ銀行 ベルリン・フィル
ベルリン・フィル&HMV提携サイト
 結果発表:読者アンケート「ラトル&ベルリン・フィルのベスト録音」

トップはブラームス交響曲全集。第2位はマーラー《復活》
 10〜11月に実施した読者アンケート「ラトル&ベルリン・フィルのベスト録音」の集計結果が出ました。ベストに選出されたのは、以下の録音です。

@ブラームス交響曲全集(42票)
Aマーラー「交響曲第2番《復活》」(22票)
Bチャイコフスキー《くるみ割り人形》全曲(16票)
Bマーラー「交響曲第10番」(16票)
次点 マーラー「交響曲第9番」(14票)
※集計方法:応募者の方々に順位付きで3盤上げていただいたものを、第1位=3点、第2位=2点、第3位=1点として加算。

 ブラームスの交響曲全集は、DVDボーナス付きというお買い得感もあり、広く聴かれたアルバムですが、専門誌での評価も高く、納得の第1位と言えます。第2位は、録音時期としては最も新しいマーラーの《復活》(2010年秋収録)。また《くるみ割り人形》は、2009年12月の録音となっています。ブラームスは2008年秋の録音ですが、総じてこの2、3年の録音が高い評価を得ていることが分かります。ラトルとベルリン・フィルは、実演でもこの時期から連携を高めており、読者のチョイスはそうした変化に呼応していると言えるかもしれません。
 マーラー「交響曲第10番」の入賞は、「クック版を初めて理解した(中川竜二様)」というコメントがその価値を象徴しているでしょう。2007年秋の「第9番」も次点に漕ぎつけていますが、読者評では、「最新のDCHにおける演奏はさらに高レベル」という声も目立ちます。日本公演はこの曲で行なわれましたが、サントリー・ホールでの生演奏を聴かれた方は、どう思われたでしょうか。
 今後録音して欲しい曲は、極めて多岐にわたりました。多数の票を集めたのは、

マーラーの交響曲(とりわけ「第7番」)
シベリウスの交響曲
チャイコフスキーの交響曲

でした。マーラーについては、DCHの全曲ツィクルスをCD化して欲しいという声が大。また「第7番」については、「これまでのラトルの録音(バーミンガム市響とのもの)のなかで、最も印象的なものだったから」という意見が目につきます。シベリウスの交響曲にも、同様のことが言えるようです。この両作曲家については、DCHに全曲がアップされていますので、最新の演奏を実際にお楽しみいただけます。また、チャイコフスキーの交響曲については、《くるみ割り人形》での意外な(?)成功が、シンフォニーも聴きたいという希望を促している模様です。
 その他の希望曲は、「マタイ受難曲」、シェーンベルク《ペレアスとメリザンド》、ベートーヴェンの交響曲、《ニーベルングの指環》、ブルックナー「交響曲第9番」、「第5番」、《ピーター・グライムズ》、プロコフィエフ「交響曲第1番」、ドヴォルザーク「交響曲第8番」などでした。

以下、応募者の皆様のコメントをご紹介します。

ブラームス交響曲全集
「リリース時にはあまり期待しておらず、DVDのオマケに釣られて購入したが、全体に好印象。細かいところに細工はあるものの、意外に正攻法で曲に対峙しており、十分に説得力があると思う(もちパパ様)」

「ブラームスはアバド、カラヤン、さらにはフルトヴェングラーという歴代の音楽監督と異なるラトル・カラーを刻印できたのではないかと思う(tetsu様)」

「ベルリンフィルの伝統的響きの上に、ラトルが自らを昇華させた傑作。古今無数の名盤の上に、まだこんな音楽が作れるのかと、クラシック音楽の未来を照らしてくれた奇跡のセット(高橋健太様)」

マーラー「交響曲第2番《復活》」
「過去のどの演奏をも凌駕する圧倒的名演。深みを増したラトルの解釈、BPOの驚異的な表現力(長谷川淳様)」

「最新録音の復活は、DCHを観て出るのを楽しみにしていたもので、いつ聴いても感動してしまいます。ラトルさんが顔を真っ赤にして指揮している映像が目に浮かんできます(伴純一様)」

チャイコフスキー《くるみ割り人形》
「ブラームスは2008年、チャイコフスキーは2009年録音であるが、ここに来てラトルとBPOの関係がぐっと緊密になった様がそのまま現れているように思われ、期待を大きく上回った(たっこ様)」

プレゼント(ブラームス交響曲全集DVD/ラトルのサイン入りおよびベルリン・フィル年間プログラム)の発表は、発送をもってかえさせていただきます。

 ベルリン・フィル関係ニュース

ベルリン・フィルのツアー日記(ブログ)で、アジア・ツアーの舞台裏を見よう
 11月10日より24日まで行なわれたベルリン・フィルのアジア・ツアーの模様が、特設のブログでご覧いただけます。舞台裏やプライベートの写真がふんだんにアップされているほか、団員等が英語とドイツ語の二ヶ国語でコメントしています。
 ピクチャー・ギャラリーでは、北京、上海、ソウル、台北での公演、バックステージ、記者会見などの模様、さらには東京の街でショッピングや観光するメンバーの素顔が、生き生きと紹介されています。東京公演最終日の写真のキャプションは、「グッドバイ、トーキョー。そして、ありがとう。また近い日に、我々は第2の故郷である日本に戻ってきます!」(写真:© Monika Rittershaus)

ベルリン・フィルのツアー・ブログを見る

 デジタル・コンサートホール クリスマス・キャンペーン

12ヵ月チケットを買うと、特典DVD(ラトル指揮マーラー「交響曲第3番」・非売品)を先着500名様にもれなくプレゼント!

ラトルのマーラー交響曲全曲ツィクルスは、この1年ほどのベルリン・フィルのプロジェクトのなかでも、最も重要な位置を占めるものでした。とりわけ「交響曲第3番」の演奏は、このコンビの新次元を示すものとして、ベルリンの各紙より絶賛されています。クリスマスを前に、この演奏がスペシャルDVDとして特別制作されることになりました。デジタル・コンサートホールの12ヵ月チケットをお求めの方に、特典DVDとしてもれなくプレゼントされます。市販の予定はなく、今回限りの極めて貴重な1枚。この機会に、ぜひ12ヵ月チケットをお求めください。
 デジタル・コンサートホールの12ヵ月チケットは、ライブからアーカイブ、スペシャルに至る全ての映像を12ヵ月間自由にご覧になれるパスです。年間約30回の定期ライブ放送、現時点で130本を越えるアーカイブ映像を、存分にお楽しみいただけます。

価格:149.00ユーロ(送料込み)

ご注意:このキャンペーンは先着500名様限定で、12月24日に終了いたします。お申し込みは、通常の12ヵ月チケット購入画面ではなく、下記の「12ヵ月チケット(特典DVD付き)を購入する」からお願いいたします。発送は12月9日より開始。また、学生割引は無効です。

【演奏曲目】
ヴォルフ:《妖精の歌》
ブラームス:《ハープが豊かに鳴り響く》
マーラー:交響曲第3番
(スペシャル映像:サイモン・ハルシーによる作品解説)

ソプラノ:アンケ・ヘルマン
アルト:ナタリー・シュトゥッツマン
合唱:ベルリン放送合唱団女声合唱・ベルリン国立大聖堂少年合唱団
指揮:サー・サイモン・ラトル
(2011年2月5日収録)

12ヵ月チケット(特典DVD付き)を購入する

 最新のDCHアーカイブ映像

アジア・ツアー、台湾でのマーラー「第9」
(11月18日)

 アジア・ツアー中の11月18日に行なわれた台湾でのマーラー「交響曲第9番」の演奏会が、DCHのアーカイブにアップされることになりました。この演奏会はライブ中継のみの予定でしたが、絶大な反響を受けて、急遽変更となった次第です。国立中正文化センターでの演奏は、現地の音楽ファン、そしてライブビューイングに集まった1万人の聴衆に歓呼をもって迎えられています。
 日本での演奏会は、11月22〜24日に行われましたが、ここでの演奏は同曲のベルリンでの定期演奏会、アジア各国での演奏を経て、より練りあがったものです。22日の日本初日の直前であり、サントリー・ホールでのコンサートに最も近い仕上がりと言えるでしょう。日本公演を聴き逃された方、また演奏会での感動を思い起こしたい方に強くお薦めしたい映像です。台北の聴衆の熱狂ぶりも興味深く、見ものとなっています。

【演奏曲目】
マーラー:交響曲第9番ニ長調

指揮:サー・サイモン・ラトル

この演奏会をDCHで聴く!


来日直前!ラトルのマーラー「第9」
(日本時間11月5日)

 来日公演での演目、マーラーの「交響曲第9番」は、まずベルリンで取り上げられ、デジタル・コンサートホールで中継されました。これはラトルのマーラー・ツィクルスの大詰めをマークするものでもあり、シリーズのなかでも特に成果が期待されていたものです。ラトルの円熟、そしてベルリン・フィルとの関係の成熟が、新しい時代の名演となって結実しています。
 マーラーは、2011年の死の1年前にこの作品を完成させました。この時期彼は、「交響曲第8番」を初演してキャリアの頂点にあり、ニューヨーク・フィルの首席指揮者としての前途も開かれていました。それゆえ、必ずしも悲劇的な状況にあったわけではありません。しかし当作の作風は、まぎれもなく悲哀と死の影を湛え、聴く者の心を深く打ちます。その含蓄の深さ、感情表現の密度は、マーラーの作品のなかでも特別なレベルにあると言えるでしょう。
 プログラムの前半には、ドイツを代表する現代作曲家、ヘルムート・ラッヘンマンの「オーケストラのためのタブロー」が演奏されています。ラトルも敬愛してやまないこの作曲家は、この10月27日にドイツ連邦共和国功労勲章を受章したばかりです。

【演奏曲目】
ラッヘンマン:オーケストラのためのタブロー
マーラー:交響曲第9番ニ長調

指揮:サー・サイモン・ラトル

この演奏会をDCHで聴く!


教育プログラムの2作がアップ。どちらも全編無料視聴可能です!

 教育プログラムの2本の映像がアップされました。「青少年向きの映像」と聞いて、侮るなかれ。何しろベルリン・フィルの教育プログラムなのです。その音楽的内容の高度さ、密度の高さは、普通の定期演奏会とまったく変わらないと言ってよいでしょう。むしろ大人でさえも、団員のユーモラスな名人芸に感嘆してしまう出来です。教育プログラムの映像は無料公開ですので、ぜひ一度ご覧ください。
 2006年12月、ベルリンの子供たちのために行なわれたファミリー・コンサート《ヘンゼルとグレーテル》は、国際的スター歌手が揃った豪華な公演です。全曲は定期演奏会でも上演されましたが、ここでは同一のキャストが子供たちのために演奏しています。「参加型」であるのは、この演奏会でも同じ。有名な魔女の踊りでは、何と8歳の少年がベルリン・フィルを指揮しています。ベルリンの子供たちは、何と恵まれていることでしょう!日本人としては、羨ましい限りです。
 一方「ミート・ザ・オーケストラ」は、すでに長年行なわれている教育プログラムです。普段では聴けないフランクなレパートリーが満載ですが、ここでは2006〜08年のハイライトを集約しています。団員の自発性に溢れた演奏の素晴らしさは、右の映像を観ただけで一目瞭然です!

@フンパーディンク:《ヘンゼルとグレーテル》短縮版
ヘンゼル:カタリーナ・カルネウス
グレーテル:ミヒャエラ・カウネ
魔女:ジェイン・ヘンシェル
ゲルトルート:スーザン・ブロック
ペーター:フランツ・グルントヘーバー
司会:クラウス・ヴァレンドルフ
合唱:ベルリン・ドイツ・オペラ児童合唱団(合唱指揮:アンナ・シルヴァン)
指揮:マーク・エルダー

Aミート・ザ・オーケストラ
ベルリン・フィル団員

《ヘンゼルとグレーテル》をDCHで聴く!

ミート・ザ・オーケストラをDCHで聴く!

 次回のDCH演奏会

こちらも無料中継!12人のチェリストたちによる「チェロ・クリスマス」。日本時間午前0時生中継です
(日本時間12月4日午前0時)

【演奏曲目】
エリントン:キャラヴァン
カイザー=リンデマン:12人のボサノヴァ(ブラジル風変奏曲)
ブールテイル:パリの花
ベン:マシュ・ケ・ナダ
ショスタコーヴィチ:ヴァラエティー・オーケストラのための組曲よりワルツ第2番
黒人霊歌:レット・マイ・ピープル・ゴー
アンネガルン:皆楽しく元気にやろう
マンシーニ:ピンク・パンサーのテーマ
ギルキーソン:『ジャングル・ブック』よりベア・ネセシティーズ

 青少年向けの演奏会「ファミリー・コンサート」が、今回も中継されます。ゲストは、かの「ベルリン・フィルの12人のチェリストたち」。チェロだけで構成されるこのアンサンブルは、ベルリン・フィルの室内楽グループのなかでも最も人気のあるものでしょう。子供たちとのインターアクションを加えつつ、ライブで見せる彼らの「技」にご注目ください。なお、中継時間は日本時間午前0時と、比較的ご覧になりやすい時間帯となっております。
 ベルリン・フィルの「ファミリー・コンサート」は、青少年プログラム「未来@ベルリン・フィル」の一環で、ベルリンの子供たちにクラシック音楽の楽しみを肌で体験してもらうために行なわれています。昨年は《くるみ割り人形》がテーマとなり、チャイコフスキーのバレエ音楽の編曲版が演奏されましたが、今回は親しみやすいスタンダード・ナンバーや、映画『ピンク・パンサー』のテーマ音楽が取り上げられます。もちろん大人が観ても、楽しいこと請け合いです。

放送日時:12月4日(日)午前0時(日本時間・生中継)

この演奏会をDCHで聴く!


イヴァン・フィッシャーの東欧プロ。コンチェルトのソロはスタブラヴァ
(日本時間12月5日午前4時)

【演奏曲目】
フォン・ドホナーニ:交響的小品集
フーバイ:ヴァイオリン協奏曲第3番ト短調
シューベルト:5つのドイツ舞曲と7つのトリオおよびコーダ
交響曲第5番変ロ長調
ヴァイオリン:ダニエル・スタブラヴァ
指揮:イヴァン・フィッシャー

 イヴァン・フィッシャーは、ベルリン・フィルではお国もののハンガリー音楽を頻?に指揮していますが、今回の演奏会でも、あまり演奏されないドホナーニとフーバイの作品が取り上げられます。ソリストは、ベルリン・フィル第1コンサートマスターのダニエル・スタブラヴァ。今シーズンは協奏曲のソリストに楽団内の首席奏者が登場しますが、この演奏会はその第1弾です。
 エルンスト・フォン・ドホナーニの「交響的小品集」(1933年)とイェネー・フーバイ「ヴァイオリン協奏曲第3番」(1907年)は、ロマン派の伝統を強く感じさせる作品で、スラヴ的な郷土性とブラームスを連想させる情熱的なスタイルを特徴とします。ソリストのスタブラヴァは、1983年よりベルリン・フィルに所属し、86年からは第1コンサートマスターとして活躍しています。

放送日時:12月5日(月)午前4時(日本時間・生中継)

この演奏会をDCHで聴く!


ラニクルズのシュトラウスとエルガー
(日本時間12月11日午前4時)

 ベルリン・フィルに頻?に招かれているドナルド・ラニクルズが担当するこの定期では、R・シュトラウスの《ドン・キホーテ》が注目です。今シーズンは、ベルリン・フィルの首席奏者がコンチェルトのソロを務めていますが、ここでもチェロのルートヴィヒ・クヴァントとヴィオラのアミハイ・グロシュが登場します。グロシュは、2010年に入団した新顔。タベア・ツィンマーマンに師事し、ヴィオラ界では既に広く名を知られる実力者です。室内楽ではイェルサレム四重奏団を設立し、ダニエル・バレンボイムや内田光子等とも頻?に共演しています。

【演奏曲目】
リヒャルト・シュトラウス:交響詩《ドン・キホーテ》
エルガー:交響曲第1番変イ長調

ヴィオラ:アミハイ・グロシュ
チェロ:ルートヴィヒ・クヴァント
指揮:ドナルド・ラニクルズ

放送日時:12月11日(日)午前4時(日本時間・生中継)

この演奏会をDCHで聴く!


「レイト・ナイト」シリーズの第2回演奏会が中継
(日本時間12月11日午前6時30分)

【演奏曲目】
リゲティ:3人の歌手と7つの楽器のための《アヴァンチュール》
ベリオ:《セクエンツァVIII》
ウンスク・チン:ソプラノとアンサンブルのための言葉遊び《アクロスティヒョン》
リゲティ:3人の歌手と7つの楽器のための《ヌーヴェル・アヴァンチュール》

ソプラノ:サラ・サン
メゾソプラノ:トルイケ・ファン・デア・ペール
バリトン:ギエルモ・アンソレナ(以上ノイエ・ヴォカールゾリステン・シュトゥットガルト)
ヴァイオリン:アンドレアス・ブーシャッツ
ベルリン・フィル団員
指揮:サー・サイモン・ラトル

 この10月にスタートした今シーズンの新機軸「レイト・ナイト」が、第2回目を迎えます。ベルリン・フィルの定期演奏会の後に、さらに室内楽を中心としたコンサートを行なうという当シリーズは、すでにベルリンで大きな反響を呼んでいます。現地フィルハーモニーでは、定期演奏会の観客はそのままホールに残ることができ(追加料金なし)、またこのコンサートだけを聴きに入場することも可能です。
 第2回では、サー・サイモン・ラトルの指揮のもと、リゲティ、ベリオ、ウンスク・チンの作品が演奏されます。これらの作品に共通するのは、ささやき声や擬音、叫び声などを取り入れた様式。ノイエ・ヴォカリステン・シュトゥットガルトのメンバーが参加して、特殊な声楽表現を行います。一方、ベリオの《セクエンツァVIII》は、ヴァイオリン・ソロのための作品。ベルリン・フィルのコン
サートマスター、アンドレアス・ブーシャッツが演奏する予定です。

放送日時:12月11日(日)午前6時30分(日本時間・生中継)

この演奏会をDCHで聴く!

 ドイツ発最新音楽ニュー

本コーナーでは、ドイツおよび欧米の音楽シーンから、最新の情報をお届けします。

2012年ザルツブルク音楽祭の予定が発表
 来年のザルツブルク音楽祭のプログラムが発表された。新総監督アレクサンダー・ペレイラのもとで、オペラは全体で9演目が上演され、そのうちのほとんどが新制作となる。目玉はアーノンクール指揮の《魔笛》、ネトレプコ&ベチャワ主演の《ボエーム》(ガッティ指揮)、シャイー指揮の《ナクソス島のアリアドネ》(1912年シュトゥットガルト初演版)、メッツマッハー指揮の《軍人たち》等。ザルツブルク・イースター音楽祭からはラトル指揮の《カルメン》、精霊降臨祭からはバルトリ主演の《エジプトのジュリオ・チェーザレ》が再演される。ミンコフスキ指揮の《タルメラーノ》(ドミンゴ主演)、クリスティー指揮の《牧人の王》(ヴィラソン主演)等、演奏会形式オペラも盛りだくさんの予定。
 コンサートでは、5回のウィーン・フィルの演奏会にゲルギエフ、ヤンソンス、ムーティ、ハイティンク、ホリガーが出演。客演オケは、ベルリン・フィル、コンセルトヘボウ管、ロンドン響、スカラ座フィル、ゲヴァントハウス管、イスラエル・フィル、ウェスト・イースタン・ディヴァン管、モーツァルト管、クリーヴランド管で、客演指揮者はアバド、メータ、バレンボイム、ラトル、ゲルギエフ、シャイー、ヴェルザー=メスト、ガッティ、エッシェンバッハとなっている。その他ソリストには、ガランチャ、コジェナー、ゲアハーハー、ハンプソン、ゲルネ、フローレス、カレーラス、クヴァストホフ、ポリーニ、ツィンマーマン、A・シフ、バレンボイム、ペライア、ズーカーマンらが登場する。ペレイラ政権の初年度とあり、「豪華度」はこのところ数年の水準をはるかに越えるものとなりそうだ(写真:11月11日の記者会見の模様。左から総監督アレクサンダー・ペレイラ、音楽祭会長ヘルガ・ラーブル=シュタードラー、演劇部門監督スヴェン=エーリク・ベヒトルフ© Andreas Kolarik)。

チョン・キョンファが演奏活動を再開
 指の故障のために9年間活動を休止していたヴァイオリニストのチョン・キョンファが、舞台にカムバックする模様である。昨年すでにウラジミール・アシュケナージ&フィルハーモニア管でブラームスのコンチェルトを演奏している彼女だが、『コリア・タイムズ』紙によると、ブラームス、モーツァルト、フランクのソナタをプログラムとするリサイタル・ツアーを行なう予定。また今後は、モーツァルトの全てのヴァイオリン・ソナタと、バッハの無伴奏パルティータを録音するという。

©2011 Berlin Phil Media GmbH, all rights reserved.


DCHアーカイヴ検索

Latest Items / Tickets Information